太陽系で絶対的な存在の太陽。
その大きさは、地球の100倍以上もあるとてつもなく巨大な天体です。

しかし、地球にとって巨大で絶対的な存在である太陽さえも飲み込んでしまうような超巨大な天体は、広大な宇宙にはたくさん存在します。

超巨大な天体といっても、実際は太陽と比べてどう違うのでしょうか?

それを比較した動画がいくつも投稿されていますので、動画で確認しながら、何故こんなに巨大な星が宇宙に存在するのか?についても考えてみたいと思います。



太陽と地球の大きさを比較してみた

現在、我々人類が探査機などを送り、ある程度知り得ているのは太陽系の中だけです。

そんな太陽系の中で最も巨大な天体が言わずと知れた太陽である事は、誰もが周知している事ではないでしょうか。

太陽が太陽系で最大という事が一番わかるのが質量です。
しかもそれは、あまりにも圧倒的で、太陽以外の天体など話にもならないっていうくらいなんです。


「Image Credit:NASA/JPL

太陽は太陽系全質量の99.86%を占めており、そのほとんどが太陽に集中していると言っても良いでしょう。

ここまでの割合を占めている太陽ですので、当然ながら地球を含めた太陽系の他の惑星の大きさは比較になりません。


「Image Credit:Planet Compare

ちなみに地球の大きさ直径は12,742キロ。
それに対し太陽の直径は1,392,000キロもあります。

地球の約109倍の大きさを誇る太陽ですので、太陽からみたら地球は豆粒ほどしかありません。

しかし、想像を絶するほど広大な宇宙では、太陽でさえも豆粒以下にしてしまうほどの天体が、数えきれないほど存在しているのもまた事実なんです。

観測史上で最も巨大な星は?

現時点(2021年現在)で発見されている最大級の天体(恒星)は、地球から約5,250光年の距離にある「はくちょう座V1489星」です。

その大きさは何と太陽の1,650倍で、直径は約23億キロと太陽系で言えば木星軌道をも遥かに超える大きさだと想定されています。


「Image Credit:ACADEMICP fr-academic.com」

ただこの天体は赤色超巨星で、太陽のような働き盛りの主系列星ではなく、もうすぐ寿命が尽きようとし膨張を続けている言わば晩年の星ですので、一概に太陽の大きさと比較するのは正確ではないかも知れません。

なお、この「はくちょう座V1489星」は質量が太陽の25倍から40倍あると見られ、今後完全に寿命が尽きた場合、重力崩壊で超新星爆発を起こしたのち、中性子星もしくはブラックホールに変貌してしまうと予想されるそうです。

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巨大な星と地球や太陽を比較すると

動画サイトでは、地球と他の天体の大きさを比べたアニメーション(CG)動画がいくつも投稿されています。

そんな天体比較動画の中でも、再生回数も多くわかりやすい動画があります。

「Copyright ©:officeytwoV All rights reserved.」

若干アバウトなところもありますが、そのスケールの大きさを比較するには十分な動画だと思います。

これを見ると宇宙はどんなに広大で、我々の地球や人類がどんなにちっぽけなモノかを考えさせられるのではないでしょうか。

太陽系に近い赤色超巨星

はくちょう座V1489星でも解説したように、赤色超巨星はいづれ超新星爆発を起こすと考えられています。

その爆発の威力は壊滅的で、太陽が放つ数億倍とも言えるエネルギーを一瞬で放出するため、超新星となった星の半径50光年の星々は壊滅するか、相当のダメージを受けると想像されます。

そんな破壊力を持つ赤色超巨星が太陽系の近くにあったら大変なのですが、実は、超新星爆発間近と考えられている赤色超巨星は太陽系の比較的近くに存在しているのをご存じでしょうか。

その赤色超巨星とは、オリオン座の1等星で冬の大三角の一角をなすベテルギウスです。

このベテルギウスは、明日にでも大爆発を起こしても不思議ではないと、一時はウワサされていたのですが、その後の詳しい調査の結果、おそらくは後数万年は超新星爆発はしないとの見解が出ているようです。

参考動画:【ベテルギウスの最期】

しかし、ベテルギウスが太陽系の近くにあると言っても天文単位での近くであって、その距離は約550光年あります。

そのため、もしベテルギウスが超新星爆発を起こしても地球への影響はないと思われますが、その爆発は参考動画でもあるように、肉眼でもはっきり見えるほど壮大な天文ショーになることは間違いないでしょう。