Sponsored Link

はやぶさ2のミッション成功の確率は?小惑星リュウグウ到着へ

2014年に大きな期待を背負って打ち上げられた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」。

この「はやぶさ2」が約3年半の歳月をかけ、2018年夏に目的地である小惑星「リュウグウ」にいよいよ到着します。

「はやぶさ2」に課せられたのは、サンプルリターンという超難しいミッション。

果たしてミッションは成功するのか?
初号機「はやぶさ」の劇的なドラマがあっただけに、とても気になるところです。

小惑星探査機「はやぶさ2」これまでの軌跡

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が総力を挙げて開発した小惑星探査機「はやぶさ2」は、2014年12月3日に鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げられました。


「画像参照:はやぶさ2の打ち上げ成功シーン(YouTUBEより)」

「はやぶさ2」は、いくつもの苦難を乗り越え奇跡的に地球に帰還し、小惑星の物質を持ち帰るという、超難しいサンプルリターン・ミッションに史上初めて成功した「はやぶさ」の後継機として、日本国民はもとより世界中から注目され宇宙へ向け飛び立ちました。


そして今回の「はやぶさ2」の目的地は小惑星「リュウグウ(1999U3)」。

地球を飛び立って以降、何度も太陽の周りを周回し、途中、軌道変更のため地球に3,090キロまで接近したスイングバイを行いつつ、少しずつリュウグウに接近して来ました。


「画像参照:はやぶさ2の航行経路(JAXAより)」

そしていよいよリュウグウとの軌道をシンクロさせ、2018年6~7月に到着予定です。

● 参考サイト:【はやぶさ2と小惑星・リュウグウとの距離がわかるサイト(by JAXA)】

「はやぶさ2」の目的地小惑星・リュウグウとは?

「はやぶさ2」は3年半かかって、探査目的地である小惑星「リュウグウ」に到着しますが、実際の「リュウグウ」は地球近傍小惑星と呼ばれる、地球に接近する軌道を持つ、言わば地球にかなり近い小惑星です。

リュウグウの大きさは約900メートルで、前回「はやぶさ」が探査した小惑星「イトカワ」のような歪な形状ではなく、ほぼ球状をしている小惑星です。


「画像参照:JAXA」

何故、リュウグウが「はやぶさ2」の探査目的地に選ばれたのか?

その理由は、リュウグウがC型に分類される小惑星である事。

C型の小惑星とは、炭素成分や有機物、水等生命の起源となり得る物質を含んでいる可能性が高い天体の事で、また原始の太陽系の情報も持っていて、リュウグウを調べる事で太陽系誕生の謎、そして生命誕生の謎の解明、もしくは重大ヒントを得ることが出来る。
ということで「はやぶさ2」の探査成功には大きな意味があります。

Sponsored Link


「はやぶさ2」のミッション方法とは?

「はやぶさ2」が到着した小惑星・リュウグウで行うミッションは、全く新しい手法と言ってもイイ、画期的で難しいミッションとなっています。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

「はやぶさ2」は、リュウグウに約18カ月間滞在し、その間様々な探査を行います。

その探査方法の詳細についてはコチラを参照していただければ、おわかりになると思いますが、中でも目玉?とも言えるのが人工クレーターを作り、そこから小惑星内部のサンプルを採取し、地球に持ち帰るという超難易度の高いミッッション。


世界初のこの超難易度ミッション手順は以下のとおりで。

① 「はやぶさ2」本機から衝突装置が切り離されます。

② 衝突装置の次に人工クレーター形成撮影用の小型カメラ(DCAM3)が分離されます。

③ 2つの装置を分離したら「はやぶさ2」本機は、爆発に巻き込まれないようリュウグウの陰の安全地帯に退避します。

退避が完了したら、衝突装置を起爆。
爆発の衝撃で、衝突装置に仕込まれていた2キロほどの銅の塊がリュウグウの地表に打ち込まれ、人工クレーターを形成します。

④ 人工クレーターの形成が完了し安全が確認出来たら、「はやぶさ2」本機が人工クレーターに着地して、サンプル採取し地球に持ち帰る予定になっています。


「画像参照:日本経済新聞

以上が、人工クレーター形成、及びサンプル採取のミッション概要ですが、そもそも何故、このような難しいミッションを遂行して人工クレーターを作る必要があるのか?

それは、小惑星・リュウグウの地表サンプルだけでは十分な分析が出来ない可能性があるからで、人工クレーターを作って地下サンプルを採取出来れば、小惑星形成と太陽系起源の謎解明に、より近づけると考えているからです。

「はやぶさ2」の地球帰還予定は?

「はやぶさ2」は小惑星・リュウグウのサンプル採取だけではなく、約18カ月間滞在し太陽系の起源、生命誕生の謎、海の起源など、様々な情報をリュウグウから得るために調査を続けます。

そして調査が終わったらリュウグウを離脱。

約1年かけた地球帰還シーケンスに入り、2020年末には地球に帰って来ます。


「画像参照:初号機「はやぶさ」の大気圏突入の様子(Wikipediaより)」

そして、上↑画像のように「はやぶさ2」本機は大気圏で燃え尽き、小惑星・リュウグウのサンプルを乗せたカプセルのみが地上に帰還する予定です。

「はやぶさ2」のミッション成功の確率は?

前回の「はやぶさ」初号機のミッションは、小惑星のサンプルを採取する世界初のサンプルリターンという偉業達成し、世界中で大きな話題になり映画化もされたほどでした。

しかし、実際の「はやぶさ」のミッションは困難続き。

途中、燃料漏れやエンジンの故障、また通信が途絶え一時行方不明に。

さらには採取した小惑星のサンプルも、当初の予定よりは遥かに少ない微粒子のみしか持ち帰れなかった事など。

世界初の偉業は達成したものの、ミッションとしては必ずしも大成功だったとは言えないモノでした。

そして今回の「はやぶさ2」のミッション。
前回のミッションで得たノウハウを活かして改良、技術の継承をし、より成功の確実性を高めた探査機になっていますが、それと同時に新しい試みにも挑戦することでリスクも大きくなることは確かです。

小惑星探査機「はやぶさ2」のミッションの成功。
かなり困難を極めるモノとなりそうですが、これを成し遂げれば、日本の宇宙探査技術は、一気に世界トップレベルまで向上する事は間違いないのではないでしょうか?!

Sponsored Link

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ