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NASAの有人火星探査計画の全貌と課題で懸念される意義とは

米オバマ前大統領が、2030年代までに火星有人探査を行うと宣言。
これは次の米大統領にも引き継がれ、実現に向けて計画は進行中です。

そんな火星有人探査の具体的な計画の全貌が、NASAから発表され話題を呼んでいます。

しかし、地球のお隣りの惑星とは言え、今の人類にとっては果てしなく遠い星で、当然ながら大きな危険も伴います。

火星へどうやって安全に人間を送るのか?
そして無事に帰還するにはどのようなミッションを実行するのか?

いくつかの懸念や意義も含め、現時点で判明している火星有人探査計画について調べてみました。

オバマ前大統領が発表した有人火星探査計画とは?

アメリカ合衆国前大統領バラク・オバマ氏は、「2030年代まで宇宙飛行士が地球と火星を往復できるようにし、火星着陸を推進する。」と発表。

さらに、この有人火星探査を実現させるために、「2025年までに長期宇宙旅行が可能な新型宇宙船を完成させ、火星に行けるようにする。」と宣言しています。

オバマ前大統領が掲げる火星探査の目的は長期滞在。

その目的達成のためには民間の協力も必要で、火星で滞在するための居住施設研究開発を官民で行っていると言います。

では、アメリカ政府と共同で作業を行っている民間とはどこなのか?

それは起業家のイーロン・マスク氏が設立した「スペースX社」であり、「ボーイング社」や「ビゲロー・エアロスペース社」などの宇宙ベンチャー企業だと言われています。

特にNASAが資金的な後ろ盾となっているスペースX社は、積極的に宇宙開発を進めており、独自でも有人火星探査を実施しようとしています。

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スペースX社の有人火星探査計画とは?

スペースX社もまた有人火星探査を計画しており、それはNASAよりも早い2020年代としています。

その計画の全貌を紹介した動画がこちら。

◆ 参考動画:【SpaceX Interplanetary Transport System】

NASAが火星有人探査に向けて綿密な計画を練っている中で、それよりも早い段階で計画を実行しようとしていることは野心的でもありますが、果たして上手く行くのか?無謀?少し疑問が残るところではあります。

NASAの有人火星探査の具体的計画とは?

ところで2030年代に実行しようとしているNASAの有人火星探査計画。
いったいどのような手順で火星に行こうとしているのか?

それが、以下の5つの計画に分かれています。


「画像参照:Deep Space Gateway(NASA)」

Phase 0(フェーズ0)「ディープスペースゲートウェイ建設」

有人火星探査計画その1~それは、火星に行くための土台造りからはじめます。

それが、詳細な場所は発表されていませんが、月に近い軌道(シスルナ空間)に小型宇宙ステーション「ディープスペースゲートウェイ」を建設。


「画像参照:Deep Space Gateway(NASA)」

「ディープスペースゲートウェイ」は、火星へ行くための実験施設で、宇宙船の各ユニット、居住・研究モジュール等の必要なパーツを送り込みます。

Phase 0(フェーズ1)「火星探査訓練シュミレーション」

次は完成した小型宇宙ステーションに宇宙飛行士を派遣し、実際に火星に行くための訓練とシュミレーションを実施。

ここで宇宙飛行士たちは、約1年間の長期に渡って訓練を行うとの事。

このフェーズ0とフェーズ1は、2018年~2026年の期間で計4回に渡って実施される予定だそうです。

Phase 2(フェーズ2)「ディープスペーストランスポート」

ここから、実際に火星に行くための「ディープスペーストランスポート」ミッションが発動。

このミッションでは、2020年代中に必要物資を無人の宇宙船で火星に運搬。

この計画には、NASAの次世代ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」が使用される予定です。


「画像参照:Space Launch System(SLS)Wikipediaより」

Phase 3(フェーズ3)「有人火星着陸ミッション」

そして、いよいよいよ宇宙飛行士が火星へ向けて出発します。

フェーズ2までの計画が予定どおり進行した場合、2030年代はじめにはこの有人探査ミッションは実施される予定で、約半年間の飛行で火星軌道に到着するミッションを遂行する計画で、フェーズ3では火星着陸ミッションまで行われるとの事です。

Phase 4(フェーズ4)「地球帰還ミッション」

この計画は地球と火星の往復ミッション。

火星での地表探査に成功したのち、無事に地球に帰還するためのミッションに突入。

いかにして火星の重力から離脱するのか?
低重力とは言え、月面からの離脱とは比較にならない高度な技術が必要となるこのミッション。

火星着陸以上の難しいミッションになるかも知れません。

このミッションが成功すると、地球を飛び立ってから帰還するまで約3年の時間を要するとのことです。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

火星有人探査ミッションの課題とは?

入念な準備を行ってから実施する火星有人探査ミッション。

最初のフェーズ0~フェーズ4まで、10年以上の長期に渡る計画です。

そのため、非常に難しいミッションと言え、かかる費用も莫大なモノとなることは間違いないでしょう。

一部では、このミッションは60%以上失敗に終わるという見方もあり、また世界経済発展とは直接の関係の無いそんなミッションに、莫大な費用をかけて実行する必要があるのか?という批判もあるらしく、また命がけとなるであろうこのミッションに誰が選考されるのか?そこも心配なところでもあります。

いづれにせよ、オバマ米前大統領が正式に発表したこの計画。
実現へ向けて着々と進行中です。

果たして、民間、そしてNASAの計画が無事に実行され、そして成功するのか?

それを我々が実際に目撃出来るのは、10~15年後になるのは間違いなさそうです。

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