2016年6月より宇宙飛行士に選抜されて国際宇宙ステーション(ISS)での任務に就き、初めて宇宙に旅立つ大西卓哉宇宙飛行士
宇宙飛行士として認定されてから約5年。
ようやく宇宙に行ける事になるのですが、実は彼は2015年にISSに滞在した油井亀美也宇宙飛行士と同期です。
油井宇宙飛行士より1年遅れて宇宙へ行く事となるのですが、彼もまた油井宇宙飛行士同様に日本人宇宙飛行士としてヒーローになる人物です。
ここでは、大西宇宙飛行士のプロフィールと、彼に与えられたISSでのミッションなどについて調べてみました。

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大西卓哉宇宙飛行士のプロフィール

大西宇宙飛行士は、1975年東京生まれ。
最終学歴は東京大学工学部航空宇宙工学科。
前職は大型旅客機の副操縦士として活躍しましたが、やはり昔から宇宙飛行士の夢があったとの事で、パイロットとして経験を積んで2009年にJAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙飛行士訓練生に選抜されます。

「Copyright ©:JAXA宇宙航空研究開発機構 All rights reserved.」
そして正式に宇宙飛行士として認定されたのが2011年。このとき同じく油井宇宙飛行士として認定されたので、2人は同期になります。
さらに油井宇宙飛行士の前職もパイロット(自衛隊)でしたので、2人は共通点が多いとも言えます。
また、プライベート面での趣味も多趣味との事で、スキューバダイビングや映画鑑賞、楽器も演奏出来アルトサックスが吹けると言います。
ちなみにスキューバダイビングは、アメリカのフロリダの海底で行われる仮想”月ミッション”「NEEMO訓練」にも役立っていたかも知れません。
結婚は2009年で、その翌年の2010年に女の子のお子さんを授かっており、全て宇宙飛行士候補者に選ばれた後に掴んだ幸せとか!?
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大西宇宙飛行士のISSでのミッション

大西宇宙飛行士は2016年6月、ロシアのバイコヌール宇宙基地からソユーズロケットで宇宙に向け出発。地上から約400キロ上空の軌道上を周回する、国際宇宙ステーション(ISS)に10月まで長期滞在します。
ISSで大西宇宙飛行士が行う主なミッションは、前任者の油井宇宙飛行士からの引き継ぎで、日本実験棟「きぼう」でのタンパク質結晶化実験や、小型衛星の放出作業、「きぼう」への追加装備「中型曝露実験プラットフォーム」の設置などを行う予定。
今回のミッションではロシアの宇宙船でISSに向かうため、大西宇宙飛行士の操縦士(パイロット)としての本来の技術を活かせる場はあまりないようですが、それでも人類の未来への発展に向けての数々実験を行うとの事です。

大西宇宙飛行士の後に宇宙に行く日本人宇宙飛行士

大西宇宙飛行士が地球に帰還した後、ISSに搭載している日本の実験モジュ-ル「きぼう」の運用を引き継ぐために、新たに日本人宇宙飛行士が2017年にISSに長期滞在します。
その宇宙飛行士は金井宣茂(かないのりしげ)氏。
1976年千葉県生まれの方です。
彼もまた油井宇宙飛行士や大西宇宙飛行士の同期で2009年の宇宙飛行士選抜組。
金井宇宙飛行士については、また別の機会に経歴等紹介しますが、2009年組の宇宙へ行く順番をみると年功序列なのか?
2015年ISS滞在の油井宇宙飛行士が1970年生まれ。
2016年の大西宇宙飛行士が1975年生まれ。
2017年の金井宇宙飛行士が1976年生まれですので、
定かではありませんが、年齢が上から順番にISSミッションにアサインされたのかも知れません。
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