ISS国際宇宙ステーションや人工衛星を肉眼で簡単観測する方法

現在、運用飛行中の国際宇宙ステーション(以降ISSで略称)

ISSはこれまで人類が宇宙に浮かべた人工衛星の中で最も巨大な有人施設です。

そのため、ISSを地上から肉眼で観測することも出来、ISSほど大きくなくても全てではないですが、それ以外の人工衛星も見ることは可能です。

ただ、肉眼で見れるといってもその形など全貌が見えるワケではなく、ISSの場合、光の点が上空を通過する姿が見れるだけなんですが、それでも比較的明るく数分間見れますので、たまにはISSや人工衛星が上空を通過する姿を見るために空を眺めてみてはいかがでしょうか?



ISS国際宇宙ステーションはどんな施設?

ISSはアメリカやロシア、日本など15カ国が参加して地球低軌道に建造された、モジュール式の宇宙ステーションです。

この中では宇宙飛行士(搭乗員)が常時6名滞在していて、限りなく無重力に近い低重力など宇宙環境を利用した様々な実験・研究を行っています。

また、ISSの大きさはサッカーコートと同じほどとかなり巨大なのですが、大半は電力供給用の太陽電池パネルが占めるため、宇宙飛行士が滞在出来る空間はそれほど広くはありません。


「Image Credit:Wikipedia」

ISSの建造には総額約400億ドル(日本円で約5兆円)の巨費が投じて建造され、出資比率はアメリカが約8割で、その他各国が1~3割を負担して造られていますので、アメリカが所有する宇宙ステーションに他の国が参加しているといってもいいのかも知れません。

なお、巨額を投じて造られたISSですが耐久年数はそれほど長くなく、約15年ほどの運用を持って終了。その後は大気圏に落され焼却処分される予定です。

※ 追記(2022年5月): NASAはISSの運用終了は2030年を予定とし、2031年初頭に太平洋上に落下させると発表しています。

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ISS国際宇宙ステーションはどのように見えるのか?

ISSは地球の周回軌道を以下のように周っています。

  • 高度:約400キロメートル
  • 速度:秒速約7.7km(時速約27,700km)
  • 地球周回数:1周約90分 1日約16周
  • 軌道:赤道より51.6度

このようにISSは低軌道を巡り、一方向の軌道ではなく地球全体をくまなく周回する軌道をとっていますので、当然ながら定期的に日本上空も通過します。

見え方はその時の状況で多少の差はありますが、通常は1等星よりも明るく見え、大気の状況がクリアなときと太陽電池パネルが上手く光ってくれたりすると、金星並(マイナス2等級以上)の明るさで見えることもあります。

ちなみに、具体的にどのように見えるかについては動画がありましたのでご参考までに。

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ISS国際宇宙ステーションの観測方法は意外と簡単

ISSは地球上空を毎日16周もしていますが、実際見ることが出来るのは数日に1回で、見える時間は1~2分程度しかありません。

そのため、通常ならISSの観測方法は結構難しいようにも思えますが、実際はそうでもありません。

ISSの観測方法は知識が無くとも、スマートフォンさえ持っていれば簡単に探すことが出来ます。

それが「ISSディテクター」というアプリ。

これさえあれば、自分のいる場所からどの位置にISSが飛んでいるのかがひと目でわかります。

またこのアプリはISSだけではなく、他の人工衛星の位置も把握することが出来、夜空を流れる消えない流れ星を楽しむことがいつでも出来るようになります。

参考サイト:【ISSディテクター】

ちなみにこのISSディテクターはAndroid対応アプリですので、同じような用途のアプリとしてiPhone用のISS Finderをオススメします。

参考サイト:【ISS Finder】

これらのアプリはダウンロードは無料ですが、詳しく利用するとなると有料となってしまいますが、無料でも十分便利に使えるアプリです。ISSが飛んでいる姿を実際に見てみたい。という方はご利用してみてはいかがでしょうか。