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スペースXのロケット開発に想う今後の宇宙事業の期待と不安

今や宇宙ベンチャー企業として世界一有名となったスペースX社。

同社が開発したロケットの打ち上げ実験は次々に成功し、かなり実用段階に近づいて来ていると言います。

そんなスペースX社の勢いは止まらず、次は月、そして火星有人飛行を視野に入れた計画を進行中だとか!?

この勢いが順調に進行すれば、もしかしたら我々一般人も気軽に宇宙に行ける時代が、スグそこまでやって来ているのかも知れません。

ここでは、ノリに乗っているスペースX社の最新の宇宙開発事情について調べてみました。

スペースX社ってどんな会社?

スペースX社は時代の寵児とも言われるアメリカの実業家イーロン・マスク氏が、2002年にロケットや宇宙船の開発や宇宙輸送事業を主体として設立した非常に若い会社で、CEOのE・マスク氏も1971年生まれで、まだ40代(2018年現在)です。

E・マスク氏は、わずか30歳の若さでインターネットを利用した決済サービスの大手PayPal社を設立し、次に立ち上げたのがスペースX社で、ほぼ同時期に電気自動車会社のテスラ社のCEOにも就任しています。(Wikipedia参照)

ちなみに2018年2月、打ち上げに成功したスペースX社の大型ロケット「ファルコン・ヘビー」のペイロードに搭載されたクルマは、E・マスク氏が自ら所有するテスラ社の赤い「テスラ・ロードスター」だと言う事で、ファルコン・ヘビーの打ち上げ成功と同時に、自社関連会社のテスラ社も宣伝しているのは流石!というところではないでしょうか。


「画像参照:ファルコン・ヘビーと宇宙を飛ぶテスラ・ロードスラー(NHK NEWS WEBより)」

スペースX社は社員数5,000人ほどで大企業とまでは言えないのですが、アメリカの株式未公開企業の評価額で4位(2017年)になるほど企業価値の高い会社に成長しています。

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スペースX社製のロケットとは?

これまでスペースX社が開発して実用段階まで漕ぎつけてきたロケット及び宇宙船は主に3つ。(2018年現在)

まず、スペースX社の名前を世界中に知らしめることになったロケット「ファルコン9」。


「画像参照:ファルコン9(Wikipediaより)」

ファルコン9は、地球低軌道の輸送用に開発された2段式ロケット。

特徴は何と言っても、従来型の使い捨てロケットから、自らの推進力で再び地上に戻って来るという画期的な再利用型であること。


「画像参照:打ち上げ後プラットフォームに戻って来るファルコン9(Wikipediaより)」

このファルコン9の技術を応用し、さらに大型化に成功したのが「ファルコンヘビー」。

ファルコンヘビーは世界最大級の積載量を誇るロケットで、最大で63,800キロものペイロード(可搬重量)積載が可能。

また、このロケットは地球低軌道の運搬だけでなく、将来的に月や火星軌道まで運搬出来るよう設計もされており、非常に高機能で多目的に利用される予定となっています。

なお、ファルコンヘビーはファルコン9の発展型というだけあって再利用が可能。

3つのブースターで打ち上げられ、この3つとも地上に戻って来るように造られているのですが、先だって行われた打ち上げテスト(2018年2月)では、無事に戻って来たのはサイドブースターの2基だけ。


「画像参照:打ち上げ前のファルコンヘビー(左)と地上に戻って来る2基のサイドブースター(Wikipediaより)」

残念ながら、残る1基のセンターコアは、ブースターの再点火失敗で海上に落下してしまったとの事です。

そして3つ目が、既に国際宇宙ステーション(ISS)のドッキングにも成功している「ドラゴン宇宙船」。


「画像参照:ISSにドッキングするドラゴン宇宙船(Wikipediaより)」

現段階では有人での飛行は行っていませんが、数年以内にはISSへの宇宙飛行士の輸送を行う計画もあり、さらには月面や火星有人飛行用のドラゴン宇宙船も開発中との事です。

開発中の巨大旅客ロケット「BFR」

勢いが止まらないスペースX社。

次なる計画中のロケットは、現在(2018年)開発設計中のロケット「BFR」。

BFRは打ち上げブースターに31基、宇宙船に6基、合計37基のエンジンを搭載した巨大ロケット&宇宙船。

その推進力は、かつて宇宙飛行士を月まで運んだサターンV型ロケットの2倍にも相当すると言い、ペイロードはファルコンヘビーの5倍で、最大で150トンもの積載能力があると言います。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

BFRの主な用途は旅客目的で、民間人の宇宙旅行を実現するために開発され、また宇宙旅行だけでなく弾道軌道を使った国際線の旅客機としても使用でき、BFRを使えば東京~ニューヨーク間がわずか37分で就航できると言います。

さらには月への往還。
そして究極の目標は火星への惑星間航行。

そのような大きな用途を見据えた設計を行っており、E・マスク氏は2019年度中にもBFRの打ち上げ実験を実施する計画をしているとの事です。

勢いは危険を招く可能性も?

設立以降、わずか20年足らずで人類史上最大級の巨大ロケットまで開発しているスペースX社。

しかし2018年初頭現在、まだ本格的な宇宙商業輸送の運用は行っておらず、有人飛行にも成功していません。

しかも、そんな中で今後数年以内には、民間人2人をドラゴン宇宙船に乗せて月周回往復旅行する計画や2020年代中には火星有人飛行も計画されています。


「画像参照:火星に着陸するスペースXの宇宙船想像図(Spacex社公式サイトより)」

果たして、高度な技術を必要とし、
何よりとても危険な宇宙を相手に、
そんなに計画がトントン拍子に進行するのでしょうか?

あの技術と実績豊富なNASAでさえ宇宙進出には慎重で、
再び宇宙飛行士を月面に送るのが2020年代。
火星有人航行の計画は2030年代と目標を定めています。

そんなNASAよりもはるかに速いスピードで宇宙事業を進めている
若く実績も無いスペースX社。

夢とロマンの実現を目指すE・マスク氏の気持ちはわかりますが、
宇宙がそんなに簡単に受け入れてくれるのか?

個人的には、今後のスペースX社の躍進が楽しみな反面、
心配と疑問に思う部分も正直なところあります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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