2018年のお正月。つまり、年明け早々に素晴らしい天体ショーが見られます。それも2つ!
1つは、元旦恒例の「初日の出」。
2つめは、お正月2日に見られるというスーパームーン。
つまり、1月1日と2日の2日間。
お正月の天体ショーを見られるってことです。
こんな事って滅多に無い!?
寒い中、出不精になりがちですが、一生に一度のチャンスかも知れませんので、是非見に行ってがいかが?
2018年元旦は寝正月でなく初日の出を見に行こう!
新年を迎える日に望む「初日の出」。早起きして、初日の出を拝み、それから初詣に出掛ける人も少なくないでしょう。
と同時に、せっかくの正月休み。
「初日の出なんか見ないで、ゆっくり寝ていたい。」と寝正月を決め込む人も多いかと・・・
でも、一年の始まりを告げる元旦の「初日の出」は普段の日の出とが違い、感慨深い特別なモノではないでしょうか?
そんな初日の出。
家の庭やベランダから眺めるのも良いですが、新年の想いを新たにする意味でも、日の出が最高に見える景色のところへ出向き、拝み、そして撮影してみてはいかがでしょうか?
2018年元旦の日の出時刻と天気
早起きして行く初日の出詣で。知っておきたいのは、当然のことながら日の出の時間と天気ではないでしょうか?
天気が悪く、初日の出が見られないのでは早起きの意味もありませんし、寝過ごして初日の出を逃したりしたら、新年早々縁起が悪い?
そうならないためにも、しっかりと時間と天気が押さえておきましょう。
まずは、2018年元旦の日の出時刻から。
全国の主要都市を基準とした日の出時刻は
- 札幌⇒7時06分00秒
- 仙台⇒6時53分12秒
- 東京⇒6時50分53秒
- 名古屋⇒7時00分42秒
- 大阪⇒7時04分59秒
- 広島⇒7時16分29秒
- 福岡⇒7時22分40秒
- 那覇⇒7時16分45秒
となっています。
なお、その他の都市についてはコチラを参照いただければと思います。
そして一番気になる?天気は・・・
この記事を書いている2017年12月中旬では、正確な天気は申し上げられませんが、長期予報によると、2018年元旦は全国的に天気に恵まれるとの事。
ただ、北陸信越地方は、あまり天気が良くないとの予報が出ています。
また、年末年始の天気傾向は、冬型の気圧配置になるそうで、少し風が強い場所もあるかも知れませんが、気温は平年並みという事です。
2018年お正月の本命天体ショーはスーパームーン!
お天気に恵まれ、寝坊さえしなければ初日の出は毎年見ることが出来ますが、スーパームーンは滅多に見られない天文現象です。そんな滅多に見られないスーパームーンとはいったいどんな現象なのか?
当たり前のように頭上に輝く月。
多くの人はあまり気にしていないと思いますが、その大きさは一定ではありません。
月が一定でない理由は一つ。
月は、地球の周りを楕円軌道で公転しているからです。
「画像参照:キャノンサイエンスラボ・キッズ」
地球と月の距離は、最も離れたときで約40万6千キロメートル。
地球と月の距離は、最も近いときで35万6千キロメートルと、その差は5万キロもあります。
つまり、スーパームーンとは?
月が地球に接近したときに満月になった場合、普段より大きく見える巨大満月(スーパームーン)なのです。
この大きな満月~スーパームーンが見れるのは2018年1月2日。
このときの地球と月の距離は約35万7千キロメートルで、普段の満月より14%ほど大きく見え、明るさは30%増し。
とても明るく大きな満月が、お正月の夜空を照らしてくれます。
「画像参照:Twitterより」
2018年元旦は初日の出前に夜明け前の星空も楽しもう!
初日の出を拝むために、せっかく早起きしたのであれば、日の出前の星空を楽しむのもオススメです。夜明け前の空はとても澄んでいて、かなり星空も綺麗に見えると思います。
そんなときに見えるのが、冬の星座の代表でもあるオリオン座や冬の大三角。
日が昇る東の方角を見上げれば、それはスグに目に入って来て美しく見えるハズです、
このとき、星空を見上げると同時に、オリオン座の一等星でもあり、冬の大三角の一角を成す星・ベテルギウスに注目していただくのもオススメです。
肉眼で見るベテルギウスは、他の星とあまり変わらない赤く輝く星ですが、実際は我々の太陽の1,400倍以上にも巨大化した赤色超巨星です。
「画像参照:YAHOO!JAPAN きっず図鑑」
実はこのベテルギウス。
星としては末期の状況で、いつその寿命を終え、大爆発(超新星爆発)を起こしておかしくない状態にあります。
そんなベテルギウスに待つ運命を感じつつ星空を見上げ、元旦を迎えるというのもまた良いのではないでしょうか。