ホワイトホールという名前を聞いたことがあるでしょうか?

ホワイトホールは聞いたことが無くても、ブラックホールという天体は、誰もが一度は聞いたことがある名前だと思います。

簡単に言うとホワイトホールとは、ブラックホールとは相対的な位置付けになる天体の名称になります。

つまり、ブラックホールが、光さえも脱出出来ない、物質全てを飲み込む宇宙空間に開いた時空の入り口だと表現した場合、ホワートホールは、物質を吐き出す時空の出口のような天体だと考えられているのです。

ただ、既に存在することが確認されているブラックホールとは異なり、ホワイトホールはまだ理論上で議論されている天体で、実在するかどうかはわかっていません。




ブラックホールとホワイトホールの関係

人類のこれまでの観測で、ブラックホールは多数確認されており、私たちが居る天の川銀河の中心にもブラックホールが存在することがわかっています。

※ 補足:2022年5月に、撮影に成功したと発表された天の川銀河中心にある超大質量ブラックホール「いて座A*」の実際の画像。

「Image Credit:Wikipedia」

しかし確認はされたものの、ブラックホールは未だ謎が多く、ほとんど実態が解明されていない未知の天体です。

そしてさらに未知の天体なのが、ブラックホールが飲み込んだ物質を放出するとされるホワイトホールの存在です。

理論上、ホワイトホールは存在し得ると考えられているのですが、今のところ発見に至っていないため仮説上の未知の天体に過ぎない状態です。

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ブラックホールとは相対的な位置づけになるホワイトホール。

それはブラックホールと対になり、その間を時空のトンネルと呼ばれるワームホールが通っておりホワイトホールと繋がっていると考えられています。

つまり、吸い込んだ物質をそのまま放出するのであれば、ブラックホールとホワイトホールは同じ質量を持つ天体ではないか?と言うのです。


「Image Credit:中性子星のイメージ図(Mark Garlick/University of Warwickより)」

現時点は架空の天体ホワイトホール

ホワイトホールは理論上存在してもおかしくない天体と言われていますが、現時点ではその存在は確認されていません。

目に見えずエネルギーを吸収するブラックホールが発見されているのに、エネルギーを放出するなら、ブラックホールよりも発見しやすいと思える天体・ホワイトホールが何故発見出来ないのでしょうか?

以前は、中性子星(パルサー)やクエーサーがホワイトホールではないかとも考えられて来ましたが、現在ではまったく別モノの天体であることが証明されています。


「Image Credit:JAXA 宇宙情報センター

こうなるとホワイトホールは本当にあるのか?
という事にもなるのですが、もし私たちが住む宇宙とは、まったく別の次元の宇宙が存在するとするならば、ホワイトホールはその次元の宇宙側に開いているのでは?という説もあります。

夢の領域?ワームホール

ブラックホールとホワイトホールを繋ぐトンネルというべきか?通路というべきか?
この2つの天体の間には、ワームホールという空間領域が存在するのではと考えられています。

もちろん、ホワイトホールが確認されていませんので、ワームホール自体も仮説上の存在ではあるのですが、この領域は、宇宙戦艦ヤマトなどのSFアニメの世界でお馴染みのワープ空間とも言え、時空と時空を光の速さ以上で繋ぐことが出来るのではとも考えられています。


「Image Credit:ワームホールが地上に出現した場合のイメージ図(Wikipediaより)」

つまり、ホワイトホールが実在するということが確認され、ワームホールも存在するのであれば、光の速さを飛び越える恒星間航行も可能になり、さらにはタイムマシンの実現も可能になるのではないかと言われています。

しかもこの考えには根拠があり、その根拠を示すものが【アインシュタインの一般相対性理論に基づくモノで、但し、人智を超えた巨大なエネルギーを人類がコントロールすることが出来ればの話です。