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おおいぬ座VY星の寿命で超新星爆発を起こす可能性と見え方

超新星爆発間近か?とウワサされて来たオリオン座のα星・ベテルギウス。

もし爆発したら、これまで人類が経験した事ない、超一大天体スペクタクルショーが見られると期待されていたのですが、残念ながらベテルギウスの超新星爆発はまだまだ先になるのでは?との最新の見解。

しかし、宇宙は限りなく広い!
他にも超新星爆発を控えている星はたくさんあるのです。

そして今回ご紹介するのが、ベテルギウスとはケタ違いの超新星爆発を起こす可能性が高いとされる、超ド級の星のお話です。

期待外れだった?ベテルギウスの超新星爆発

地球から約530光年離れた(最新の観測研究で640光年から530光年に訂正)赤色超巨星・ベテルギウス。

太陽の約20倍もの質量を持つこの星は、恒星としての寿命をもうじき終えようとしています。

寿命が近づくに伴い、巨大な赤色超巨星へと膨張を続けるベテルギウスの大きさは約14億キロ(直径)。

仮にベテルギウスを太陽の位置に持って来ると木星軌道にまで達するような大きさです。


「画像参照:赤色超巨星ベテルギウス(mail Onlineより)(※ 左下0.015″は太陽と地球の距離である1天文単位を表します。」

ここまで巨大化したベテルギウスは不安定な状態となり、減光と増光を繰り返し既に臨界点に達していると考えられ、まもなく超新星爆発を起こすとされていました。

しかし、専門家による詳しい観測によると、星の中心部では既に核融合の燃料となる水素は尽きたのですが、今度は水素よりも重いヘリウムの核融合が始まっており、今後段階を経てさらに重い炭素や酸素等の原子の核融合を起こしたのちに超新星爆発に至ると考えられており、全ての核融合燃料が尽きるまで、最低でも後10万年はかかるのでは?と推測されるようになりました。

つまり、私たちが生きているうちにこのような↓↓、一大天体ショーを観ることは出来ないというワケです。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

ベテルギウスよりもっとスケールの大きい超新星爆発

ベテルギウスの超新星爆発は、遠い未来の話になってしまいそうですが、もしかしたらもっと近い将来、私たち人類が見る事が出来るかも知れない超新星爆発による一大天体ショーがあるかも知れません。

それは、地球から約5,000光年離れた場所にある「おおいぬ座VY星」(以降、VY星)。

VY星は赤色超巨星であるベテルギウスよりもずっと巨大で光度も太陽の約30万倍もある赤色極超巨星に分類される巨星です。


「画像参照:赤色超巨星おおいぬ座VY星の大きさ比較(太陽(sun)の周りを囲む点線は地球の公転軌道)(Wikipediaより)」

これだけ巨大な恒星でVY星は、かつては肉眼でも見えていたそうなのですが、減光を続けた結果、今では天体望遠鏡でないと見えなくなるほど暗くなっています。

何故VY星が暗くなってしまったのか?
その原因は、人類が観測を始めた過去数百年間に大量の質量放出を起こした事によるモノ。
つまりVY星からはベテルギウスの100倍にもなる大量のガス放出が起こっており、今では元の質量(太陽の約35~40倍)より約半分ほどになっている可能性があると考えられています。

ですがVY星が巨大な恒星である事は間違いなく、近い将来、大規模な超新星爆発を起こす可能性が高いとされる一方、大幅に質量を失った事で超新星爆発は起こさず、そのままブラックホール化してしまう可能性もあるとされています。

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おおいぬ座VY星が超新星爆発を起こしたらどう見えるのか?

地球からVY星までの距離は約5,000光年。
かたやベテルギウスまでの距離は約530光年。

VY星はベテルギウスよりも10倍程離れた位置にあります。

ベテルギウスはVY星よりも圧倒的に地球に近いため、もし超新星爆発が起こったら素晴らしい天体ショーを見せてくれると期待されるのですが、VY星は遠過ぎて超新星爆発が起こったとしても、ベテルギウスより規模が大きくても見た目的にはそれほどではないのでは?とも思われますが、そこはどうなのか?

気になるところではありますが、このような超新星爆発については過去に起こった事実があり、それが参考になるかも知れません。

そんな過去に起こった超新星爆発とは、今から約1,000年前(1054年)の事。

地球から約7,000光年彼方で大規模な超新星爆発が起こっており、それについての文献が残されています。

その文献によると。
1054年7月に突然、金星ほどの明るさ(マイナス4等級程)の星が出現したとあり。

それは客星(突然現れた明るい星)として記され、約2年ほど見え続け1056年4月には完全に見えなくなったとあります。

その客星は間違いなく超新星爆発が起こった証拠であり、その残骸こそが今の「かに星雲」です。


「画像参照:かに星雲(Wikipediaより)」

この時の明るさが金星ほどのだったとありますので、かに星雲の位置よりも近いVY星が超新星爆発を起こした場合、もっと明るく見える可能性があります。

ただこれもいつそれが起こるかは誰にもわかりません。

もしかしたらベテルギウスと同じように何万年も先の話かも知れませんし・・・

でも、地球に近い位置で起こる超新星の大スペクタクルショーは見てみたいですよね!?

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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