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太陽系に近い惑星を持つ恒星で生命の可能性がある天体10選

近年、観測技術の進歩とともに、
次々と太陽系外の恒星で地球型惑星が発見されています。

しかし、発見された系外惑星が地球型だとわかっても、
その惑星に生命がいるかどうかまでは、まだわかっていません。

でも、太陽系に近い地球型惑星であれば、
将来人類の移住に適した惑星である可能性もあります。

ここでは、そんな太陽系に近い恒星で惑星を持つ天体はどれくらいあるのか?
太陽系に近い順に10個ほど選び、調べてみました

① 2つめの地球型惑星が見つかった?最も近いプロキシマ・ケンタウリ

赤色矮星プロキシマ・ケンタウリは、
太陽系に最も近い恒星で4.24光年の距離にあります。

2016年、この地球に最も近いプロキシマ・ケンタウリで系外惑星・プロキシマbが発見され、
さらにその惑星・プロキシマbは、生命存在の可能性があるハビタブルゾーンに位置している地球に似た岩石惑星である事も確認された事で、大きな話題になりました。


「画像参照:惑星プロキシマbの地表の想像図(Wikipediaより)」


しかし、このプロキシマb、まだ詳細な分析が進んでおらず、
現時点では、そこに生命生存に必要な大気や液体の水が存在しているかどうかまではわかっていません。

また、最近ではプロキシマ・ケンタウリに、
もう一つ地球型惑星が存在している可能性が浮上。

ただこの惑星は、地球の6倍ほどの質量を持っていると考えられ、
地球型の岩石惑星であればスーパーアース。

そうでなければ、天王星や海王星のような巨大氷惑星であるかも知れません。

ちなみに、スーパーアースとは?
地球の数倍以上の大きさ(質量)を持つ岩石惑星の事で、
これまでも、いくつものスーパーアースは見つかっています。

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② バーナード星で発見されたスーパーアース

太陽系から約6光年の距離にあるバーナード星。
バーナード星もまた太陽よりかなり小型の恒星である赤色矮星です。

この恒星にも最近になって惑星が発見されました。

その惑星は地球の3.2倍以上の質量を持つ、
いわゆるスーパーアースと呼ばれる惑星ではないかと推測されています。


「画像参照:バーナード星のスーパーアース想像図(欧州南天天文台より)」

このバーナード星のスーパーアースは、ハビタブルゾーンから外れており、
表面温度はマイナス170度ほどで、生命の生息には不向きの極寒の世界ではないか?と考えられています。

③ 明るさが変化する変光星・ラランド21185

太陽系から約8.2光年の位置にあるラランド21185は太陽質量の46%ほどの恒星で、
赤色矮星と橙色矮星の間に分類される恒星です。

このラランド21185にも惑星が存在する可能性があると考えらていますが、
恒星自体が、活動が活発な変光星であるため、
もし、ハビタブルゾーンに惑星が存在したとしても、
恒星からの激しい放射線に晒されている可能性があります。


「画像参照:ラランド21185惑星系の想像図(Wikipediaより)」

④ 全天で太陽の次ぎに明るいシリウス

冬の大三角を形成し、最も明るく輝くシリウスは太陽系から約8.6光年の距離にあります。

肉眼では1つに見えるシリウス。

実は2つの恒星から成る連星であり、
太陽質量の約2倍の質量を持つシリウスAと、
既に寿命を終え白色矮星となった伴星シリウスBで形成される恒星系です。


「画像参照:Wikipedia」

ちなみに伴星シリウスBは、ほぼ太陽と同じ質量を持っていますが、
大きさは地球ほどしかありません。

そして気になるシリウスでの惑星ですが、
現在のところ惑星は見つかっていません。

ですが、今後の観測次第では惑星が見つかる可能性は十分にあります。

ただし、シリウスAは誕生してから数億年程度の非常に若い恒星。

一方のシリウスBは伴星であるため、もし惑星が存在していたとしても、
生命の可能性はかなり低いでしょう。

⑤ 太陽系に近づきつつある恒星・ロス248

ロス248もまた赤色矮星に分類される小型の恒星です。

太陽系からロス248までの距離は10.33光年。

ですが、太陽系とロス248は少しずつ接近しており、
3万6,000年後には約3光年の距離まで近づくと考えられています。

また、この恒星には木星型のガス惑星があるのでは?と考えられていましたが、
今のところ、それらしい惑星は発見されていませんが、
今後発見される可能性は十分にあります。

⑥ 太陽系創世記に似たエリダヌス座イプシロン星

太陽系かた10.5光年の距離にあるエリダヌス座イプシロン星。

質量は太陽の0.83倍と、かなり太陽に近い恒星として知られています。

また、この恒星には惑星も発見されており、
イプシロン星bと呼ばれる木星型のガス惑星ではないかと考えられていて、
他にも惑星が存在する可能性はあります。

しかし、エリダヌス座イプシロン星は誕生してから約8億年と非常に若く、
惑星が形成される軌道上では300億キロにも及ぶ、
ガスや小天体で出来たデブリディスクで覆われており、
今後これらが衝突・合体する事で、新たに惑星が誕生する可能性があると思われます。


「画像参照:デブリディスクで覆われるエリダヌス座イプシロン星想像図(NASA)」

ただ、もしこの時点で地球型の惑星があったとしても、
恒星自体の年齢が若いため、生命が誕生している可能性は低いと思われます。

⑦ 生命存在の可能性大?地球サイズ惑星があるロス128

ロス128は約11光年先にある赤色矮星。
質量は太陽の0.15倍と非常に小さく暗い恒星です。

恒星自体非常に暗い星ですが、
ロス128は、活動の激しい変光星でもなく非常に穏やかな活動を続けている恒星です。

そんな穏やかな恒星のハビタブルゾーン内に地球サイズの岩石惑星が見つかった事で、
一気に生命存在の可能性が高まって来ました。

その惑星の名前はロス128b。


「画像参照:ロス128惑星系の想像図(Wikipediaより)」

この惑星については、今後詳しい調査が行われる予定で、
とても期待の持てる星のひとつではないでしょうか。

⑧ SF映画にも度々登場する太陽に似た恒星・クジラ座タウ星

太陽系から約12光年離れたクジラ座タウ星。

クジラ座タウ星の特徴は何と言っても、私たちの太陽によく似たスペクトル型を持つa href=”https://ja.wikipedia.org/wiki/G%E5%9E%8B%E4%B8%BB%E7%B3%BB%E5%88%97%E6%98%9F” target=”_blank” rel=”nofollow noopener noreferrer”>G型主系列星である事です。

そのため、人類が移住可能な惑星があるかも?として、
SF映画などに度々登場している有名な恒星でもあります。

クジラ座タウ星にもハビタブルゾーン内に2つの惑星が確認されていますが、
いずれも地球の数倍の質量を持つスーパーアースだと推測されています。


「画像参照:タウ星系のイメージ図(The University of Hertfordshire: 2012より)」

スーパーアースは自重が重いため、仮に大気が存在していたとしても、
強い重力により、大気層が厚く、激しい大気の動きがあると予想されているため、
生命生存には不向きな環境ではないか?と考えられています。

⑨ スーパーアースでも生命の可能性がある?ウルフ1061

約14光年離れた場所にある赤色矮星・ウルフ1061。

ウルフ1061には3つの惑星が見つかっており、
そのうちの1つウルフ1061cは、ハビタブルゾーンの範囲に完璧に位置するため、
生命が生存する可能性が大きいと推測されています。


「画像参照:赤色矮星ウォルフ1061と3つの惑星の想像図(Wikipediaより)」

ただ、ウルフ1061cもまた地球の4倍ほどの大きさを持つスーパーアースだと考えられており、
もし、スーパーアースだとしたら、大気や水の存在が気になるところですし、
また重い重力が惑星環境にどんな影響を与えるのか?
今後の調査が待たれるところです。

⑩ ハビタブルゾーン惑星が3つも見つかったトラピスト1

最後にご紹介するのは、これまでの恒星よりは、
少し遠い場所の約40光年のところにある赤色矮星・トラピスト1。

2017年にNASAが発表した「トラピスト1」に関するニュース。

太陽の10分の1ほどしかない恒星に、
全部で7個もの惑星が見つかったとして話題になりました。

さらに、そのうちの3つがハビタブルゾーン内に位置しており、
生命存在の可能性がさらに期待出来るとして、
センセーショナルに報道された事は記憶に新しいところです。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

また、トラピスト1の年齢も30~80億年だと推測されており、
これだけ主星に年齢があれば、生命が進化するには十分な時間があると考えられ、
可能性的には人類のような知的生命体も生まれていてもおかしくはないかも知れません。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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