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赤色超巨星ベテルギウスの最後となる超新星爆発はいつなのか

このサイトでも何度もお伝えしていて、数年前から赤色超巨星ベテルギウスが最後を迎え、超新星爆発を起こすのが近い!?
と言われていますが、現時点(2017年現在)でまだその兆候は見られていません。

いったい、ベテルギウスの超新星爆発はいつになるのか?
また、本当にベテルギウスは爆発するのか?

現時点の状況と、今後どうなるか?について、いくつか調べてみたいと思います。





天文に詳しい人は、”ベテルギウス”と聞けば、それがどんな星なのか?良くご存じだと思いますが、ある意味で、ここ最近になってかなり有名になった星でもあります。

ベテルギウスが有名なった理由。

それは、この星が太陽のような燃える星~恒星であり、
その恒星としての寿命を、もうまもなく終えようとしている事。

そしてその末路が、超新星爆発という現象を引き起こすのでは?と考えられる事。

さらには、ベテルギウスが太陽系に比較的近い星であるという事。

こういった条件があり、今ベテルギウスには注目が集まっています。

ベテルギウスのような恒星が寿命を終えた末路はどうなるのか?
その事について、これから解説して行きます。

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赤色超巨星ベテルギウスってどんな星?

ベテルギウスは、冬の代表的な星座・オリオン座にある1等星。

オリオン座をカタチ作る重要なポジションに位置していて、さらには冬の大三角の一角を務める、言わば冬の星空を代表する星でもあります。

オリオン座は有名ですので、天文に詳しくなくてもベテルギウスがどこにあるのか?冬の星空を見上げれば、簡単に見つけることは出来ると思います。


「画像参照:YAHOO!きっず図鑑より」

そんなベテルギスとはどんな星なのか?について。

”赤色超巨星ベテルギウス”とは言っていますが、元々ベテルギウスは赤色超巨星ではありませんでした。

以前のベテルギウスは我々の太陽と同じように、恒星として正常な状態を保ち”燃え続けて”いました。

しかし、恒星として燃え続けるといづれは燃料が尽きてしまいます。

現在のベテルギウスは、その燃料が尽きる寸前の状態にあり、それが原因でどんどん膨張を続け、赤色超巨星に変貌してしまい、その直径を我々の太陽系に置き換えると、半径6億キロ近い、木星軌道付近まで到達する大きさまで膨れ上がっていると言います。


「画像参照:YouTUBEより」

赤色超巨星になるメカニズム

”燃える星”恒星は、いづれは燃えるための燃料が尽きてしまいます。

それは我々の太陽も同じであり、太陽もいずれは寿命が尽きてしまいます。

太陽のように、”正常に燃えている状態”を主系列星と呼び、このとき恒星の中心では、燃料となる最も軽い元素である水素が熱核融合反応を起こし、水素より重い元素のヘリウムに変換されるエネルギーで燃えています。


「画像参照:宇宙百科事典より」

やがて燃料の水素を使い果たした星は、今度はヘリウムが核融合反応を起こし出し、さらに重い元素の炭素を作り出して行きます。

そしてヘリウムが尽きたら炭素が燃えるといった、次々に重い元素が核融合反応を繰り返すことで、それに伴い星自体も膨張を続けて行きます。

それが、赤色超巨星になるメカニズムです。

太陽は赤色超巨星にはならない!?

ベテルギウスの質量は太陽の20倍もあり、赤色超巨星になるのは、このような大質量の恒星だと考えられています。

つまり、太陽は燃料が尽きても赤色超巨星にはならず、それでもやはり膨張はしていき、最後は地球を飲み込むほどの大きさまで膨れ上がるのでは?と推測され、太陽のような恒星の最期は”赤色巨星”になると考えられています。

ベテルギウスが起こす超新星爆発とは?

直径12億キロにも及ぶ赤色超巨星に変貌しているベテルギウス。

この状態は、恒星としての一生を終える臨界点に達しようとしている証拠だといい、多くの専門家は、もうまもなく超新星爆発を起こすとして警戒?期待?しています。

超新星爆発は、太陽の8倍以上の質量を持つ恒星が起こすと考えられており、ベテルギウスは太陽質量の20倍あるため、ほぼ間違いなく爆発を起こすと推測されます。

超新星爆発とは?

恒星は、星自体が持つ質量によって、星の中心に向け落ち込む巨大な重力が働き、その圧力で熱核融合反応を起こしています。

そして熱核融合で発生したエネルギーで、星の外側に膨らもうとする働きが起こり、内側に落ち込む重力と外に膨らむ力の均衡がとれることによって、恒星としてのカタチを創り出しています。

ベテルギウスは今、まさにその均衡が崩れ、核融合反応が加速し、外側に膨らむチカラが大きく働いています。

しかし、その核融合反応もいづれは停止し、その時に恒星が超新星爆発を起こす瞬間が訪れます。

つまり、核融合反応により外側に膨らむチカラが無くなると、残るのは内側に落ち込む重力のみになってしまう。

そのチカラが一気に星の内側に落ち込み、その反動で衝撃波が発生し、大爆発を起こす。

これが超新星爆発の原理です。



ちなみに、超新星爆発によって起きるエネルギーは凄まじく、極大時で太陽の明るさの1億倍以上にも達し、その影響は数十光年先まで及び、周りの星々も爆発に巻き込まれてしまうそうです。

何故ベテルギウスの超新星爆発は注目されるのか?

実は、超新星爆発という現象はそれほど珍しくなく比較的頻繁に起こっており、我々の銀河内でも数十年に1回のペースで発生しています。

なのにベテルギウスが起こすであろう超新星爆発は、注目度が非常に高い!

その理由は1つ。人類が初めて経験する近距離で起きる超新星爆発だからです。

これまで人類が経験した超新星爆発の中で最も近い距離で起きたとされるのが、1054年の超新星爆発。

このときの距離が地球から約7,000光年離れており、視等級でマイナス8等級前後まで明るく輝いたという記録が残っています。

それが、今は残骸になり「かに星雲」として観測することが出来ます。


「画像参照:かに星雲(Wikipediaより)」

もし、ベテルギウスが超新星爆発を起こすと、1054年に起きた爆発より遥かに近い、約640光年の距離で起きることになります。

この近距離での超新星爆発は、人類は経験していないので、地球からだとどのように見えるのか?

そして、地球や太陽系に超新星爆発の影響は出ないのか?
そういった面で、ベテルギウスは今、非常に注目されています。

ベテルギウスが爆発するとどうなる?地球への影響は?

約640光年の近距離で起きるとされるベテルギウスの超新星爆発。

でも、秒速30万キロで進む光の速さで、640年もかかる距離の「どこが近距離なのか?」と疑問に思われるかも知れませんが、そのような感覚はあくまでも我々人類のスケールで考える距離感であって、広大な宇宙のスケール・天文レベルでのこの距離はかなりの近く、ほぼ”ご近所”関係にある距離とも言えるのです。

その”ご近所”の星が大爆発を起こすとどうなるのか?
様々な専門機関が、シュミレーションを行っており、地球からはおそらく、日中でも明るく、一部の専門家は「まるで太陽が2つ出現したよう!?」とも言えるほど、明るく大きく輝くものと推測されています。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

これまで人類が経験したことのない近距離での超新星爆発。

気になるのは、太陽系、そして我々の住む地球への影響・被害などはないのか?

爆発による衝撃波の影響は、数十光年先までと考えらていますので、衝撃波が太陽系まで届く事はありませんが、爆発によって放出される強力な宇宙線「ガンマ線バースト」。


「画像参照:ガンマ線バーストのイメージ図(YouTubeより)」

このガンマ線バーストは、数千光年先まで届くとされていて、もしこれが太陽系を直撃すると、地球上の生命は全滅するほどの威力があると考えられています。

しかし、この観測結果は出ており、ベテルギウスからのガンマ線のコースは、太陽系の方向を向いていないことが判明していますので、ひとまずは安心できるようです。

ベテルギウスはいつ超新星爆発を起こすのか?

専門家の予測によると、「ベテルギウスはいつ爆発してもおかしくない。」と言われています。

そのため、数カ月から数年以内という声もありますし、

星の一生なので時間の流れも天文的で、もっと先の数千年~数万年先との声や、

さらには、既に爆発を起こしていて600光年以上の距離があるから、まだ光が地球に届いていない、との声など様々で、実際のところ、いつ超新星爆発を起こすのか?はわからないのが現状のようです。

いづれにせよ、人類史上類をみない大天文ショーになるのは間違いないベテルギウスの超新星爆発。

今後も、この赤色超巨星の動きに注目し、できれば生きているうちにこの現象を観たいものです。

ただ、ベテルギウスが爆発すれば、オリオン座も消滅するという事実は、非常に残念な事ではあります。

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