「しょこたん」の愛称でタレントブログランキングでも常に上位にいる人気タレントの中川翔子さん。
彼女もまた宇宙好き女子「宙ガール」の1人ではないでしょうか?!
というより「毎日宇宙の事を考えていて、いつか宇宙飛行士試験を受けたい」と公言しているくらいなので、彼女の宇宙好きは相当なモノのようです。
そんな中川翔子さん。彼女はどれだけ宇宙を愛しているのか?また宇宙に対する知識はどれくらいあるのか?などについていくつか調べてみたいと思います。

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中川翔子さんの職業・肩書「マルチタレント」。まさにその名に恥じぬ活動をされています。
バラエティタレント、司会業、女優、声優等など。さらにタレント業以外もイラストや漫画も描き多才な面を見せています。
彼女は、仕事以外も趣味趣向もアニメやコスプレ、格闘技、愛猫家、そして科学好き。幅広い分野に通じているようです。
そんな中から今回取り上げるのは科学好きから来る宇宙への憧れ。以前彼女がJAXAからインタビューを受けた記事から、彼女の宇宙に対する強い想いをひも解いてみました。

宇宙飛行士選抜試験を受けたい

「いつかは宇宙飛行士選抜試験を受けたい」と熱望する中川さん。
JAXAが実際に募集する現在の宇宙飛行士選抜試験の応募条件は、自然科学、理学、工学、医学、歯学、薬学、農学部系いづれかの大学を卒業している人が受験資格があるとの事。
しかし、2021年度、13年ぶりに募集が始まった宇宙飛行士の選抜条件には、かなり門戸が広げられ「学歴不問、年齢制限なし」など、世界に類をみない「ゆるい」応募条件になり、中川さんも「これこそチャンス到来!」とばかりに選抜試験に臨みましたが、残念ながら書類審査で不合格となってしまいました。
ちなみに、2021年度よりJAXAが「宇宙飛行士候補者募集要項」に掲げた応募条件は2つだけ。

「Image Credit:JAXA宇宙航空研究開発機構」
書類審査で落ちてしまった中川さんですが、やはり落ち込んだみたいで、でも「まぁ仕方ない!いつか絶対宇宙に行く夢は変わらない」とスグに前向きになって、目標に向かって邁進しているとの事です。
なお、新しい宇宙飛行士選抜試験における応募者は4,127人。その中で書類審査を通過した人は2,266人と約半数に。そしてこれから2次試験、3次試験と進み、最終的に宇宙飛行士に選ばれるのは数名になると言います。
つまり、かなりの狭き門ってワケです。

宇宙の事を考えるとどんな胃腸薬にも効く

宇宙のとてつもない広大さを知ると、我々人類がどれだけちっぽけな存在なのかを思い知らされ、人間の寿命80年は宇宙の流れからすると一瞬にも満たない長さ。
中川さんもその事を知って、日々の生活の中での悩みや嫌な事が宇宙の広大さを考えるとちっぽけ過ぎると思ってしまい、悩みも一瞬で消えて、どんな胃腸薬よりも効果的だと話しています。
私もそうですが、宇宙に魅せらるの多くは広大過ぎる宇宙を知ってしまうことで好きになってしまいます。
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ガス惑星が好き

ガス惑星が好きで、その代表格の木星が大好きという中川さん。理由はファンタジー感が地球のような岩石惑星よりあるからとの事。
他、木星は太陽系で最も巨大な惑星のため、巨大彗星が衝突してもダメージがほとんどない事に心惹かれたとか?!
彼女が言う巨大彗星とは、1994年に木星に衝突したシューメーカー・レビー第9彗星の事で、これはメディアでも大きく取り上げられ当時話題となった自然現象です。
この時の衝突痕は地球ほどの大きさもありましたが、木星の大きさからするとその痕も小さく見えてしまったことに魅力を感じてしまったとの事。

「Image Credit:木星に衝突するシューメーカー・レビー第9彗星の様子(R.Evans,J.Trauger,H.Hammel and the HST Comet Science Team)」
また、中川さんは木星の大赤斑に突っ込むのが理想の死に方だとか!?
ちなみに、大赤斑は木星の台風と呼ばれる大気の渦です。
いずれは消えてしまう運命にある大赤斑。もし彼女が木星に行ける日が来たとしても、その時まで大赤斑が残っているかどうかはわかりません。

「Image Credit:Wikipedia」

宇宙への窓をもっと開けてほしい

宇宙探査、開発には莫大な費用がかかります。
そのため人々の関心はなかなか宇宙に向けてもらえず、宇宙開発が思うように進まない現状があります。
中川さんもまたこのことを危惧しており、メディアを通してでも宇宙の魅力をもっと伝えて欲しいと話しています。
もし人類がもっと宇宙に目を向け予算もつぎ込むことが出来たなら、人類を木星軌道くらいまでには送り込む技術力は備えていると言われています。
しかしながら、現在人類の宇宙開発はISS(国際宇宙ステーション)のみしか門は開いておらず、月面開発に至っても1970年代前半のアポロ計画以降進んでいない状況です。
今後、2020年代には月面基地建設の計画、2030年代には火星への有人飛行を計画していますが、この実現も結局はお金次第です。
これらを実現させ、もっと先に進んでいくには子供たちから「宇宙はスゴい!」と思って興味を持ってもらう事。
中川さんはそれが必要と考え、自身でプロデュースしたプラネタリウムも上映(2013年)したそうです。
●参考ブログ:【しょこたんのワンダー宇宙!】
「宇宙に関してはお金という概念を無くしてほしい。」とまで熱い宇宙への想いを語る中川さん。
彼女のように宇宙に魅せられた人は同じ想いかも知れませんが、現実問題として外(宇宙)より内(経済)の安定が先決なのは現実です。
ただ彼女のいうようにお金の概念を捨てなくてはならない状況。
例えば、地球の環境問題が悪化し深刻な状況になってしまったとしたら、否が応でも宇宙に目を向けないと行けない時代が来るかも知れません。
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