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月面クレーターが出来る隕石衝突の瞬間を多人数が目撃の理由

月面に多く見られる凸凹の穴。
いわゆる、月面に隕石が衝突した跡のクレーター。

このクレーターが何故出来たのか?は、
多くの人が知っているかと思いますが、
実際にクレーターが出来る瞬間を見た一般の人はほとんどいないのでは?!

でも、2019年1月20日のこの日。
その瞬間を多くの人が目撃するという奇跡が起きています。

月面にクレーターが出来る隕石衝突の瞬間を多くの人が目撃

アメリカ時間の2019年1月20日は満月、
そしてスーパ-ムーンの観測には最高となった日でした。

この日は月が地球に最も近づき、
満月が普段より大きく見えるという「スーパームーン」の日。

さらにこの日は、満月に地球の影が入る皆既月食とも重なる日であったため、
特別な満月が見れる
「スーパームーン」+「皆既月食」=「スーパーブラッドムーン」になったのです。

ちなみに「ブラッドムーン」とは?

月が地球の影に入る事で、満月が血に染まったような赤銅色に見える事から”ブラッド”(血)ムーンと呼ばれています。


「画像参照:Getty Images」

そんな「スーパーブラッドムーン」を見ようと、
この日は多くの人が夜空を見上げ、満月を観測していました。

そして起こった、誰もが予期しなかったまさかの出来事。

何と!皆既月食中に月面に隕石が衝突するという、
奇跡的瞬間に立ち会う事が出来たのです。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

ただ、この出来事はほんの一瞬。

さらに、肉眼で見ていた人はそれに気付く事は無かったですが、
天体望遠鏡等の観測機器で満月を見ていた人たちの多くは、この瞬間を目撃していたため、
瞬く間にその映像がSNSで拡散され、間接的ですが世界中に知られる事になっています。

実は珍しくない月面の隕石衝突

今回、月面に隕石が衝突した場面は、
たまたま皆既月食中だったため多くの人が目撃し、
おそらくは観測史上初の出来事だったのかも知れませんが、

実は、月面にクレーターが形成されるような隕石衝突は、ほぼ週一くらいに起きているとの事。

宇宙空間を飛び交う小天体は、時に隕石となって地球や月に降り注ぎますが、
厚い大気で守られている地球では、殆どの小天体は地表に落ちる前に大気摩擦で燃え尽きてしまいます。

しかし、殆ど大気の存在しない月では、そのまま隕石は地表(月面)にぶつかってしまいます。

そしてその衝突跡として形成されるのが、大小様々なクレーター。


「画像参照:Getty Images」

また、大気の無い月でこれらのクレーターは、衝突したときのそのまま残っているため、
古いクレーターを調べれば、
月、さらには地球の起源を知る手掛かりにも繋がる可能性があるとも考えられています。

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皆既月食中に出来たクレーターはどこ?

今回、多くの人が目撃した月面に新たに形成されたクレーター。

実際、月面のどこに落ちてどんなクレーターが出来たのか?についてですが。

早速、研究者らがこのクレーターについて調査を始め、
それにより推測できるのが、落下した地点は月面の南緯29.47度、西経67.77度付近。

隕石の大きさはアメフトのボールくらいで、
これにより形成されたクレーターの大きさは直径が7~10メートルほどだといいます。

つまり結論からいうと、
既にクレーターだらけの月面において、
今回出来たと思われるこの程度の大きさのクレーターを特定する事は、非常に困難だという事のようです。

疑問~月の表と裏でクレーターの数が違うのは何故?

地球からでは、月の表側は見えても裏側を見る事は出来ません。

ですが、人類が宇宙に進出するようになって、月の裏側の様子が明らかになって来ました。

そしてわかった疑問点。
私たちが普段から見ている月の表側の様子と裏側ではまったく違い、
月の裏側はボコボコのクレーターだらけだという事。


「画像参照:Wikipedia」

表も裏も同じ月面なのに、こんなに違うのは何故なのか?

一見すると、月の表側はクレーターが少ないように見えますが、
詳しく見ると多くのクレーターを確認する事が出来ます。

ですが、どうしても月の表と裏は、まったく違う”顔”をしているのは事実。

何故こうも違うのか?
その理由は、月の表側に多く見られる”影”~つまり”海”に原因があります。

地球の衛星である月は、地球の強い潮汐力の影響で、
重心が地球側に傾いているという潮汐ロックがかかった状態にあります。

この強い潮汐力により、
月が誕生した初期段階で内部のマグマが表側を中心に噴き出し、
クレーターを埋めて平原に変え”海”となったと考えられています。

つまり、元々は月の表側も裏側のようなクレーターだらけの状態だったと考えられ、
マグマで埋め尽くされた平原の上に隕石が衝突して、
クレーターが形成されたものと推測されています。

この事が原因となり、月の表側にあるクレーターは比較的新しく、
裏側にあるクレーターは古いモノが多いという調査結果も出ています。

ただ、月の表と裏側では、隕石が落下する確率が高いのは裏側で、

その理由は、常に外宇宙に向いている月の裏側では、
月の引力に引かれて隕石が落下しやすくなっており、

逆に表側は、月の引力より地球の引力の方が大きいため、
隕石となる小天体は地球に引かれて行きやすくなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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