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宇宙開発に大メリット?NASAが小惑星プシケを探査する目的

アメリカ航空宇宙局(通称:NASA)が推進する宇宙探査プロジェクト「ディスカバリー計画」。

このプロジェクトの中に、小惑星「プシケ」の探査計画というモノがあり、最近、この小惑星プシケの探査計画が早まり、前倒しになったということが話題に。

実はこのプシケは、探査結果次第では今後の人類発展に大きく影響して来るとの期待があるらしく、それが理由で前倒しの計画実行になったと言います。

果たしてこの小惑星に、人類の未来を握る何が隠されているのでしょうか?


NASAの「ディスカバリー計画」概要

NASAの太陽系内探査プロジェクト「ディスカバリー計画」。

これは、本来、莫大な費用のかかる宇宙探査を、より低コストで効率よく探査する目的で計画され、20世紀後半から推進されています。

この計画の一環で実施された宇宙探査には、火星に着陸し、探査車で火星の地表を調査する「マーズパスファインダー」や、水星探査機「メッセンジャー」、さらには”第二の地球”を探すべく打ち上げられた太陽系外惑星観測衛星「ケプラー宇宙望遠鏡」など、これらは低コストながら大きな成果を残しています。


「画像参照:火星地表を探査する「マーズ・パスファインダー」の無人小型ローバー」

そんな「ディスカバリー計画」で今後予定されているミッションはいくつかあり、軌道上から金星をマッピングし、金星の地表データを集め標高モデルを生成する「ベリタス計画」や、木星のトロヤ群小惑星を探査する「ルーシー計画」など、そんな計画の1つとして、今回話題の小惑星「プシケ」探査ミッションがあります。

小惑星「プシケ」探査ミッション概要

小惑星「プシケ」は、火星と木星の間の軌道上にある小惑星帯(アステロイド・ベルト」に属する小惑星の1つ。


「画像参照:小惑星帯の軌道(Wikipediaより)」

大きさは210キロほどのそれほど大きくない天体ですが、NASAはプシケに探査機を送り、ランデブーさせて詳細な調査を行うとしています。

当初この計画は2023年に探査機を打ち上げ、2030年頃にプシケとランデブーし探査を行う予定でしたが、NASAはこの計画を前倒し、2022年夏に打ち上げを行い、プシケには2026年に到達させるという計画に変更。

通常、探査計画変更は技術上の問題などで先送りになったりするのですが、この計画に関しては前倒しという異例とも言える計画変更。

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何故、このような前倒しの計画をする必要があったのか?

それに対しての大きな理由は、新しい軌道計算による計画変更があり、1年打ち上げを早めることで4年も早く目的地・プシケに到達できるという事があるのですが、本当の理由は、謎の小惑星「プシケ」に隠された秘密があるとウワサされています。

小惑星「プシケ」に隠された秘密とは?

そもそも小惑星「プシケ」は、小惑星帯の中でもそれほど大きくなく特に目立った天体でもないのですが、これまでの地上からのレーダー観測等で、プシケは他の天体とは大きく異なる分析結果が出ており、おそらく星のほとんどが鉄やニッケルといった金属で構成されている可能性が高いとして、詳しい調査を行うために探査機が送られることとなった経緯があります。


「小惑星「プシケ」想像図(image credit:Arizona State University/NASA)」

つまり、プシケは巨大な金属の塊である可能性があり、これまで岩石や氷の天体の探査を行って来たこととは大きく異なる、人類初の金属天体の探査を行うということになるワケです。

ただ、この探査の目的は”人類初”だけではなく、探査結果次第では、今後の宇宙開発は大きく変貌する可能性も秘めていると言います。

とんでもない価値がある?小惑星「プシケ」

もし、小惑星「プシケ」がNASAが期待している探査結果であったとすれば、この天体に眠る資源はとてつもない価値があり、鉄だけの埋蔵量でも100万×1,000兆円(1,000京ドル)相当という想像もつかない資源が眠っていると推測されています。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

ただ、この探査でNASAが行うのは”宝の発掘”ではなく、あくまでも太陽系の形成に関する新たな知見が得る可能性を見つけ出すためのモノ。

例え、プシケが”宝が眠る天体”だったとしても、今の人類にはそれを発掘、資源活用する方法などありません。

将来的に小惑星「プシケ」の資源を活用できる可能性

小惑星「プシケ」に眠る資源が実在し、それを地球に持ち帰ることが出来れば世界経済は一変すると言われています。

では、今の技術では無理でも将来的にプシケを捕獲し、資源として活用できる可能性はあるのか?

NASAはそのような小惑星捕獲の構想も持っているようで、シュミレーションによるとNASAが選定した1万個以上の小惑星の中から、捕獲可能な天体をが12個見つかっていると言います。

これら捕獲可能な小惑星を地球の衛星軌道まで移動させて、地上での資源活用や、宇宙ステーション、スペースコロニーなどを建造する資源として活用できればという計画を考えていると言います。

ただ、NASAが構想する捕獲可能天体は、すべて地球近傍小惑星で、地球から数億キロも離れたプシケは選定対象外。

距離はもちろんの事、プシケの質量的にも、とても地球軌道まで運べる天体ではないそうで、現時点では”宝の山”を遠くから指を加えて見ているだけしかなさそうです。

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