私たち人類は、日々地球の資源を大量に消費しています。となると心配になって来るのが地球資源の枯渇ではないでしょうか。
地球資源が枯渇してしまうと、地球自体の重さにも変化が生じて地球が痩せて軽くなってしまうのでは?
なんて考えたりもしますが、事実地球は少しずつ軽くなっているそうなんです。

これってどういう事なのでしょうか?やはり人類に原因があるのでしょうか?
今回は、この地球が軽くなっている現象について調べてみました。

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地球の質量~構造を簡単にご説明

まず本題に入る前に、地球についての基本情報を簡単にご説明すると。
地球の重量(質量)は6 ×10^21トン。
この単位は地心重力定数からの質量及び万有引力定数の積から求められた地球質量の数値らしく、私たちのような一般の人にこの表記で説明されても何がなんだかわからないと思います。

そんなワケでもっとわかりやすく地球の重さはどれくらいなのか?と調べてみたところ、およそ60垓トン(6,000,000,000兆トン)との事でした。

「Image Credit:NASA/earthobservatory」
直径12,742キロの地球は、見た目には完全な球形をしている地球ですが、実はそうではなく赤道部の直径は約12,756キロで、両極間(北極~南極)の直径は約12,714キロと、その差は42キロで赤道部の方がほんの少し長くなっています。
地球の構造は、中心部の核部分が鉄やニッケル等の金属で出来ており、その外側をマントル、地殻、海、そして私たちが生活する領域(大気圏)となっています。

「Image Credit:Wikipedia」
つまり、金属と岩石、水、気体で構成され、そこに私たちのような動植物の重量が加わり、地球の大きさ、平均密度、体積などから全質量が求められています。

ちなみに余談ですが、太陽の質量は地球の約33万倍。大きさは約109倍もあります。

「Image Credit:Planet Compare

地球の質量が少しずつ減少している事実

60垓トンもの巨大な質量を持つ地球。実はこの質量は少しずつ減少しており、地球は毎年約5万トンずつ軽くなっているといいます。
毎年5万トンと考えると相当な重さにも思えますが、減少している重さは地球の質量の0.000000000000001%(10京分の1)に過ぎないため全体比から考えると極わずかと言えます。
ですが、わずかでも地球が軽くなっている事は事実であり、この地球が軽くなっている現象についてまず浮かんで来るのが、地球資源を大量に消費している人類に原因があるのか?と思ってしまいますが、そうではなく地球そのものが持つエネルギーが、時間の経過とともに消費されている事が要因になっているそうです。

「Image Credit:iStock」
では、地球が持つエネルギーとは何なのでしょうか?
まず失われるのは熱量でありこれが毎年約16トンで、内訳は水素が約9万5,000トン、ヘリウムが約1,600トンと、これらが宇宙空間に逃げていってしまっているといいます。
但し、地球にはプラスになっている質量もあり、それが地上に降り注ぐ隕石や地球の重力に引き寄せられる塵等で、これらを合わせると年間約4万トンにも達しているそうです。
つまり、宇宙空間に漏れている質量と、地球の重力に引き寄せられる質量を相殺すると年間約5万トン減となるそうです。
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人口増加や人類の文明拡大は影響しないのか?

地球が少しずつ軽くなっている事実を聞き、個人的に少し疑問に思う事があります。
それは「人類の人口は増え続けている事。」に関しての矛盾です。

世界の人口は1920年代には20億人だったの対し今や80億人に達しようとしています。
そして世界人口はまだまだ増え続け、西暦2100年には112億人に達すると予測されているワケで、単純に考えれば人が増えれば増えるだけ重量も増加するハズではないかと思います。
ましてやそれに伴い、建物やクルマ等、さらにはゴミも増えているワケであり、これが何故、地球の重量に影響を与えていないのでしょうか?

「Image Credit:iStock」
その理由について調べたところ、私たち人間や建物等は元々地球上にあった物質が、カタチを変えているだけであって地球の質量には影響していないとの事でした。
ただ、いくら人口増加が地球の重さに影響しなくても増え続ける事には地球環境破壊という、地球の重量減以上に大きな問題が生じる結果になる可能性があるのではないでしょうか?

このまま地球が軽くなり続けたらどうなる?

地球が毎年5万トンずつ軽くなり続けている事実。
地球全体の質量比率から考えるとほとんど影響はないと言いますが、それも、長い年月の間減り続けたら影響が出て来るのでは?と考えもします。
それは例えば、軽くなる事で地球の公転バランスが崩れ今の絶妙な太陽との距離を保てなくなるのではという事で、そうなってしまった場合、地球上に生命が住めなくなってしまうのでは?と恐ろしい考えが頭を過ってしまったりもします。

「Image Credit:iStock」
ですが、その心配はないようで。そもそも公転とは、地球が太陽の重力に引かれ自由落下する運動と遠心力で外に飛び出そうとする運動が吊り合った状態になった事により、摩擦といった抵抗の無い宇宙では慣性力が働き続け、地球が太陽の周りを回り続けていられる事になります。
つまり、このような状態だと地球の重力は掛かっていないワケで、従って地球の質量も関係無い事になります。

ちなみに、地球の質量減に一番大きく影響している水素。
水素は毎年約9万5,000トン減っていますが、地球上にはまだまだ大量の水素がありそれが完全に無くなるとしたらあと数兆年はかかるそうです。

という事で、地球が軽くなっても特に気にする必要はない!というのが結論でした。
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