しぶんぎ座流星群は、年間を通して見られる流星群の中でも”三大流星群”のひとつとして数えられる規模の大きな流星群です。
この流星群は年のはじめを彩る流星群としても知られ、年始の頃に見頃を迎え多くの流星を降らせてくれます。
そんな毎年訪れ、期待の大きなしぶんぎ座流星群ですが、その年の天気や時間帯などによって観測の好条件であったり悪条件であったりします。
果たしてしぶんぎ座流星群がどの方角で見れ、今後素晴らしい流星群を見せてくれるのはいつなのでしょうか?

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しぶんぎ座流星群の見える方角

まず知っておかなくてはならないのが、しぶんぎ座流星群がどの方角から流れるかについてです。
しぶんぎ座流星群はりゅう座とうしかい座の座標を放射点にして流れて来る流星群で、見える方角は北東方向になります。

「Image Credit:Tenki.jp」
北東方向がしぶんぎ座流星群の放射点になりますが、基本的に流星群とモノは必ずしも放射点を眺めないと行けないという事ではなく、全天他の方角からも流星は観測出来、むしろ放射点よりも他の方向から流れる流星の方がキレイに見えたりします。
ですので、りゅう座とうしかい座方向はあくまでも起点として、そこから他の方角から流星が流れて来ないか?探すのがポイントとなります。

しぶんぎ座流星群のピークは?

毎年、しぶんぎ座流星群が楽しめるのはお正月気分も抜けようか?という1月3日~7日の頃になります。
ただ、楽しめるのもその年の条件にもより、ピーク時間帯がどのタイミングで訪れるかどうかもカギとなって来ます。
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しぶんぎ座流星群の起源

流星群の紹介をするときに、その流星群の起源(母天体)はどこにあるのか?お伝えしていますが、しぶんぎ座流星群の場合、それが明確になっていません。
しかし、流星群の起源となるのがほとんど彗星となるため、この流星群についてもいくつかの彗星が候補として挙げられ、マックホルツ彗星やヘール・ボップ彗星などが挙げられていますが、現時点では不明です。
流星群が発生する要因となっているのが、彗星がまき散らしたガスや塵の中を地球が通過するときに起こるものとされ、これらの彗星のいづれかの軌道の後を地球が通ったことでしぶんぎ座流星群が見られるということになり、流星の大きさそのものは数ミリ~数センチ大の大きさで、これが高速で地球に落下する際、地球の大気との摩擦熱で発火し流れ星となります。

「Image Credit:国立天文台 天文情報センター」
以上、今後のしぶんぎ座流星群の観測については期待大ということですが、これも自然現象ですので、実際のところ流星群がどのように流れて来るか?といことは不明です。
それでも、三大流星群のひとつとして数えられるしぶんぎ座流星群ですので、ピーク時の流星の数は1分間で数個は見られるのではないでしょうか。
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