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気軽に飛行機で宇宙に行く時代到来?安価なスペースプレーン

爆音と巨大な炎を噴き出し、宇宙へ飛び出すロケット。
それは大掛かりで圧巻。それ故に、こんなロケットで宇宙に行ける人は、ほんの一握りの特別な人。
何より、ロケット打ち上げには莫大な費用がかかり、庶民が宇宙に行くなんて夢また夢。

しかし、そんな庶民でも近い将来、気軽に宇宙に行ける時代がやって来るかも知れません。
しかもロケットではなく、飛行機で行けるというのです。



2011年にアメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルの運用が終了して以降、
宇宙飛行士を乗せて宇宙に行ける手段は、
ロシアの旧式ロケット・ソユーズしかありません。(中国は除く)

日本人宇宙飛行士も数人、このソユーズロケットに搭乗し、
宇宙に飛び立っています。

しかし、このロケットに登場するためには、宇宙飛行士1人あたり約100億円という莫大な費用がかかり、極めて高コストだと言えます。

NASAもスペースシャトルに代わるロケットを開発中(2016年現在)ですが、
それでも高コストには変わりなく、さらに搭乗できる人間も限られているままです。

そんな高いコストでは、我々庶民が宇宙に行きたいという夢を叶えるのはとても無理?!
でも、もしかしたら庶民の夢を叶えてくれそうな宇宙船が実現される可能性が出て来るかも?

それを、民間の企業が開発しているとの事なのですが。

ジェットエンジンとロケットエンジンを併用した「スペースプレーン」

イギリス企業のリアクション・エンジンズ社は、
通常の航空機のように、大気圏内を飛べるエンジンと、
宇宙ロケットに使用する液体燃料エンジンの両方を1つの機体に搭載したスペース・プレーン、
「スカイロン」を開発だと言います。

この「スカイロン」には、液体水素と液体酸素が燃料として積まれており、
大気圏内では、空気中の酸素と液体水素を反応させ、ジェット推進を作り出し飛行。

そして、宇宙に飛び出す時には、液体酸素を燃焼させてロケット推進で加速。
一気に、音速の20倍まで加速することが可能だそうです。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

ちなみに、この「スカイロン」に搭載するジェット・ロケット併用エンジンを、
新世代型航空機エンジン「SABRE(Synergistic Air-Breathing Rocket Engine)」と呼ぶそうです。

つまり、SABRE(セイバー)を搭載した「スカイロン」は宇宙飛行機として運用され、
滑走路からジェットエンジンで飛び立ち、上空で大気圏を離脱するときは、ロケットエンジンに点火して宇宙に飛び出すという新方式をとるとの事。

さらに、この「スカイロン」に搭載できる重量は11トンで、
人工衛星など荷物の運搬はもとより、
宇宙旅客機として活用できる画期的な乗り物になるそうです。

画期的な新世代航空エンジン

「スカイロン」に搭載されるエンジン・SABREには、これまでにない熱交換システムが採用されているとの事。

参考動画:【SABRE engine】

音速を超える航空機では、摩擦熱で発生する空気の温度が非常に高温になってしまい、
エンジン内に入る流入空気もかなりの高温になり、
エンジンそのものがその温度に耐えきらない状態になってしまいます。

そのため、新型エンジン・SABREの熱交換システムは、
エンジンの正面に設置され、摩擦熱で摂氏1,000度まで上がった流入空気を、
瞬時(100分の2秒)で、摂氏マイナス150度まで冷却してくれます。

これにより、これまでの航空機の常識を超えた速度まで加速することが出来、
一気に宇宙へ飛び出すことも可能になるそうです。

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画期的なのは大幅なコストダウン

SABREの熱交換システムで、スカイロンは超音速で飛べるようになります。

そのスピードは、大気圏内でマッハ5.4。
大気圏を飛び出すときは、一気にマッハ15まで加速。

つまり、スカイロン一機で、超音速の航空機としても使え、
そのままロケットになり、宇宙に飛び出すロケットにもなるわけです。

そうすることで、これまでの宇宙ロケットにかかる費用も100分の1まで軽減され、
さらに、宇宙基地からの大掛かりな打ち上げもなく、
通常の空港からでも、わずか15分程度で宇宙に行けるようになるとの事です。


この「スカイロン」。
現段階では、まだ開発途中ですが、
数年以内(10年以内)には完成となり、実用化される計画らしく、
もし、これが完成すれば、人類の宇宙進出はもちろんの事。
航空史も大きく変貌を遂げ、次世代へ移行した、
超音速で飛べる民間航空機が登場する可能性も、期待できるのではないでしょうか?

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