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土星の衛星一覧を探査機カッシーニが撮影した最新画像まとめ

NASAとESAが共同開発して打ち上げられた探査機「カッシーニ」は、10年以上に渡り土星を探査し続けています。

カッシーニの10年間の成果は素晴らしく、土星の様々な謎の解明や新発見をし、我々に驚きを与えてくれる発信してくれています。

ここでは、そんなカッシーニの探査がもたらしてくれた、数多い土星の衛星の中からレアな情報についてまとめてみました。




太陽系の惑星の中で、木星に次いで2番目に大きい惑星・土星。
その大きさは地球の約9倍、質量は約95倍もあります。

そんな土星と言えば、誰もが知っている?!地球よりも遥かに巨大なリング(環)。


「画像参照:土星のリング(環)と地球の大きさ比較イメージ(Wikipediaより)」


この巨大なリングがあまりにも有名なため、こちらの方に注目が集まりがちですが、実は土星にはリングに匹敵する?、それ以上に注目すべき衛星が数多く存在します。

ちなみに土星のまわりを周る衛星の数は、確定しているだけでも60個以上。

今回は、この中で土星探査機「カッシーニ」が捉えた注目の衛星を、いくつかご紹介したいと思います。

第6衛星「タイタン」

まずは、土星の衛星で最大の「タイタン」。


「画像参照:Wikipedia」

衛星・タイタンについては、このサイトでも何度も紹介していますが、土星の衛星の中で最も注目すべき天体で、そのため探査機「カッシーニ」は土星に到着して、真っ先にタイタンの調査に向いました。

カッシーニのタイタンでの探査目的は、地球と似た厚い大気を持つタイタンを詳しく調べる事。

2004年12月。タイタン上空に到達したカッシーニは、地表に向け小型探査機「ホイヘンス・プローブ」を投下。タイタンの地表着陸に成功させています。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

タイタンの探査で得た成果は、この衛星には地球によく似た自然現象があるという事。

その自然現象とは、地表には雨が降り、川が流れ、湖が存在するという事実。

しかしそこは、地表温度マイナス180度の超極寒であり、降る雨は水ではなく、液体メタンやエタンで、それが川となり湖を形成しているという、地球とはまったく異なる環境という現実でした。

第2衛星「エンケラドゥス」

地球のような大気を持つ衛星・タイタンでしたが、残念ながらそこに生命がいる痕跡は見つかりませんでした。

しかし、探査機「カッシーニ」はその後、別の衛星で生命存在を期待させる発見をしています。

それは、わずか500キロほどの大きさしかなく、氷に閉ざされた衛星・エンケラドゥスでの大発見!

エンケラドゥスは、土星との距離が約24万キロというかなり近い軌道で公転しているため、土星から受ける重力も大きく、その影響で衛星内部が潮汐摩擦で熱せられていると考えらています。

カッシーニは、その潮汐摩擦の証拠を捉えることに成功。

エンケラドゥスの地表から、氷か水蒸気と見られる間欠泉が見つかり、厚く閉ざされた氷の下には熱源があることが判明。


「画像参照:エンケラドゥスから噴き出す間欠泉(Wikipediaより)」

氷の下に熱源があれば、そこには液体の水がある可能性が大きいことの証明にもなり、もしかしたら、そこに生命がいるかも知れないという大きな期待に繋がっています。

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第1衛星「ミマス」

衛星・ミマスが発見されたのは古く1789年の事。
イギリスの天文学者ハーシェルによって発見されています。

ミマスの大きさは約400キロほどで、公転軌道は土星からの距離約18.5万キロと近く、土星のリング内に位置しており、公転周期も22時間半ほどで周っています。


「画像参照:Wikipedia」

この衛星の最大の特徴は、星のほぼ中央に存在する巨大なクレーター・ハーシェルクレーター。
クレーターの直径は130キロにもおよび、ミマス直径の3分の1を占めています。

第3衛星「テティス」

衛星・テティスもまた発見が古く1684年、フランスの天文学者・カッシーニによって発見されています。


「画像参照:Wikipedia」

直径は約1,000キロほどで、氷や岩石で構成された星だと考えられています。

この星には、ミマスほどは目立ちませんが、星の4割を占める巨大クレーターや、幅100キロ、長さ2,000キロにも及ぶ巨大な渓谷があるのが特徴です。

第4衛星「ディオネ」

衛星・ディオネは、テティスと同じ年にカッシーニよって発見されました。


「画像参照:Wikipedia」

ディオネの直径は1,120キロ、土星の衛星の中で4番目の大きさ、表面を氷に覆われた星です。

ディオネの公転軌道上のラグランジュ・ポイントには、トロヤ群衛星と呼ばれる2つの衛星(ヘレネとポリデウケス)が存在し、それぞれがディオネと軌道を共有している状態にあります。

なお、探査機「カッシーニ」の調査では、この星には極めて微量ですが、酸素を主成分とする大気が発見されています。

第5衛星「レア」

衛星・レアは、土星の衛星の中で、タイタンに次ぐ2番目の大きさを持つ星。その直径は約1,530キロで、この星もカッシーニによって1672年に発見されました。


「画像参照:Wikipedia」

この星は、星を構成する3分の2以上が氷で出来ており、そのため非常に密度が低いのが特徴で、さらにこの星にも、極めて微量の酸素主成分の大気が確認されています。

第7衛星「ハイペリオン」

ハイペリオンは1848年に発見された、直径約190キロ~364キロの非球形天体です。


「画像参照:Wikipedia」

ハイペリオンは写真でもわかるように、非常に奇妙な形状をしており、無数のクレーターが突起物のように隆起しており、「まるでスポンジのよう!?」と例えられています。

この奇妙な形状は、クレーターの底に堆積している物質によって暗く見えることが原因ではないか?と考えられています。

第8衛星「イアペトゥス」

イアペトゥスもまた天文学者・カッシーニによって1671年に発見され、直径約1,430キロ。土星の衛星で3番目に大きな星です。


「画像参照:Wikipedia」

この衛星は、画像でもわかるとおり、白く明るい部分と黒っぽく暗い部分とに分かれています。

これは、白い部分の多くは氷の部分で、黒っぽい部分は、イアペトゥスの地殻活動により、内部から噴き出した噴出物が堆積したものではないか?と考えられています。

衛星「プロメテウス」

プロメテウスは、1980年探査機ボイジャー1号によって発見された衛星です。


「画像参照:Wikipedia」

大きさが約70キロ~約150キロという非球形天体のプロメテウス。

多孔質の氷で構成されており、土星のリングの中の比較的近い軌道上に存在しています。

衛星「パンドラ」

パンドラもまた、1980年探査機ボイジャー1号によって発見された衛星です。


「画像参照:Wikipedia」

このパンドラもも土星に近い距離(約14万キロ)を公転する衛星で、約60キロ~約105キロの大きさの小さな天体です。

パンドラやプロメテウスといった衛星は、羊飼い衛星とも呼ばれ、土星のリングの中に存在し、リングを構成する粒子の逸散を防ぐ役割を果たすと考えられています。

つまり、これらの衛星たちが、美しい土星のリングの形状を保つために、一役を担っているということらしいのです。

衛星「パン」

最後にご紹介するのが、2017年3月に探査機カッシーニが捉えた、最も奇妙な形状?の衛星「パン」。


「画像参照:Wikipedia」

直径が35キロほどの小さな衛星ですが、その形状がまるで「UFO?」「どら焼き?」と例えられるほど特徴的なカタチをしています。

このパンも土星に非常に近い軌道を持ち、土星のAリング「エンケの間隙」の内部に存在します。

何故、パンがこのような形状をしているのか?はハッキリわかっていませんが、おそらく、土星のリングの粒子を衛星の真ん中部分の赤道付近に引き寄せることて、このようになっているのではないか?と考えられています。

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