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有人月面着陸ミッション再始動!今後懸念される資源開拓競争

1960年代から70年代初頭にかけてアメリカのNASAが実行し、
大成功を収めた有人月面着陸ミッション。

あれから半世紀を過ぎた現在。
未だに次の月面着陸は行われていませんでしたが、
ついにNASAが再始動を発表。

近い将来、人類が月面の地に立つ日がやって来そうです。
それはいつで、月面着陸ミッションでは何が行われるのでしょうか?

再始動するNASAの有人月面着陸ミッションとは?

アメリカ航空宇宙局(NASA)と言えば、
人類の宇宙探査・開発の最先端にある機関である事は、
誰もが周知の事ではないでしょうか。

そんなNASAが行い成功へ導いた偉業でまず思い浮かべるのは、
アポロ計画で達成された有人月面着陸かも知れません。


「画像参照:月面に立つアポロ11号の宇宙飛行士(Wikipediaより)」

しかし、この有人月面着陸が行われたのは半世紀も昔の話。

現在まで、無人探査機は月面に着陸させても、
人がそこまで行くという事は行われて来ませんでした。

そんな中、ようやくNASAが人類を月面に送る計画を発表。

既に約500万ドルもの予算が月面着陸ミッションに向けて組み込まれており、計画も本格始動。

2024年頃から宇宙船のテストを行い、
2028年頃までには計画を実行し、再び人類を月面に送り込む予定だと言います。

ちなみに再始動する月面着陸ミッションは、NASA単独で行うのではなく、
我が日本や欧州宇宙機関(ESA)等の国際協力、
更には民間宇宙ベンチャーとも提携・協力し、
万全な体制で計画を推進していくことになっています。

また、これまで月面に降り立った人間はアメリカ人だけだったのですが、
今回行われる、各国が協力の有人月面着陸では、
アメリカ人だけではなく他の国の人間。

もしかしたら、日本人が月面に降り立つ可能性も十分にあるワケです。

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前回と今回の有人月面着陸ミッション違い

半世紀前に行われた有人月面着陸ミッション。

ご存じの方も多いと思いますが、
この計画が行われた背景には、当時のアメリカと旧ソ連の大国同士の冷戦がありました。

この時代、ライバル関係にあったアメリカとソ連は、
互いの技術力でも争っていました。

そんな技術力を見せつけるための舞台に選ばれたのが”月”だったワケで、
どちらが先に、自国の人間を月面に送り込むか?で熾烈な競争が行われていました。

そしてその競争に勝利したのがアメリカ。

負けたソ連は月面着陸を断念し、
ロシア人が月面に降り立つ事はありませんでした。

つまり、大国の競争に選ばれた月では、
大袈裟に言うと、ただライバルより先に(月面に)到達出来ればイイという大義しかなく、
月面を詳しく調査したり開拓するという具体性は無かったと言えます。


「画像参照:月面にアメリカ国旗を立てるアポロ17号の宇宙飛行士(NASAより)」

しかし、今回行われる月面着陸ミッションは具体的で、
宇宙開発を推進する一環で行われるモノ。

アポロ時代とは段違いの月面の詳しい調査が行われる事はもちろんの事。

月面基地を建設し長期滞在。

月の資源を調達・開拓する目的もあります。


「画像参照:月面基地の想像図(Wikipediaより)」

そして更に月面に人類を送り、開拓する理由は他にもあるとの事。

月を拠点にした深宇宙探査ゲートウェイの建設

21世紀は宇宙開拓が飛躍的に進歩する100年になるとも言われています。

そんな宇宙開拓の起点になるのが”月”。

月面着陸再始動を機に、一気に月を身近な場所に開拓して行き、
地球ではなく月を宇宙開発の拠点にし、
それほど遠くない将来、月軌道上に有人の宇宙基地を建設する計画があります。

その宇宙基地の名は、月近傍有人拠点~「深宇宙探査ゲートウェイ


「画像参照:深宇宙探査ゲートウェイの想像図(NASA)」

これが完成すれば、地球と月の往復が格段にしやすくなりコストも抑える事が出来。

さらには、月以外の天体、
火星やその先の木星等の外惑星にも、
人類が直接探査を行いやすく出来る拠点をなると構想が挙がっているのです。

もちろんこれもアメリカ(NASA)一国だけで行える計画ではなく、
日本や、かつてはライバルだったロシアも含む国際協力が必要不可欠となって来ます。

宇宙開発本格化!月資源の争奪戦も?

先日、中国が月の裏側に無人探査機を着陸させた事が大きな話題となりました。

何故、中国がワザワザ月の裏側に探査機を着陸させたのか?

これについては、史上初だった事に加え、
未だ謎だらけの月の裏側の調査。

さらに、今まで手付かずだった月の裏側所有の主導権を握る目的もあったとされています。


「画像参照:人類史上初めて月の裏側に着陸した中国の嫦娥4号
(ILLUSTRATION BY EPA/CHINA NATIONAL SPACE ADMINISTRATION / HANDOUT)」


また日本も月探査機「かぐや」を使って月面地図を作製したり、
ESAやインド、ロシア等も月面に対し調査の眼を向けています。

この調査の眼は、月そのものの科学的調査も重要ではありますが、
最も重要視されているのが豊富に眠るとされる手付かずの月資源。

それは水や鉱物資源のみならず、
さらには今後、枯渇する可能性が高い化石燃料に代わる新たなエネルギー資源として注目されている、地球上にはほとんど存在せず、月面には豊富に埋蔵されているとされる”ヘリウム3”。

ヘリウム3は、放射性廃棄物や放射線量も極端に少なく、
核融合の燃料として最適だと考えられていて、
未来のエネルギー資源の主役となると期待されています。

これらの月資源を巡り、
今後は各国の資源争奪戦が起こる可能性もあり、
月に関連する国際的な合意条約なども必要になって来る可能性も懸念されます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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