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歴代彗星の中で過去地球に最接近し日本でも観測撮影できた天体まとめ

彗星は他の天体と違い、とても奇妙な天体であることは誰もが知っている事と思います。
その理由は、特異な長い尾を引く姿。幻想的でもあり、ある意味不気味な姿にも見えるためかも知れません。

そのため、古来から世界各地で不吉なモノ、異変や凶兆の象徴とされ、天文知識の無い当時の人々を不安にさせることが多々ありました。
そんな彗星のことを日本もまた不吉の象徴として恐れられ、その姿が箒(ほうき)に似ていることから”ほうき星”と呼んできました。

奇妙な天体”彗星”ですが、近年地球に接近し世界を騒がした彗星たちはどれくらい存在するのか。
どんな彗星がやって来てどんな姿だったかを振り返ってみたいと思います。



ここでは、過去20年間における彗星の出現、地球に最接近し肉眼、もしくは双眼鏡などで一般人も観測出来た彗星たちを新しい順にいくつかご紹介します。

マックノート彗星(2007年)



マックノート彗星は、2006年末から2007年始めに長大な尾を見せた21世紀最初に地球に接近した巨大彗星となりました。
近日点通過(太陽最接近)は2007年1月12日。このときの明るさはマイナス3等級ほどでした。
日中も肉眼で観測出来るほど明るくなって、世界中の注目を浴びました。

しかし、マックノート彗星が一番良く見えるハイライト時には北半球では観測出来なくなり、観測場所は南半球に限定されてしまいました。
結果として、日本での盛り上がりはいまひとつ。
この巨大彗星が訪れたことさえ知らなかった日本人は結構いたんじゃないでしょうか?

ホームズ彗星(2007年)



ホームズ彗星の姿を見ると、良く知っている彗星のカタチとは異なりにユニークな彗星に見えると思います。

さらにこの彗星は太陽に非常に近い距離を周回は公転周期は6.9年。つまり常に太陽熱に晒されている彗星なんです。
そのため、普段はあまり明るくならないのですが、2007年に観測出来た時は、10月24日~25日にかけて突然、約50万倍もの明るさに輝き秋の夜空を飾ってくれました。
これは、観測史上かつてない珍しい現象だ言われています。

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マックホルツ彗星(2005年)



写真左側にある星の集団は彗星ではありません。
たまたまマックホルツ彗星と一緒に映すことが出来た、おうし座のプレアデス星団(別名:昴)です。

この彗星も太陽に回帰する彗星。しかしこれは長周期彗星で公転周期は気の遠くなるような年月で約113,465年。
このため、次回太陽に最接近するのは、西暦で言うと12万年頃ということになります。

池谷・張彗星(2002年)



池谷・張彗星は2002年2月1日の同日中に静岡県の池谷薫氏と、中国の張大慶(チャン・ターチン)氏の2人に別々の場所から観測し、発見された公転周期336年の単周期彗星です。
そのため、次に地球に接近するのは2368年頃となります。

ちなみに池谷氏はコメットハンターとしても知られ5個の彗星を発見。
1967年に最接近した「池谷・関彗星」も彼が発見した彗星の1つです。

ヘール・ボップ彗星(1997年)


 
ヘール・ボップ彗星もかなり有名になった彗星で、写真のように日本でもその姿がはっきりと観測されました。

1995年7月23日に、アメリカの2人のアマチュア天文家によって発見されたのですが、発見時は木星と土星軌道の間で遥か遠方にあり非常に暗いモノでした。
つまり、この距離での彗星の発見は稀で、それだけこの彗星が巨大だったことを物語っています。
なお、ヘール・ボップ彗星の本体(核)の大きさは約50キロと極めて大きな彗星でした。

また、これだけ巨大彗星だっただけに、近日点前後の期間合わせて約18カ月もの間肉眼で見ることが出来、20世紀最大の彗星と言われています。

百武彗星(1996年)



この彗星は覚えている方も多いと思います。
とにかく大きな話題になった彗星で、日本も巨大な尾を引く姿が観測されましたし、何よりこの彗星を発見した人物が日本人(鹿児島県在住の百武裕司氏)でした。
このため、日本としても関わりの深い彗星だったのが記憶に残っています。

実はこの彗星が発見されたのはとても遅く、発見されたからわずか2ヶ月後(1996年3月25日)には、地球まで1,500万キロという位置まで大接近しました。
地球に大接近してくれたおかげで、夜空に大きく長い尾を引く彗星の姿を楽しむことが出来ました。

百武彗星は大きな彗星だったという記憶ですが、それでもこの彗星は人類史上33番目に明るい彗星だったと言います。

以上が、この20年間に出現した彗星を簡単ですがご紹介しました。

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