「Image Credit:NASA」
2009年に太陽系外で地球型の惑星を探査するために、アメリカ航空宇宙局(NASA)が打ち上げた「ケプラー宇宙望遠鏡」。
この宇宙望遠鏡は打ち上げ以降大きな働きをしてくれ、2018年の運用終了までに太陽系外に予想以上の惑星を発見してくれました。

このケプラー宇宙望遠鏡等が行った惑星探査の最大の目的は、太陽系外に地球タイプの天体を探す事にありました。
そしてケプラー宇宙望遠鏡は期待に応え、地球によく似た惑星も発見しています。


「ケプラー宇宙望遠鏡」がこれまでに発見した惑星の数

ケプラー宇宙望遠鏡は、2018年の運用終了までの探査で太陽系外に2,600個以上の惑星を検出しています。
その探索範囲は、数光年先の近傍恒星系から数千光年彼方の恒星系まで及び、その中で生命が生息可能な領域「ハビタブルゾーン」に位置する惑星は約200個も検出しており、そこから地球と似た構成(表面が岩石で覆われた惑星)の天体を絞り込むと20個程になったそうです。

ケプラー宇宙望遠鏡が残したこの成果。それは予想以上で、これで宇宙には地球に似た星が多く存在する事を証明してくれています。

「Image Credit:cnn.co.jp

「ケプラー宇宙望遠鏡」が発見した地球型惑星に異星人はいるのか?

地球型惑星を発見したからといって、必ずしもそこに生命が存在し、ましてや人類のように知的生命体の異星人がいるとは限りません。
ケプラー宇宙望遠鏡が発見した惑星は、あくまでも惑星のある位置や大きさなどが地球に似ているというだけで、生命の存在が確認されたワケではありません。

地球に似た惑星でも、そこに十分な大気が存在し生命生息に適した環境が揃っているか?までは、はっきりとした観測はできず「可能性がある」ということに留まるというだけで、発見された20個の地球型惑星は今後の詳細な観測で事実が解明されて来るのではないでしょうか?

また、人類のように知的生命体が生まれるのにも厳しい条件があり、まずは、知的生命体が生まれるにはかなりの年月が必要となると考えられています。
その理由は、地球の歴史が示すように、地球に人類が生まれるまで45億年以上の長い年月がかかっている事を考えれば、知的生命体は、人類のように天体に住む生態系の究極の進化であって、それが育まれるまで数十億年は時間が必要になって来るということになります。
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将来人類は太陽系外の地球型惑星移住出来るのか?

例えば、ケプラー宇宙望遠鏡が発見した惑星の中で大気があり水や酸素が存在する、言わば地球環境に良く似た天体があったとします。
そんな惑星が見つかったとしても、当然、現在の科学力ではそこまで行く手段なんてありません。
それが可能になるには、遥か未来、数千年後?数百年後?もしかしたら、数十年後かも知れませんがそれは誰にもわかりません。

もし、太陽系外の惑星まで行ける恒星間航行が可能になった時代が訪れたとしても、人類は果たして、そのような地球によく似た惑星に移住することが出来るのでしょうか?

それは、現時点ではSFであり夢物語でしかないのですが、ただ、人類が地球以外の星に移住するにはかなり高いハードルがあるハズです。
そのハードルとは何なのか?
  • 人間が呼吸出来る空気なのか?
  • 大気圧は、地球の地上の1気圧に近いのか?
  • 重力は、地球に似ているのか?
  • 飲める水や食料が確保できるのか?
  • 先住生物がいる可能性がある星に外来生物の人類が移住することで、生態系に悪影響が出てしまう可能性がある?
  • その星に存在する未知の細菌・ウィルスを克服する免疫は?
など、単純に地球に似ているからと言って簡単に移住出来るとは限らないですし、もし移住するなら相当の準備・対策、そして覚悟が必要となるでしょう。

第二の地球探しは緊急の課題?

太陽系外の惑星に人類が移住することはまだまだ無理な話ですが、しかし、人類が地球以外の場所に移住しなくてはならない事態がそう遠くない将来訪れてしまうかも知れません。

現在、地球に住む人類の人口は70億人を突破しています。
これは、非常に大きな問題で、既に地球は人類の人口を抱えきれない飽和状態になりつつあると考えられています。

「Image Credit:James Cridland
これ以上、人口が増えてしまうとどうなるのか?
  • 地球温暖化がさらに悪化。取返しの出来ない事態に!?
  • 環境汚染・自然破壊が深刻な状況に!?
  • 食糧危機や治安悪化、貧困化の進行!?
  • テロや戦争が勃発しやすい状況に!?
といった具合に、これ以上の人口増加は地球全体に悪影響を与えかねません。

増え過ぎた人口に、今後人類はどう対処するべきなのでしょうか?
1つの手段として、地球外に人類を移住させる第二の地球を見つけることがあるかも知れません。
しかし残念ながら、太陽系には人類が住めそうな天体は地球以外に見当たりません。

ただ、火星に人類を移住させる計画もありますが、火星は地球の環境とはあまりにも違い過ぎるため、第二の地球候補としてはかなり厳しい環境ではないでしょうか?

「Image Credit:Wikipedia」
また、アニメの機動戦士ガンダムに登場するような地球衛星軌道上に人口の天体を建設する「スペースコロニー」も不可能な技術ではないようですが、地球人口を移住させるには、超巨大なスペースコロニーを相当数建設する必要がありますし、それにはとてつもない費用がかかることは言うまでもないでしょう。

「Image Credit:Wikipedia」
いずれにせよ、人類が増え過ぎる人口に対しどのような対策を取るのか、これは近い将来訪れるかも知れない緊急の課題になるのではないでしょうか?