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人類が地球に近い金星より遠い火星へ探査重視や移住計画を構想する理由

地球から最も近い惑星は金星で、その次に近いのが火星。
どちらの惑星も地球に隣接する星であり、地球型惑星と言われる表面を岩石で覆われた星で、地球ほどではありませんがどちらの星も大気があります。

このような点から言うと、金星も火星も似通った惑星なのかも知れませんが、2つの惑星は決定的に異なる点があり、そのせいで人類の注目度は金星より火星の方に大きく偏っています。
地球とお隣り同士の金星と火星。この2つの惑星の大きな違いとはどのようなモノなのでしょうか?



地球からみた金星と火星の距離

太陽系第2惑星・金星。そして地球は第3惑星で、地球の内側の軌道を公転するのが金星です。
この星は、地球と姉妹星と言われるくらい似ていて、さらに地球に最も近い惑星でもあります。

ちなみに、地球と金星間の距離が最も近づいた時が約4,200万キロで、このときは昼間でも見えるくらい大きくて明るく輝いています。

一方、火星は第4惑星で地球の外側の軌道を公転する惑星。その距離は地球に最も近い時で約7,800万キロ。
地球からの火星の距離は金星の倍近く離れています。

となると、人類がより注目するのは最も近い距離にある金星なのか?
そうではなく、より注目し重要視しているのは火星で、無人探査機も金星以上に送り、今後有人探査や移住計画も火星にはあるくらい注目されています。

何故、地球に近いのに金星は注目度が低いのか?

金星は地球に良く似た惑星で、ほぼ同時期に誕生したと考えられ、さらに大きさもそれほど変わらないため姉妹星とも呼ばれています。



金星が地球と姉妹星で距離も近いなら、大きな注目を集めて、月の次に有人探査を行っても良いハズ!?
しかし、今のところ無人探査機は送っても有人探査を行う計画はありません。

つまり、言い方を変えれば金星にそれほどの魅力はないとも言えるのではないでしょうか?

その理由は、地球との姉妹星とは名ばかり、その実態は地球とは大きくかけ離れた超過酷な環境だからです。

超過酷な金星の環境「大気」

金星には地球と同じように大気が存在します。
しかし、その大気のほとんどが二酸化炭素で、大気中には硫酸の粒でできた雲が何kmもの厚さで広がっていて太陽光を遮り、スーパーローテーションと呼ばれる猛烈な強風(秒速100m)が吹き荒れています。

超過酷な金星の環境「地表」

金星のぶ厚い大気の影響で強烈な温室効果が働き、地表の温度は摂氏500度近い高温となっています。
また地表の気圧も高く90気圧。この気圧では人は金星の地表に立つことは出来ず押し潰されてしまいます。

このような過酷な環境から金星に対する注目度は低く、莫大な費用をかけてまで有人探査を行う意味が無いと思われます。
ただ、金星には謎が多いのも事実。
まだスーパーローテーションのメカニズムも解明されておらず、さらには金星だけ他の惑星とは自転方向が逆で、この理由もわかっていないため、これらの謎の解明の調査は今後も続くようです。

火星に注目が集まる理由

金星より倍も遠い火星。また火星は地球の半分ほどの大きさしかありません。



それなのに人類が火星に目を向け、今後有人探査や移住計画、さらには火星を地球と同じような環境に作り変えるテラフォーミング計画もあるほどです。

人類が金星より火星に注目する理由。
それは、火星に水が存在することと、微量ながら大気も存在すること。

さらに、もしかしたら生命(微生物など原始的な静物)がいる?
または、過去に生命がいた痕跡があるかも知れないということに注目が集まる理由となっています。

このような理由等から、火星に人類が住める居住空間を作り定住出来る可能性もあり、第2の地球として利用出来るのではないか?とも考えられています。

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本当に火星に住むことが出来るのか?

有人火星探査はもとより、火星移住計画は本気で構想が練られており、近い将来本当に移住者を火星に送るかも知れません。

参考記事:【人類火星移住計画「マーズワン」】

しかし、火星に大気があると言ってもほんの微量で、宇宙服を脱いで生身にはとてもなれませんし、気温もマイナス50度前後と超極寒の世界。
何より、火星の重力は地球の3分の1程度しかありませんので、このような環境で人類が長く暮らせるか?は非常に疑問です。

今後もし、火星移住計画が実行に移されるとなった場合、移住者は相当の覚悟を決めて火星に行くことになるでしょう。

地球を挟んでいる2つの惑星。
一方は灼熱地獄で、もう一方は極寒世界。
こういったことから、いかに地球が奇跡的で素晴らしい環境なのかがわかります。
そんな奇跡の星・地球を今、我々人類は環境を破壊しつつあります。

多分、地球環境を壊している人類は、地球環境が奇跡的に出来あがったものなのか?理解出来ずに破壊しているのではないでしょうか?
そのためにも、生物の住めない金星や火星の現状をしっかり知るべきで、もしこのまま環境破壊を続けたら取り返しのつなかいことになることも、人類全体に周知させることも必要なのかも知れません。

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