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火星地表の自然環境が生命生存不適合なほど過酷な事実とは?

先日、アメリカのスペースX社が開発した世界最大級のロケット、ファルコン・ヘビーの打ち上げに成功したニュースが話題になりましたが、このロケットは地球圏だけでなく、火星へ向けた有人飛行も視野に入れて開発されています。

つまりは、いずれは人類を火星に送り、そこで長期間生活させるということも考えているワケで、その第一歩がファルコン・ヘビー打ち上げ成功で幕を上げたと言っても過言ではありません。

しかし、火星の自然環境はとても過酷。
果たして本当に人が行って住むことが出来るのか?

ここでは、最近の研究でわかって来た火星の厳しい環境につて取り上げてみたいと思います。

火星と地球はどこが似てる?

火星は地球のスグ外側を公転する太陽系第四惑星で、
地球と同じ表面を岩石で構成された岩石惑星でもあります。

地球に近いこの惑星には、将来、人類を移住させる構想があり、実際に実現に向けて計画が進行しているようです。

つまり、火星で生活するという事は、火星の環境も地球と似ていると言っても良いのかも知れません。

では、火星と地球ってどう似ているのか?
環境の面で、似ている部分をいくつか挙げてみると。

  • 地球型惑星。

    火星は、地球のように表面を硬い岩盤で覆われた星で、人間が地表に降り立って自由に動き回る事が出来ます。

    また、山や谷もあり地球と似たような地形が広がっています。


    「画像参照:火星の地形(NASA/JPL-Caltech/Cornell/ASU)」

  • 大気がある。

    火星には希薄ですが大気が存在します。


    「画像参照:火星の大気(Wikipediaより)」

  • それほど寒くない?

    太陽から少し離れた軌道にある外惑星・火星。
    他の外惑星のようにマイナス100度以下という超極寒というほどではなく、地表の平均気温がマイナス43度。

    赤道付近における最高気温は摂氏20度ほどにも達すると言いますので、それほど寒い環境ではないのかも知れません。

  • 水がある。

    火星には、地球のように海が出来るほどの豊富な水は存在しませんが、極地方を中心に多くの氷が存在し、地下にも水(氷)が眠っているとの研究結果が出ています。

  • 1日の時間が地球とほぼ同じ。

    火星の自転速度は24時間37分と、1日が地球とほぼ同じ時間で流れています。

    但し、地球より外側を周る惑星ですので1年の長さは687日もあります。

  • 四季がある。

    火星の自転軸の傾きは約25度。
    地球の傾きが約23度ですので、地球と同じような季節の変化・四季が見られるようです。

他にもいくつか地球に似た環境はありますが、
おおまかな面ではこれくらいでは無いでしょうか?!

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火星は地球とどう違う?

火星が地球に似ているとは言っても、その構造・環境はかなり異なります。

そこで、火星は地球とはどう違うのか?
少し比較してみたいと思います。

  • 地球よりかなり小さい。

    地球の直径が12,742キロなのに対し、
    火星の直径は6,779キロで、地球の半分ほどの大きさです。


    「画像参照:地球(左)と火星(左)の大きさ比較(Wikipediaより)」

    また、質量にいたっては地球の10分の1ほどしかありません。

  • 薄過ぎる大気密度。

    希薄な大気を持つ火星。

    その希薄さは相当なモノで、地球の平均気圧が1,000hPaなのに対し、
    火星の大気圧は6~9hPaと、地球の100分の1以下です。

    また、地球の大気成分が窒素約78%、酸素約21%であるのに比べ、
    火星は約95%が二酸化炭素で、酸素はほとんどありません。

  • 小さい重力。

    火星の重力は地球の40%以下。
    つまり、体重100キロの人が火星に行くと、40キロ以下になってしまう事になります。

  • 磁場が無い。

    地球には、太陽からやって来る強い放射線を守ってくれる強い磁場が存在します。

    しかし、火星にはそれがほとんど無く、太陽の放射線は容赦なく地表に降り注いでいます。

  • 月が無い。

    火星にはフォボスとダイモスという2つの衛星が存在します。

    しかし、この2つの衛星は非常に小さく、地球の衛星・月のように惑星の環境に大きな影響を与えるようなチカラはありません。


以上、火星と地球の違いを5つほど挙げてみましたが、もし、将来人類が火星に移住するとなれば、この5つが火星での生活を脅かす致命的な原因になることは間違いないでしょう。

人類が火星に移住することが難しい致命的な要因とは?

人類火星移住計画。

それが実現するとしたら正に夢のような話で、人類の安息の場所は地球だけでない!
という事になり、火星の開拓はどんどん進むことになるでしょう。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)


しかし、いくら火星が地球に似ていると言っても、その環境は全くと言っていいほど異なります。

つまりそれは夢であると同時に、今後の人類のが火星移住計画を大きく妨げ困難にするモノで、非常に危険であるという事を意味しています。

例えばそれは・・・

  • 低い重力による人体への危険。

    人間の身体は地球の重力に適応するように創られています。

    そんな人間が、地球より遥かに重力の低い火星に行って長期間生活したらどうなるのか?

    おそらくは、筋肉の低下障害だけではなく骨や内臓、脳等にも健康を冒す弊害が起きる可能性があります。

  • 汚染された土壌や水。

    磁場が存在しない火星。
    その事により、火星の地表は放射線による汚染の危険性があります。

    生活する上で、作物を育てるために火星の土壌を利用するとなれば、土壌の汚染除去をどうやるのか?

    また、移住生活で利用が期待される火星の水もまた汚染されている可能性が非常に高いと思われます。

    さらには、この地で良く起こる砂嵐。


    「画像参照:火星全体が砂で覆われる様子(右)(NASA/JPL-Caltech/MSSS)」

    火星の重力と大気圧が小さいため、砂嵐自体にそれほどのパワーは無いと思われますが、
    これは汚染物質を広範囲に渡って撒き散らす、深刻な状況とも言えるのではないでしょうか?

  • 月が存在しない事による影響。
    地球にとって月の存在は大きく、生命生存を維持するために大きな役割を持っています。

    火星にはそんな月が存在しません。

    これによってどんな影響があるのか?

    例えばそれは地軸の安定。
    現在火星の地軸の傾きは25度ですが、月の引力で地軸が固定されている地球とは違い、かなり不安定な状態だと思われます。

    これにより、火星の自然環境も不安定になる可能性もあり、火星での移住生活に支障が出兼ねないとも言えません!?

  • 隕石落下に怯える生活?
    火星の大気圧が低い事による危険性の1つ。

    地球にも毎日のように宇宙から飛来した多くの隕石が落下しています。

    しかし、地球は厚い大気に守られていて、そのほとんどは摩擦熱で燃え尽きてしまいます。

    火星でも多くの隕石落下があるでしょう。

    ですが、大気圧が地球の100分の1の火星ではそれらが燃え尽きる事なく、移住者たちが住む居住区に落下して来る危険性も捨て切れないのではないでしょうか?

火星移住は不可能なのか?

地球に似ているけど、地球とは似ても似つかない過酷な環境の火星。

やはり、この星で生活するなど無理なのでしょうか?

しかし、スペースX社やマーズワン計画などは、かなり真面目に火星移住計画を考えています。

そんな計画を立てる一方、多くの専門家たちは、

「火星移住など無謀!」

「火星では半年も生きられない!」

などと言っており、火星に移住を計画している人たちに警鐘を鳴らしています。

とにかく現時点では空気や土壌、水といった人間が生活する上での環境面において、火星は居住にまったく適していないと言えます。

果たして、本当に人類は火星を目指すのか?

少なくともその答えは、2020年代中盤以降には見えて来るハズです。

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