Sponsored Link

系外惑星に大気や生命を確認する方法と実際の探査への行き方

観測技術の進歩により、次々に太陽系外惑星が発見され、
その中には地球に似た惑星も見つかっています。

しかし、発見された太陽系外惑星がある場所は遠く、そこに実際に生命がいるのか?の確認方法や、それを確かめるために、今の人類がそこに行くことなどできません。

でもいづれは、その星に探査に行くことが出来るかも知れない?!
そして、そこに住むことが出来るとわかったら人類は移住するのか?

今後、そんな夢のような可能性ってあるのでしょうか?

地球は孤独な存在じゃなかった?!

生命に溢れ、人類のような知的生命体が存在し文明を築いているような星は、宇宙広しとは言え、そんな星は地球だけなのでは?

これまでそう思われていましたが、
もしかしたらそうではないかも?
近年、そんな可能性を思わせる星が次々と発見されています。

例えば、太陽系に最も近い恒星系に地球型の惑星が発見されたり、
また、これもほど近い場所に7つの地球型惑星を持つ恒星が発見されたり、


「画像参照:Wikipediaより」

さらには、地球にとても良く似た環境を持つ惑星も発見されたりと、
いくつも生命生存の可能性がある星が見つかっています。

しかし、これはあくまでも可能性であって、生命がいるなどと確実な証拠はありません。

何故なら、発見されたこれらの惑星は太陽系に近いとは言っても、光の速さで何年もかかる場所にあるからです。

Sponsored Link


どうやって太陽系外惑星を見つけたのか?

20世紀末まで、人類はただの1つも太陽系外に惑星の存在を確認することが出来ませんでした。

その理由は、惑星が恒星のように自ら光を放たない事。
つまり、いくら高性能な望遠鏡を使っても、真っ暗な宇宙空間に自分の存在を示してくれない、小さな天体を見つけることなど出来なかったからです。

しかし、現在(2017年)では数千個もの惑星が太陽系外で発見されています。

何故、短期間でそれだけの惑星を見つけることが出来たのか?

その理由は、大きく分けて2つあり、
1つは、NASAのハッブル宇宙望遠鏡に代表する宇宙空間に設置された宇宙望遠鏡の存在。

中でもNASAのケプラー宇宙望遠鏡は、地球型の太陽系外惑星探査に特化した望遠鏡で、このケプラー宇宙望遠鏡の活躍で多くの地球型惑星が発見されています。


「画像参照:ケプラー宇宙望遠鏡(Wikipediaより)」

そして2つ目が「トランジット法」という観測方法の確立。

トランジット法とは?

「トランジット法」という観測方法が確立されたのは1999年。
まさに20世紀の終わりになってからでした。

それまで系外惑星探査に使っていた観測方法は、恒星の色の変化やゆらぎを観測して惑星を探そうという「ドップラーシフト法」というモノでした。

しかし、この方法では系外惑星存在の決定的な証拠は見つかりにくく、見つかったとして地球型惑星のような小さな天体の発見ではなく、木星のような巨大な惑星だけでした。

そこで新たな確立されたのが「トランジット法」。

この観測方法は、対象となる恒星の前を他の天体(惑星)が横切ると、その惑星による影で恒星の光が遮られて弱くなる。

こういった減光を観測して惑星を検出するという方法がトランジット法です。


望遠鏡の精度向上と、このトランジット法で、一気に観測の効率が上がり系外惑星が次々に発見されています。

太陽系外惑星にどうやって生命の存在を確認するのか?

「トランジット法」などの観測技術革新で、次々に見つかった太陽系外の地球型惑星。

その中には、生命生存に適しているのでは?と考えられる惑星もいくつか見つかっています。

ただ、生命がいるかも?と期待されても、地球からはあまりにも遠過ぎて、生命生存の確証を得るには非常に困難で、高性能なケプラー宇宙望遠鏡などでさえ、それを確認することが出来ません。

そうなると、さらに高性能な望遠鏡の開発が急がれるワケで、
今、期待されているのが次世代型宇宙望遠鏡「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」がその一つです。

この宇宙望遠鏡の打ち上げ予定は2018年。
打ち上げ成功後、運用が軌道にノれば、生命存在の可能性のある惑星の大気の組成や地表の状態を調べることが可能になり、何らかの結果が期待できるものと思われます。


「画像参照:ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(Wikipediaより)

さらに、現在構想の段階にある近未来型?の望遠鏡で「重力レンズ望遠鏡」というモノが考えられています。

この原理は、巨大な重力を持つ物体が空間のゆがみ起こす”重力レンズ効果”を利用するというモノ。

ここでいうところの”巨大な重力”というのは太陽の事で、太陽の重力でゆがみが生じた空間をレンズとして利用することが出来れば、数十光年離れた惑星の地表まで詳しく見ることが出来ると考えられていますが、残念ながら現在の科学力では、まだこの望遠鏡の実現は難しいようです。

生命がいる太陽系外惑星に行く方法はあるのか?

今後、観測技術が更に向上し、系外惑星に生命の存在が確認され、人類が移住出来るような惑星が見つかったとします。

そんな星に人類は実際に行くことが出来るのか?

例えば、最近話題となった7つの地球型惑星が見つかった「トラピスト-1」。

地球からトラピスト-1までの距離は、約39光年あります。

ちなみに39光年をキロきに直すと約370兆キロと、途方もない距離になってしまいます。

そんな途方もない距離を人類が移動するとなると、いったいどれくらいかかるのか?

現時点で、人類が創り出した物体で最も速いのが1977年に打ち上げられたボイジャー1号だと言われており、その速度は秒速約17キロ。

そんなボイジャー1号でさえ、40年以上かけて約200億キロしか進んでいません。

仮に、この速さで39光年先のトラピスト-1に行こうとすると、76万年以上はかかるものと想定され、つまり現在の科学力では、どうあがいても無理ということになるのです。

しかし、現時点では無理でも、今後宇宙空間を高速で移動する推進方法の構想はいくつか出ています。

例えば、高速、低コストで推進する「EMドライブ」や、

太陽の放射圧を利用して推進する「ソーラーセイル」

レーザー光を照射して進む「ブレークスルー・スターショット」など。

この中で最も現実的なのが「ブレークスルー・スターショット」。

この推進方法は、実際にスティーブン・ホーキング博士らが大々的に発表しており、実現に向けて計画中だと言います。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

ちなみに、この「ブレークスルー・スターショット」で宇宙船を航行させると、1光年の距離を5年ほどで進むとか?!

もし、この方法が実現した場合、人類が探査、移動可能なのが、

地球に最も近い距離(約4光年)の地球型惑星「プロキシマb」まで約20年。

14光年先に見つかった「ウルフ1061c」まで約70年。

「トラピスト-1」までは200年近くかかることになります。

近い場所にある地球型惑星でも、行くのこれだけの日数がかかるワケですから、実際に人を乗せた宇宙船が探査に行くか?もしくは移住となると、これもまた無理があるのかも知れませんね?

Sponsored Link

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ