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冥王星を探査したニューホライズンズの最終目的地の天体とは

2015年に史上初の冥王星に到達し、探査を成功させた太陽系外縁天体探査機「ニュー・ホライズンズ」。

冥王星探査を終えたニュー・ホライズンズは、太陽系外縁天体探査の最終目的地である「2014 MU69」という小惑星に向かっています。

しかし、この「2014 MU69」という天体。
地球から遥か彼方にある天体のため、どんな星なのか?良くわかっていません。

そんな天体に何故ニュー・ホライズンズは探査に向かうのか?

そして「2014 MU69」とはいったいどんな天体なのか?

少しずつではあるようですが、わかってきているようです。

ニュー・ホライズンズ旅の軌跡

アメリカ航空宇宙局(NASA)が、2006年1月に打ち上げた探査機ニュー・ホライズンズ。

ニュー・ホライズンズに与えられた任務は、エッジワース・カイパーベルトと呼ばれる太陽系外縁天体の探査でした。

この長い探査の旅は10年以上にも及んでおり、途中で木星の観測を行いつつ、2015年に史上初めてエッジワース・カイパーベルト天体で、準惑星・冥王星に接近し様々な探査を行いました。


「画像参照:冥王星(Wikipediaより)」

約半年間にも及ぶ冥王星探査を終えたニュー・ホライズンズは、2016年1月に冥王星軌道を離脱し、更に太陽系の深部へ向かいます。

そして現在、ニュー・ホライズンズが向かっているのが、同じエッジワース・カイパーベルト天体である「2014 MU69」という星。

ここにはいったい何があるのか?
そしてニュー・ホライズンズが探査に向かう目的は何なのか?

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ニュー・ホライズンズの最終目的地の天体とは?

太陽系外縁部、8番目の惑星・海王星の外側には、無数の小天体が密集した領域が、かなりの広範囲で円盤状に広がっていると考えられており、この領域の事をエッジワース・カイパーベルトと呼び、冥王星もこの中の天体の一つで、今回注目している天体「2014 MU69」も、そんなエッジワース・カイパーベルト天体の一つです。

「2014 MU69」は地球から65億キロ以上も離れており、軌道周期は約293年。
大きさは約45kmと推定されています。


「画像参照:ニュー・ホライズンズの航路と「2014 MU69」の軌道(Wikipediaより)」

地球から65億キロも離れた場所にある、たった45キロほどの天体を地上からの望遠鏡で観測する事は、非常に困難。

ハッブル宇宙望遠鏡を使ってようやく観測・測定が出来るほどの天体なので、どのような星なのか?
未だに良くわかっていませんが、少しずつですが天体の概要が判明して来ているそうです。

衛星(月)を持つ小惑星

「2014 MU69」は直径が45キロほどの小さな天体ですが、おそらく5キロほどの大きさの衛星(月)を最低でも1個は従えている可能性があとの事。

この衛星は「2014 MU69」を200~300キロ離れた場所を数週間かけて周回しており、しっかりとした衛星軌道をとっているものと推測されています。

また「2014 MU69」自体は、2つの天体が合体したような奇妙なカタチをしている可能性が浮上しており、また合体ではなく、2つの天体が異常に接近したような構成されている可能性もあり、非常に興味深い天体であることは間違いなそさそうです。


「画像参照:天体「2014 MU69」のイメージ図(www.space.comより)」

何故「2014 MU69」が探査目標に選ばれたのか?

史上初の冥王星探査に成功したニュー・ホライズンズの最終目的地がわずか45キロほどの小天体なのか?

冥王星軌道の外側には、準惑星・エリスや発見が待たれる第9惑星なども探査目標になり得たハズ?!

その理由は単純に言うと、そこまで行く余裕がなかった。という事になります。

つまり、ニュー・ホライズンズのメインとなったミッションは冥王星探査です。

打ち上げ当初から冥王星にターゲットを合わせており、この探査が終了したら行ける範囲が限られて来ます。

冥王星軌道を脱出するために、ニュー・ホライズンズが行ったフライバイ。

フライバイという航法で、冥王星の引力を使って軌道と速度を変えたニュー・ホライズンズ。

この航法の行先にあったのが、「2014 MU69」を含めたいくつかの天体。

その中で、あまり燃料を使わずに行ける天体として、ニュー・ホライズンズの最終ターゲットに選ばれたのが「2014 MU69」だったワケです。

「2014 MU69」にそれほどの重要度はありませんが、それでも探査に成功すれば、人類史上初の最も遠い天体への到達を成し遂げるワケです。

「2014 MU69」の探査を終えたニュー・ホライズンズの行先

ニュー・ホライズンズは最終目的地である「2014 MU69」でもフライバイを行います。

つまり、方向を変えて加速し、さらに太陽系の深部へ向かうワケです。

というより、ニュー・ホライズンズは「2014 MU69」で、太陽系を脱出するための加速を行う事になります。

太陽系を脱出したニュー・ホライズンズがどこに向かうか?は公表されていませんが、この探査機には冥王星を発見したクライド・トンボー博士の遺灰も積み込まれており、さらには、いつか出会うかも知れない異星人に向けたデジタルメッセージも積み込まれていますので、もしかしたら異星人とコンタクトを取れる可能性がある恒星系へ向けて進路が取られるかも知れません。

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