宇宙人は本当にいるのか?と、多くの人たちが昔から疑問に思う事であって、それ故に様々な憶測も流れています。

宇宙人の存在を信じる人。
信じない人。
考え方は人それぞれで、もし居たとすればスピルバーグ映画の世界のようにファンタジーで友好的な宇宙人がいるかも知れませんし、逆に宇宙戦争のように地球を侵略しようと企む恐ろしいイメージの宇宙人も考えるかも知れません。
しかし、こんな一見荒唐無稽のような話は映画の世界のような話ではなく、科学的、そして現実的に考えると意外と根拠もあり納得出来る応えは出て来ます。
果たして宇宙人は本当に存在するのでしょうか?少し真剣に考えてみました。

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宇宙人。つまりこれは、私たち人類のように文明が発達した知的生命体が存在するのか?ということを指すかも知れません。
そんなイメージを持って、ある人に聞いたところこんな返事が返って来ました。

宇宙人は目の前にいる

「宇宙人は居るの?」と聞くと「いるよ。ここに!」と返事が返って来ましたが、その人は冗談を言っているのではなく至って真面目に返事をしてくれました。
要するにこの返事の答えは、私たち人類も宇宙人だということです。
つまり、考え方を少し深堀すると我々人類が宇宙に存在するのであれば、他に宇宙人が居てもまったく不思議ではないということに繋がるのではないでしょうか。

太陽系に人類以外に宇宙人が存在する可能性

たまに、オカルト的な考え方をする人の中に金星人や火星人が居るのでは?という人がいます。
しかし、観測技術が進んだ現在においてその考えはあまりにもナンセンスです。
例えば、金星には幾度も探査機が送り込まれ、かなり詳細なところまで惑星の実態が判明しています。

「Image Credit:Wikipedia」
金星の大気は濃度の高い二酸化炭素で覆われており、雲は濃硫酸。地上温度は摂氏450度。気圧は深海900メートルに相当する高圧力の90気圧。
普通に考えれば、こんな地獄のような世界に金星人はおろか生物だって存在することは出来ないでしょう。

「Image Credit:旧ソ連のベネラ13号が撮影した金星の地表(Wikipediaより)」
一方、火星も大気は存在しますが、気圧は地球の100分の1以下で平均気温はマイナス70度。

「Image Credit:Wikipedia」
詳しい調査の結果、火星は極寒で不毛の惑星である事がわかって来つつあります。と言う事は、ここもまた生物生存が絶望的な世界と言えるでしょう。

「Image Credit:NASAのキュリオシティが撮影した火星の地表(Wikipediaより)」
他にも、木星の衛星・エウロパや土星の衛星・エンケラドゥスに生命が居るのでは?と期待されていますが、もしこれらの星に生命がいるとしても、おそらくは原始的な生命体でとても知的生命体がいるとは思えません。
よって、残念ながら太陽系で知的生命体が存在する星は、間違いなく私たちの地球だけと断言しても問題はないでしょう。
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多くの科学者は地球外知的生命体は存在すると考えている

太陽系には地球以外に知的生命体はいませんが、他の恒星系には居ると考えている人が大勢います。
それも常識的な知識が求められる、科学者の多くがそう考えているのです。
そして、その中の一部の科学者たちは、大真面目に私たち以外の宇宙人に向けてメッセージ送っているからです。

例えば、外惑星探査機パイオニア10号やボイジャー1、2号は惑星探査を終えて太陽系外へ向けて飛行を続けています。
これらの探査機に乗せられているのが、地球外生命体に向けたメッセージディスク。

いつか、人類以外の地球外生命体がこの探査機を見つけて人類のメッセージを受け取ってくれるという夢を乗せています。

「Image Credit:ボイジャー号に積み込まれたメッセージディスク(Wikipediaより)」
またアレシボ・メッセージという遥か彼方の宇宙に向けて電波を発信し、異星人が地球からのメッセージを受け取ってくれることを期待する試みも行われています。

「Image Credit:アレシボ・メッセージAstronomy Picture of the Day (NASA)

何故宇宙人が存在すると信じているのか?

私たちの太陽系が属する天の川銀河には、2,500億個以上の星(太陽のような恒星)が存在するとされています。
そんな銀河も宇宙には無数に存在します。つまり、宇宙は想像を絶するほどとてつもなく広大なのです。
そのような広大な宇宙に知的生命体が人類だけしかいないというのは、あまりにも寂しい発想であって、普通に考えれば他に宇宙人が居ても不思議はないのではないでしょうか?
ただ、現時点で人類と直接コンタクトが取れる宇宙人は見つかっていないというだけです。

人類と地球外知的生命体が出会う確率

これまでの人類の数千年に及ぶ歴史の中で、地球外生命体と接触したという記録はありません。
おそらくこれからもその確率は限りなくゼロに近いでしょう。
その理由は、例え地球外生命体が居たとしてもお互いの距離があまりにも遠過ぎるという事。太陽系に近い星でも光の速さでも何年もかかります。
そのため、お互いが同じ時間軸内で出会うことは常識的に考えて不可能ということになります。
ただ、相手の宇宙人が人類の科学常識を遥かに超えた文明を持っていたとしたら話は別ですので、SF映画のような発想になるかも知れませんがあり得ないとは言い切れませんね!?
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