Sponsored Link

木星探査機ジュノー(Juno)が快挙と言われる理由と探査目的

2年連続で宇宙探査のビッグニュースが続いています。
2015年は、太陽系外縁天体探査機械「ニュー・ホライズンズ」が初めて冥王星を訪れ、様々な新発見をしてくれました。

そして2016年は、何といっても木星探査機「ジュノー」に注目が集まっています。
ジュノーは、これまで謎に包まれていた木星本体の探査が目的。
また、ジュノーに搭載された高性能カメラ「JunoCam」が撮影する画像にも期待です。



木星探査機「ジュノー」とは?

太陽系最大の惑星「木星」。
この惑星は、その大きさ故か?有史以前からその存在が知られていました。

木星の大きさは、地球の約11倍。
地球からの距離は、最短で約6億キロ。地球の遥か外側を公転する外惑星です。

そんな木星に向かったのが木星探査機ジュノー(Juno)。
人類の木星探査は初めてではありませんが、
前回、本格的な木星探査を行った「ガリレオ」(1989年打ち上げ)以来、22年ぶりの探査で、今回のジュノーの探査は、木星の興味ある衛星たち(ガリレオ衛星)には目もくれず、木星本体の探査のみを目的とした探査機です。

ちなみに、ジュノーという名前の由来は、木星の英語名であるローマ神話の主神ジュピターの妻。女神ジュノーからとったモノ。


「画像参照: (C)NASA/JPL

このジュノーには、木星の謎に迫るため、様々なミッションと、
そのミッションを成功させるための最新技術が搭載されています。

「ジュノー」が起こす(起こした)快挙とは?

「ジュノー」には、これまでになかった外惑星探査機として、
いくつもの”初めて”が試みられ、
これが成功したことにより、快挙と称賛されています。

まず、
これまでの外惑星探査には、原子力電池を使っていましたが、
今回のジュノーは、太陽から遠く離れた外惑星探査に対し、
初めて太陽電池で電力を供給するタイプの探査機となりました。

次に、
ジュノーは、最短で木星の上層雲の上空5,000キロまで接近する軌道をとるため、
木星の巨大な重力に取り込まれないよう、秒速約58kmという人類史上最も速い速度で、木星の周回軌道に到達し、その後、軌道に乗せるために減速。
これは非常に難しい技術らしく、それを見事に成功させました。

さらに、そのジュノーが周回する軌道というのがまた”初”。
木星の巨大なオーロラを観測する目的もあり、
極軌道(北極や南極を周回する軌道)も、外惑星探査では初めての試みです。

そして、何といっても我々一般人にとってはとても楽しみで興味深いのが、
ジュノーに搭載された「JunoCam」と呼ばれる、
最新の高解像度を誇る画像で、”生”の木星を見られる事。

他にも、ジュノーが起こす快挙はありますが、
今回のこの探査で、木星がかなり身近な惑星に見えて来るかも知れません。

Sponsored Link


「ジュノー」の探査目的

ジュノーは前述したように、木星本体の探査を目的としています。
そのため、ジュノーに与えられたミッションは木星の詳細なデータを集める事。

つまり、”木星の身体検査”を行うことが探査目的となります。

”木星の身体検査”その1~大気の調査

木星には、地球のような大地は存在せず、全体がガスで出来たガス惑星です。
そのガス惑星の大気の分析。そのためジュノーは、危険な木星上空5,000キロまで接近します。

何故、5,000キロが危険なのか?
それは、木星からは超強力な放射線が放出されていて、
探査機の観測機器が破壊されてしまう危険があります。

そのためジュノーは、放射線から守るためにかなり頑丈な設計(放射線シールド)が施されているとの事。

この頑丈なジュノーにより、木星の大気分析。
組成や温度、雲の動き、大気に含まれる水の量などを詳しく調べ、
木星が形成された謎の解明に役立てるとの事です。

”木星の身体検査”その2~磁場の調査

地球にも磁場は存在し、その磁場のおかげで太陽からやって来る有害な放射線を避けることが出来、地球に住む生物を守ってくれています。

木星もまた、磁場を持っており、その磁場は地球とは比べものにならないくらい強力で、地球の約2万倍の強さがあるとの事。

この強力な磁場が発生するメカニズムを調べることもジュノーのミッション。
そのため、ジュノーは極軌道を周っています。

”木星の身体検査”その3~オーロラの調査

木星は地球から比べると何もかもダイナミック。
オーロラもまたダイナミックで、かなり強烈です。

何故、そんな巨大なオーロラが発生するかも謎。
この謎を解明することもジュノーには課せられています。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

などなど、ジュノーは木星の内部も詳しく調査しますが、
この探査で我々の目に飛び込んでくるのは、CG画像などではなく、
本当の木星の姿を捉えた臨場感溢れる画像でしょう。

ジュノーは木星に最接近したとき、
木星の大気、雲の様子、はたまた有名な大赤班の姿などを、
ど迫力な画像で送ってくれるハズです。

いったい、生の木星の姿ってどんなモノなのでしょうか?
初めてずくしの木星探査機ジュノーに、期待が高まるばかりです。

Sponsored Link

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ