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地球が自転する理由と回転速度が少しずつ遅くなっている事実

私たちの時間のサイクルは1日が24時間。

この24時間という目安は地球がグルリと1周回転する自転の時間の事で、
誰もが知る周知の事実です。

でも、この当たり前の地球の自転って、何故だかおわかりになるでしょうか?

何故、地球は自転しているのか?

その理由と、実は回転速度も少しずつ遅くなっている事実もあるとの事。

今回は地球の自転に関連する事をいくつか解説してみたいと思います。

地球が自転する理由は地球誕生時の出来事にあった!?

地球が誕生したのは、今から約45~46億年前ではないか?と考えられています。

太陽系が誕生した当初、今地球がある軌道上には地球も月も存在しておらず、
あるのは、無数に存在する岩石等の微惑星たちでした。

その微惑星たちが互いの重力で引かれ合い衝突・合体を繰り返す事で、
少しずつ大きくなり、今の地球の大きさまで成長します。

『地球誕生のイメージ動画』

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

この微惑星の衝突による反動で地球に回転が生まれ、
それが地球の自転になるのですが。

この自転を決定付けたのは、ある出来事が理由だったという説があります。

その説とは「ジャイアント・インパクト」と呼ばれる巨大天体との衝突。

微惑星同士の衝突で、現在の大きさに近い原始地球が出来上がった頃、
火星ほどの大きさの天体が地球に衝突。

その時の衝突は、正面衝突ではなく斜めだったため、
地球の回転に勢いがつき、それが今の地球自転に繋がったと考えられています。


「画像参照:ジャイアント・インパクトの想像図(Wikipediaより)」

さらにこのとき地軸もズレ、現在の約23.4度の傾きが生まれ、
これが生命の営みに大きな刺激を与え、
私たちが季節の移り変わりを感じる事も出来るようになっています。


「画像参照:地軸の傾き(Wikipediaより)」

また、このジャイアント・インパクトにより、
飛び散った破片の多くが地球の軌道上に残り、土星のような環を形成。

それらがやがて衝突・合体をし、
月が誕生したのでは?と考えられています。

しかし、当初このジャイアント・インパクトはひとつの説として提唱されていました。

そのため、これをコンピューターによるシュミレーションしたところ、立証出来る事がわかったため、今では地球誕生及び月の誕生は、ジャイアント・インパクト説が有力となっています。

という事は、もしジャイアント・インパクトという出来事がなければ、
地球の自転は安定せず、地軸の傾きもなく、
月も存在していないということになります。

自転・地軸・月。
これら全ては地球生命に欠かす事は出来せません。

となれば、もしかしたら地球には生命が誕生していなかったかも知れません。

地球の自転は少しずつ遅くなっている事実

地球の自転~地球がグルリと一周する時間は24時間。

今でこそ当たり前であるこの自転する24時間。

しかし、地球誕生当初は自転速度は今より遥かに速く、
約4時間ほどだったと考えられています。

誕生から約46億年間で20時間も自転速度が遅くなっている地球ですが、
実は今現在も少しずつ速度が遅くなっているそうです。

その速度は1日当たり0.0000005秒とか・・・

何故、地球の自転速度が遅くなっているのか?
それは、月の引力(潮汐力)に原因があります。

月の大きさは地球の4分の1。

ひとつの惑星が持つ衛星にしては、これほど大きな衛星はなく、
太陽系でも地球だけが持つ特徴で、
この大きさの割合により、月の引力が地球に与える影響は絶大になっています。


「画像参照:Wikipedia」

その絶大な影響を持つ月の引力で地球が引っ張られ、
結果として、地球の自転を遅くする要因になっています。

ただ、遅くなっていると言っても、
あまりにも遅い速度なので、私たちはそれを感じる事は出来ませんし、
実際、この速度だと1時間遅くなるのに2億年近くかかってしまいます。

つまり、いくら地球の自転速度が遅くなっているからと言っても、
この速度なら、私たちが気にするほどの事ではないという事です。

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地球の自転速度は超高速

地球の円周は約4万キロです。

その円周を24時間で1回周るとなれば、
その回転スピードは時速約1,700キロもの超高速という事になります。

この速度を聞いて
「何故、遠心力で振り落とされないの?」と、
純粋に疑問に思う人は少なからずいるかと思います。

何故、高速で回転しているのに振り落とされないのか?

その理由を単純に説明すると、
遠心力より地球の重力の方が遥かに勝っているからにあります。

地球の自重による重力は非常に強く、
私たちが地上にいて感じる重力は1G。

しっかり地に足がついて生活する事が出来ています。

そんな強い重力と回転による遠心力が中和している場所は、
地球の遥か上空3万6,000キロ地点です。

この場所に人工衛星を打ち上げると、
地球の自転と同じ速度で軌道を周る事が出来るため、
この利点を活かして運用再開れているのが、
常に日本上空に留まっている気象衛星「ひまわり」等です。


「画像参照:気象衛星「ひまわり」(気象庁提供)」

また、「振り落とされない理由」についてはもうひとつ。

24時間で1周する地球の自転速度を、
アナログ時計の短針に例えると良くわかります。

アナログ時計の短針は12時間で1周しますが、
私たちには、そのほとんど動く速さを認識する事は出来ません。


短針の2倍の24時間で1周する地球の自転速度ならなおさらです。

要するに、いくら時速1,700キロで自転しているとは言っても、
地球自体が大き過ぎるためであり、
また、地面や大気、その他地球上全てモノが一緒に回っているからであって、
私たちはそのスピードを感じる事は出来ないのです。

地球の自転が極限まで遅くなったらどうなる?

遥か遠い未来ですが、このまま行ったらいずれ地球の自転は止まるか?
極限まで遅くなってしまいます。

では、地球の自転が極限まで遅くなってしまったらどうなるのか?
その影響は測り知れないモノがあり、地球生命にとっては危機的状況を迎えてしまうでしょう。



そんな危機的状況とは何なのか?
いくつか挙げてみると。

  • 長い夜と昼が交互に襲って来る。

    地球の自転が極限まで遅くなると、その分長い昼と夜が交互にやって来る事になります。その期間は数週間~数カ月、場合によっては年単位で昼が長く続いたり、
    夜が長かったりします。

    昼が長く続けば容赦ない太陽光が当たり、地上は灼熱地獄に。
    夜が続けば、全てが凍り付く極寒の世界となってしまうでしょう。

  • 磁場が消滅。

    地球の磁場は、自転によって生じています。

    磁場は、太陽や宇宙から飛んで来る有害な放射線をブロックしてくれる役目があります。

    自転が無くなると磁場も消失してしまう可能性があり、
    そうなると強い放射線が地上に降り注ぐ事になり、
    地球上の生物のほとんどが被爆してしまう事になります。

  • 大気が澱み気象が大荒れ。

    自転が遅い影響で大気は澱んでしまい、循環も悪くなる事が予想されます。

    大気循環が悪くなると、世界中のあちこちで異常気象が起き地上は大荒れの状態になります。

  • 地殻変動の活発化。

    地球の地下にあるマントル流の流れも悪くなってしまい、
    その影響で、地上のあらゆる場所で火山噴火や地震が起きてしまいます。

その他、自転が極限まで遅くなる事によって、
予想もしない異常事態が起こる事は必至。

つまり、今の自転は地球環境を安定させるには無くてはならないモノなのです。

ですが、いくら地球の自転が遅くなっているとは言っても、
そのときが訪れるのは数十億年も先の遠い未来です。

その時代に人類が生存しているとは思えないですし、
そもそも、太陽系自体が存在していないかも知れません。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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