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小惑星探査計画の意義と目的は太陽系起源と宇宙開発資源調査

今後期待される宇宙探査や宇宙開発は、月面や火星有人探査等が話題の中心となっていますが、実は、期待度が大きいのは小惑星探査だという声もあります。

例えばそれは、NASAやJAXAが行っているサンプル・リターンの小惑星探査だったり、太陽系外縁天体への探査もそれに該当するものもあります。

何より、人類がこれから宇宙に進出するには、小惑星はとても重要な資源になり得るため、探査計画は常に進行しているとの事。

ここでは、そんな重要な小惑星探査について少し調べてみました。

小惑星探査をする理由とは?

莫大な資金と精密かつ高度な技術が必要な宇宙探査。

月面や火星、木星など大きな天体の探査に、そのお金と技術を投じるのはわかりますが、人類は何故か、わずか数百メートル~数十キロメートルといった小さな天体・小惑星に目を向け、探査機を送り込んでいます。

でも、何故そんな小さな天体に探査機を送る必要があるのか?

その大きな理由のひとつが、小惑星が太陽系の歴史の証拠を持っているからです。

多くの小惑星は、太陽系創世期に創られた天体のため、太古の歴史をそのまま留め、宇宙を彷徨っています。
また、中には生命の起源の秘密が眠る小惑星も存在する可能性もあります。

小惑星を調べることで、
太陽系がどのようにして出来たのか?

地球に生命が誕生した理由など、様々なことの謎の解明に役立っています。

さらには、将来、人類の宇宙開発における資源調達に役立つ小惑星も数多く存在しています。

地球にある資源には限りがあります。
そんな地球資源枯渇を防ぐため、また、宇宙に進出した場合、どこから資源を調達するのか?
そんなときに大きな役割を果たすと期待されるのが、地球の近くを彷徨う地球近傍小惑星になります。

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NASAとJAXAが計画する小惑星サンプル・リターン探査

他の天体から地球にサンプルを持ち帰る。
いわゆる”サンプル・リターン”の偉業を初めて成し遂げたのは、
1969年に月面に着陸したアポロ11号でした。


「画像参照:月面に立つアポロ11号クルー(JAXA宇宙情報センター)

アポロ計画では、人間が月面で直接サンプルを採取して来ましたが、小惑星となると、どうしても無人探査機に頼るしかなく、ましてや小惑星を探査して、サンプル・リターンが成功するのとしないのでは、その成果には大きな違いが出ます。

ただ、無人探査機によるサンプル・リターンは、非常に高度な技術を必要とするため、その成功例はほとんどありません。

しかし、現在、サンプル・リターン計画は確実に進行しており、
有名なところでは、日本のJAXAによる「はやぶさ」計画
NASAの「オシリス・レックス」計画と、いづれも地球近傍小惑星に向け、無人探査機を送り、サンプルを地球に持ち帰る挑戦を行っています。

ちなみに、はやぶさ計画の探査機「はやぶさ2」は、小惑星・リュウグウに向かっており、この小惑星には、生命を創る原材料物質である有機物があるとされており、これを採取することが目的。


「画像参照:はやぶさ2の想像図(JAXA宇宙航空研究開発機構)

一方、「オシリス・レックス」が探査するのは小惑星・ベンヌ。
こちらも、生命の起源である炭素や有機物の採取が目的で、いづれも2020年代はじめには、その成果が得られる予定になっています。


「画像参照:オシリス・レックスの想像図(Wikipedia)

将来の資源確保にも期待の小惑星

今後、人類の宇宙開発は飛躍的に進展する可能性があります。

その理由は、これまでの宇宙開発は、国家レベルで行って来たため、世論の支持無くしては開発を進めることが出来ず、遅れがちになっていました。

しかし、近年になり、中国やインドといった国々も積極的に宇宙開発に乗り出し、さらには民間も開発に乗り出して来ており、今後10~20年で一気に開発が進む可能性が出てきています。

もしかすると、20年後には地球の衛星軌道上には、数々の宇宙ステーションが浮かび、月面には巨大な施設も出来ている時代になっているかも知れません。

もし、そのような宇宙開発が進むと、必要となって来るのは資源。
宇宙ステーションを建設する資材を地上から運ぶとなると、莫大な費用がかかりますし、地球の資源も乏しくなって来る危惧も?!

そんな場合、”宇宙の資源は宇宙で手に入れる”。
このような発想も、当然のことながら出て来ると考えます。

そこで重要な資源調達の場となるのが小惑星になる可能性もあり、NASAも将来を見据えてか?鉄やニッケルといった金属で出来ている小惑星・プシューケーに探査機を、2023年に送る計画を立てています。


「画像参照:小惑星・プシューケーを探査する無人探査機・サイキの想像図(Image Credit: SSL/Peter Rubin/NASA)」

小惑星・プシューケーで探査するのは、太陽系の起源を探るのが大きな目的ですが、将来的に小惑星を、資源採取のために利用できる可能性を探る目的もあるそうです。

木星に向かう小惑星探査機

小惑星探査は、地球近傍小惑星が多いのですが、NASAは木星周辺にある小惑星にも注目し、そこにも2021年に小惑星探査機「ルーシー」を打ち上げるとの事。

探査機・ルーシーが向かうのは、木星の軌道近くを公転している”トロヤ群”という小惑星帯。


「画像参照:トロヤ群を探査する無人探査機・ルーシーの想像図(Image Credit: SSL/Peter Rubin/NASA)」

木星のトロヤ群には、大小様々な小惑星が5,000個以上発見されており、そのうちの6個の小惑星をルーシーは探査を行う予定になっています。

トロヤ群の小惑星は、太陽系形成初期、木星が創生した頃に、その軌道に捕獲されたモノと考えられており、そのためここにある小惑星を探査するということは、太陽系創生の謎を解明する大きなチャンスとして期待をされています。

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