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地球外生命体のいる天体を探すならK型主系列星が可能性大?

広大な宇宙に地球以外の生命体はいる天体は探せるのか?

地球という限られた場所で生活する私たちにとって、
地球外生命体というのは、ある意味荒唐無稽な存在であって、
SFの世界にしか出て来ない想像上の生物かも知れません。

しかし、宇宙に携わる研究者たちの多くは、
地球外生命は必ず居る!と信じており、
”彼ら”を見つけ出すため、
日々観測の眼を広過ぎる宇宙に向けています。

果たして、本当に地球外生命はいるのでしょうか?
そして、私たち人類のような文明を持つ知的な生命もいるのでしょうか?

地球外生命体のいる可能性のある惑星はいくつ発見されている?

人類の系外惑星探査は本格化しています。

その探査は、地上から望遠鏡を使って行う方法から、
宇宙空間に浮かべた探査機。
いわゆる宇宙望遠鏡を使って観測を行う方法まで様々。

特に2009年~2018年まで約9年間以上に渡り、
系外惑星の観測を行って来たケプラー宇宙望遠鏡の探査成果は大きく、

この探査期間で50万個以上の恒星系を観測し、
そのうちから約2,600もの系外惑星を発見。

さらに、その中から地球に似た生命が存在する可能性のあるハビタブルゾーン惑星は、ケプラー宇宙望遠鏡が発見した以外の惑星も含めると、約50個ほど確認されています。


「画像参照:ケプラー宇宙望遠鏡イメージ図(NASAより)」

地球外生命体探査対象の恒星はK型主系列星が可能性大?

ケプラー宇宙望遠鏡がこれまでに発見した、
地球に似た環境を持つ惑星の候補を含め、

その惑星が属した主星型(スペクトル型)は、大半がM型主系列星の、
質量が太陽より遥かに小さい、
表面温度が2,000~3,500度程度(太陽の表面温度は約6,000度)の、
いわゆる赤色矮星と呼ばれる恒星です。

その次に多いのが表面温度が3,500~5,000度ほどのK型主系列星(橙色矮星)。
そして、私たちの太陽と同系列の、
G型主系列星(黄色矮星・表面温度5,000~6,000度)の順に発見されています。


「画像参照:Wikipedia」

しかし、これら発見された地球に似た惑星は、
水が液体の状態で存在出来る領域であるハビタブルゾーン内にある惑星であり、
そこが、生命に適した場所であるか?については明確な判断は出来ていません。

つまり、これらの星については詳細な分析が必要であり、
水の存在や、生命生存に必要な大気が備わっているか?重要な問題があります。

さらに、大気の分析の中で酸素とメタンの発見が出来るかどうかについてもカギになっており、
これらの成分が検出できれば、生命が居る可能性が高いのでは?と考えられています。

では、どの星系にそのような大気が存在する可能性が高いのか?

専門家の所見では、私たちの太陽のような表面温度が高いG型主系列星でも、
温度が低過ぎるM型主系列星でもなく、
その間の温度が維持されているK型主系列星に属した惑星の方が、大気が破壊されにくく、最も大気に酸素やメタンが含まれている可能性が高いと考えているようです。

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また、質量が小さいほど恒星の寿命も長くなり、
もし、惑星に安定した大気が存在するのであれば、
生命の進化に十分な時間が創れる環境が出来る事も理由のひとつで、
太陽のようなG型恒星の寿命が100億年程度なのに対し、
K型の恒星はその倍以上も寿命があるため、
もしかしたら、そこに居る生命に知性があるとすれば進化が進み、
私たち人類を遥かにしのぐ文明が誕生している可能性もあるかも知れません。

地球外生命調査対象になるK型主系列星に属する惑星

では、K型主系列星に生命探査を絞るなら、
どの星にターゲットを当てれば良いのか?

いくつか候補はあるようですが、
例えば、インディアン座イプシロン星、グルームブリッジ1618、はくちょう座61番星、へびつかい座29番星といった地球から比較的近い恒星系が挙げられていますが、現在のところこれらの恒星にはハビタブルゾーンに地球型の惑星は見つかっておらず、今後の調査が待たれるところです。


調査が待たれる太陽系の地球外生命体探査

私たちが住む太陽系は、生命生存の系外惑星探査に適していると言われるK型ではなく、
それよりも質量が大きな太陽というスペクトル型がG型の恒星。

つまり、G型主系列星を中心とした星系であり、
豊富な生命を育む地球は、
その星系の3番目に属する惑星である事は誰もが知る事です。

しかし、現時点で生命が存在する惑星は地球ただ一つ。

これまでの探査で、生命が居るかも知れない天体は、
火星や木星の衛星・エウロパ、
土星の衛星・エンケラドゥスやタイタン等。

いくつかの候補は見つかったものの、
いずれも生命存在の可能性というだけで、
実際にはその痕跡は見つかっていません。


「画像参照:生命存在の可能性があるとされる太陽系4つの天体
左から火星・エウロパ・エンケラドゥス・タイタン(Wikipediaより)」


また、これらの太陽系内天体に生命生存の可能性があるとは言っても、
探査方法は極めて難しく、エウロパ、エンケラドゥス等は、1,000メートル以上もある厚い氷の下を探さなくてはなりません。

さらに、仮にこれらの天体に生命が居たとしても、
地球に居るような複雑な整体構造を持つ生き物ではなく、
非常に原始的な生命体ではないか?という考えもあるため、

”地球の仲間”的な生命を探すのであれば、
むしろ、遥か遠くにある系外惑星に求めた方がより可能性は高いという事もあります。

それでも重要な意味のある地球外生命探査。

人類は、系外惑星の生命探査をする一方で、
太陽系内の地球外生命探査も具体的に進めています。


「画像参照:NASA/JPL-Caltech」

上の画像は、生命が存在する可能性が高い木星の衛星・エウロパを探査するエウロパ・クリッパーの想像図。

2020年代に打ち上げられるエウロパ・クリッパー。

生命がいるかも知れない厚い氷の下の探査については、
上空から最新の観測機器で調査を行い、その痕跡を探すとの事。

太陽系の中と外における生命探査。
今後もこれらを探すための探査機が開発され、随時投入される予定だとか。

この積極的な地球外生命探査が進めば、
近い将来、本当に”地球の仲間”が見つかる時が来るかも知れませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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