1960年代から70年代前半にかけてアメリカと旧ソ連との冷戦時代の象徴とも言える月面着陸競争!?
結果はアメリカが先に人類を月に送り勝利したワケですが、これが後にソ連に勝つために捏造したのでは無いかと物議をかもしましたが、それを一喝する真実の画像がNASAにより公開され話題になっています。
そんなアポロ計画の真実をここではいくつかご紹介したいと思います。
この記事でわかること
アポロ計画の背景
アメリカと旧ソ連の宇宙開発競争の発端となったのが、1961年にアメリカ大統領ジョン・F・ケネディによる声明。ケネディ大統領が「1960年代中に人類を月に到達させる」と宣言したことで、国家の威信を賭けた熾烈な月面先乗り競争が始まります。
そんな中でNASAが人類を月に送るために立ち上げたのがアポロ計画です。
当時アメリカは初の人工衛星の打ち上げに成功したばかり(1958年エクスプローラー1号)
ようやく宇宙開発の第一歩を踏み出したばかりなのに、10年足らずで人間を月に送るなどと無謀とも言える行為でした。
しかもこの頃のアメリカはベトナム戦争の真っただ中。戦争に予算を継ぎ込み、さらに莫大な費用のかかる宇宙開発はかなり厳しいものがあったと言われています。
それでも急ピッチで計画は進み、月面着陸に向けたマーキュリー計画、ジェミニ計画。そしてアポロ計画へとコマを進めます。
順調とはいうものの、、アポロ1号で3名の宇宙飛行士の命が失われると火災事故が発生し、月面着陸計画の断念の危機もありましたが、それも乗り越え1960年代最後の年の1969年7月、ニール・アームストロング、バズ・オルドリン、マイケル・コリンズの3人の宇宙飛行士が月に向かい、アームストロング、オルドリン飛行士の2名が月面着陸に成功しています。
ちなみに、宇宙飛行に絶対的に欠かせないコンピューターはかなり簡素なモノで、当時の最新鋭のコンピューターでもファミコン並みの性能しかなかったそうです。
それ故にこの時代に月面着陸に成功したことは奇跡的なことだったのかも知れません。
アポロ計画捏造論とは
月面着陸はアメリカだけでなく人類にとってもとてつもない偉業です。にも関わらず、アポロ計画が終了して以降、月面着陸には捏造説が巻き起こってしまいました。
例えば、60年代での月面着陸は無理だとして断念したくても、全世界にケネディ大統領の声明を挙げたため後に引けず、月面着陸のシーンを映画のセットを製作しごまかしたとか。
そもそも高度な技術を要する月までの往復には、当時の科学技術では不可能だったなど、様々な憶測が流れましたが、これらを全てNASAは否定しましたが、それでも人類が月に行ったなどと信じない人が本国アメリカでも約20%いるとの事です。
結果、ネット上ではアポロ計画を疑問視、または否定するサイトなどが氾濫しています。
月面着陸は嘘ではなかったことをNASAが証明
このような捏造のウワサを払しょくするようにNASAは1968年のアポロ7号から、アポロ計画最後のミッションである1972年のアポロ17号まで、撮り貯めた8,400枚ものアポロ計画の事実の写真を公開しています。アポロ計画の真実を示す写真集は、アポロ7号から順に並べられており見やすく整理されています。
参考サイト(アポロ計画の真実):【Fricker】
当時の技術からするといつ失敗してもおかしくない状況、そのため月に向かった宇宙飛行士たちは皆命がけだったに違いありません。
この画像を見てもまだ信じない人がいるかも知れませんが、命がけで月ミッションを行った宇宙飛行士たちは今、月面着陸は捏造だとする人たちに何を思うのでしょうか。