現在ハリウッドでも大活躍している国際派俳優の真田広之さん。
彼は演じた海外ドラマや映画の出演作品の中でも、何故かSF作品、しかも宇宙飛行士役が多いとか聞きます。
いつもは天文関連の固いネタ?が中心のこのサイトですが、今回はちょっと砕けた感じで、宇宙に関係する俳優・真田広之さんについての話題を取り上げてみようと思います。

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真田広之さんとはどんな俳優?

今、ハリウッドで活躍する日本人俳優でまず頭に浮かぶのは誰?という質問で、多くの人は渡辺謙さんと答えるのではないでしょうか?
確かに渡辺謙さんは、ハリウッド映画でも主役級の役を多数演じていて有名ですが、実は、渡辺さん以上に海外で活躍している俳優は真田広之さんだということを、知っている人はあまりいないかも知れません。
そういった意味では真田さんの海外での活動はそう派手でなく、地道に活動されているのかも知れません。

真田さんは1960年東京生まれ。
芸歴は長く、子役時代から50年以上も芸能活動を続けている大ベテランです。
そんな真田さんはどんな俳優か?と尋ねると、40代以上の人はおそらくアクション俳優と答えるかも知れません。

確かに若手時代の真田さんは、ズバ抜けた運動神経で数々のアクションシーンを吹き替え無しで熟し、日本映画界で人気俳優となり一世を風靡しました。
そんな真田さんに海外進出の転機となったのが、2003年公開のトム・クルーズ主演「ラスト・サムライ」に出演した事。
これ以降、アメリカに活動拠点を移し、数々のアメリカ映画やドラマに出演して行くこととなります。
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真田広之さんが演じた宇宙飛行士

数々のドラマ、映画作品に出演されている真田広之さん。
彼の役には何故か宇宙飛行士役が多いとの声もあるようです。
これまで真田さんが役として宇宙に行った回数は4回。
その4回の出演作品を調べてみました。

1作目:「宇宙からのメッセージ」(1978年)

真田広之さんが、最初に宇宙に行ったのはまだ10代の頃で、1978年に公開された日本のSF映画「宇宙からのメッセージ」だったようです。

「Image Credit:モバオク!」
◆参考動画:【宇宙からのメッセージ】

正直、私もこの映画の事は知らなかったのでYouTUBEやウィキペディアで調べたところ、内容は里見八犬伝をモチーフにした和製スペースオペラ映画のようです。
当時、スター・ウォーズの第一作目が公開された大ヒットし社会現象化している時代だったため、日本でもスターウォーズに似た作品が何作か制作されており、真田さんが出演したこの映画もその中の一作だったようです。
ちなみに、この作品において真田さんの役は準主役の宇宙暴走族シロー・ホンゴーで、一応は宇宙には行きましたが宇宙飛行士とはちょっと違う役だったようです。

2作目:「宇宙からのメッセージ・銀河大戦」(1978年~1979年)

テレビ朝日の土曜日ゴールデンタイム(19時台)で放送されていたの特撮テレビドラマ。
こちらは映画「宇宙からのメッセージ」の続編として制作され、真田さんは主役として出演していました。
◆参考動画:【宇宙からのメッセージ・銀河大戦】

3作目:「サンシャイン2057」(2007年)

本格的にアメリカ進出を果たした真田さん。
しかし、この映画はアメリカではなくイギリス制作の映画でした。
でも、これが本当の意味での本格的な宇宙飛行士役。

ストーリーは、近未来である2057年が舞台。
太陽活動が衰え、人類を含めた地球上の生物が絶滅に瀕し、その危機を救うために太陽に向かう8人の宇宙船クルーの1人が真田さん。

「Image Credit:サンシャイン2057公式サイトより」
◆参考動画:【サンシャイン2057】
この映画での真田さんの役は宇宙船の船長役。まさに主役として出演していました。

4作目:「ライフ」(2017年)

この作品は、有人宇宙探査をリアルに描いたホラー映画です。
舞台はISS国際宇宙ステーション。火星探査機が持ち帰った地球外生命体サンプルがISSのクルーを次々に襲うというスリラー作品です。

この作品で真田さんは、ISSのベテラン宇宙飛行士メインキャストの1人として出演しています。

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真田広之さんに宇宙飛行士役が多い理由を考察してみた

「宇宙からのメッセージ」は宇宙飛行士役とは言い難いですが、それでも宇宙に関係する4作品も出演している真田さん。
本人も「最初に(宇宙に)フライトしてから40年以上飛び続けている。」と言っているだけに、宇宙モノの演技にも定評があるようで、映画「ライフ」の撮影中、監督が他の出演者に「真田さんの無重力演技を参考にしろ。」と言うくらい、真田さんに全幅の信頼を寄せていたそうです。

また、宇宙飛行士の役として付きモノでもある宇宙遊泳等の無重力シーンですが、無重力の演技はワイヤーで吊るして撮影するらしく、演じる役者には体力的にも大きな負担がかかると言い、元々アクション俳優だった真田さんにとって体力と運動神経の必要な無重力の演技は、その点はお手のモノかも知れません。

なお、実際、宇宙飛行士は多国籍の人たちの集まりでもあり、アジア人である真田さんはその役に当てはまる役者であることも、彼が宇宙飛行士役に選ばれる理由の1つなのかも知れません。
いずれにせよ、今後も国際派の俳優として活躍を続けることは間違いない真田広之さん。
近いうち5度目の宇宙ミッションがあるかも知れません。
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