もし発見されれば21世紀最大級の大発見となるかも知れない未知の天体・太陽系第9惑星(プラネットナイン)
先日、大きく報道もされたのでご存じの方も多いと思いますが、ほぼ確実に9番目の惑星は存在する兆候があるとの発表があり、世界中を驚かせました。
しかし、現代の観測技術を持ってしても未だ発見に至っていない理由は何なのか?そして、その惑星はどんな星なのか?についていくつか調べてみました。

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昔、学校の授業では太陽系には9つの惑星があると習いましたが、9番目の惑星だった冥王星が準惑星に格下げになったため、現在では1つ減り8つの惑星しかないと教わっています。
ということで、このまま太陽系は8つの惑星で構成されているということで収まりそうだったのですが、ここに来て冥王星に代わる新しい9番目の惑星?が存在する可能性が濃厚になってきました。

太陽系第9惑星存在の兆候とは?

太陽系第9惑星が存在する兆候があると発表すたのは、カリフォルニア工科大学の天文学者達。
彼らは太陽系の外縁部の天体を観測していたところ、それらの天体が奇妙な軌道を持っていたことで、天体の軌道に影響を与える未知の巨大な天体が存在するという兆候を発見しました。

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これらの天体の軌道を元に計算をしたところ、未知の天体は太陽から約45億キロ以上も離れた8番目の惑星・海王星よりもさらに20倍離れた位置を公転するのではという結論に至ったとの事です。
その未知の天体は、地球の約10倍から11倍の質量を持つと想定され、かなり巨大であることも想像されるとの事のようです。

第9惑星を簡単に発見出来ない理由

ほぼ存在するだろうと思われる太陽系第9惑星ですが、発見には至っていません。
第9惑星は地球の10倍もある惑星なのに何故発見出来ないのか?素人なら疑問に思っても仕方ないかも知れません。
第9惑星を発見出来ない理由。それはその星があまりにも遠く離れていて暗い星だからです。
通常、自ら光を発する恒星なら何光年離れていても、その光とエネルギーを辿れば発見することはたやすいのですが、惑星ともなると発見するための目印が無いためなかなか難しい。
しかも太陽から遠く離れているため、他の惑星のように太陽から受ける反射も非常に少ない。
つまり、第9惑星は暗闇の中にあるほんの僅かな目印を探し出し、発見しないといけないという高度な観測技術が必要になるのです。
しかし、これまでの観測で第9惑星のおおよその公転軌道の予測はついているので、あとはその軌道と思われる場所をくまなく探していけば、時間はかかるかも知れませんが必ず発見することは出来ると言っていますので、その観測にあたるのは、世界の名だたる観測機関、そして我が日本が誇るすばる望遠鏡も探索にあたっているとのことですので、発見は時間の問題。かなり期待出来るでしょう。
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第9惑星はどんな星なのか?想像してみた

未だ発見されていない未知の第9番惑星。いったいどんな星なのでしょうか?
まず、その惑星がどのように形成されているのか?太陽系には3つの惑星系で分類され、地球のような表面を岩石で覆われた”地球型惑星”。これは比較的小型の星が該当します。
次に天王星型惑星。地球型より少し大きな惑星で、主に氷やメタン、アンモニアなどで構成される冷たい惑星。
最後に木星のようなガス構成された”木星型惑星”。これは惑星としてはかなり大型に分類されるモノです。

以上のような3つの惑星系が第9番惑星のどれに分類されるのでしょうか?
質量が地球の10倍程度とされますので、一番可能性が高いのが天王星型惑星であり、ほとんどが氷とガスで構成された冷え切った星であることが想像出来ます。
ただ、岩石惑星の地球型も捨てきれません。
もし、第9惑星が地表がある地球型であれば、いったいそこはどんな世界なのか?考えられるのは、ほとんど太陽の光の届かない暗闇に務まれた世界で、そこがもし大気が存在したとしてもマイナス200度以下のとてつもない超極寒の世界だということが想像出来ますし、当然ながらとても生命が生存できる環境ではないでしょう。
また、質量が大きいということもあり、小天体の多いエッジワース・カイパーベルトと隣接する軌道を公転するということも考慮すると、土星や天王星などのように”環”(リング)を持つ惑星であることも考えられます。

どちらにせよ、とても遠く暗い天体であることは間違いなく、発見されたとしてもその惑星がどんな星なのか?そこまで詳しく調査するにはかなり時間を要するモノと思いわれます。
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