地球が奇跡の星と呼ばれる生命創造と環境形成における7つの理由

良く私たちの住むこの地球のことを「奇跡の星・地球」と言ったりしますが、それは、何かの例えで言っているのではなく、地球の存在は本当に奇跡であり、地球は絶妙な偶然と非常にバランスの取れた存在であることで、現在のような生命に満ち溢れた星となっています。

今回は、そんな「奇跡の星・地球」について解説し、生命が存在す得る整った条件をいくつか挙げてみたいと思います。



現時点で、私たちの知る限り宇宙には地球以外に生命が存在している天体は見つかっていません。

つまり、今のところ地球は唯一無二な存在であると言っても良いのです。

しかし、何故地球にこんなに生命に満ち溢れて、さらに人類のような高度な文明を持つ知的生命体が進化しているのでしょうか?

その要因は、数々の奇跡的な偶然が重なった事で、このような進化の条件が整った天体になって行ったとの事なのです。

ここでは「奇跡の星・地球」が、いかにして誕生したのかを、その外枠から解説してみたいと思います。

地球の奇跡1:天の川銀河(銀河系)での太陽系の位置関係

私たちの太陽は、天の川銀河に存在する約2,500億個もの星(恒星)の集合体から成る天体の1つに過ぎません。

また、銀河は中心に行けば行くほど恒星が密集し、生命が育まれるには恒星同士の影響があり、条件的に厳しい環境となっていると考えられています。

しかし、太陽系は銀河の外縁部の比較的星が密集していないオリオン腕という領域に位置していることで、他の恒星からの影響が少ない環境にあります。


「Image Credit:Wikipedia」

地球の奇跡2:主星・太陽の大きさ(質量)

地球の主星である太陽は、恒星としてはそれほど大きくもなく、温度もそれほど高くなく、銀河の中でも普通サイズの恒星だと言います。

また太陽の寿命も生命が進化するには十分時間が経過していると考えられ、太陽の年齢46億年間の間に進化をして来ました。

ちなみに、太陽の寿命は約100億歳と推定されていますで、人間で例えると中年の働き盛りが現在の太陽の状態になります。

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地球の奇跡3:ハビタブルゾーンの公転軌道

地球は太陽系の中で、生命が存在出来る領域であるハビタブルゾーンの範囲内に位置しています。


「Image Credit:理科年表オフィシャルサイト」

さらに地球は、このハビタブルゾーンをほぼ真円に近い軌道で公転することで、気候の変動や温度の変化の少ない環境を維持出来ています。

地球の奇跡4:巨大な外惑星の存在

太陽系には多くの小天体や星間物質が飛び交っていて、これらが地球の生命を脅かす要因ともなり得ます。

そんな危険を極力回避してくれているのが木星をはじめとする地球の外側を公転する大型惑星だと考えられています。


「Image Credit:weblio辞書」

これらの大型惑星は重力も強力なため、地球に害を及ぼし兼ねない天体たちを引き付けてくれる掃除機的な役割をしてくれているのではと考えられているのです。

地球の奇跡5:月の存在

地球の衛星・月は、もしかしたら地球環境にあまり関係ないと、意外と軽く見られがちかも知れません。

ところが、地球環境にとって月は、とても重要な役割を持っているのです。

月は惑星の衛星としてのバランス関係ではかなり大きく、この大きさが地球と月を絶妙にシンクロさせていて、地球の自転や地軸のバランスをとってくれています。

参考記事:【地球と月の関係が重要な理由とは?】

地球の奇跡6:程よい大きさの地球

地球の大きさも生命環境に大きな役割を果たしています。

この大きさで適度な質量があることで、ほとんど大気中の物質を宇宙に流失せずに循環させています。

それを証明するには、地球のお隣りにある火星が良い例でしょう。

大きさが地球の約半分程しかない火星は、質量も地球の10分の1程しかありません。

それ故、重力が小さい火星は大気を留めておくことが出来ず、多くの物質が宇宙に流失してしまっているのです。


「Image Credit:Wikipedia」

地球の奇跡7:自転スピード

地球の1日は24時間。誰でも知っている当たり前な事です。

当然ながら24時間は地球が1周回転するスピードでもあります。

この24時間という自転スピードも絶妙であり、もし速過ぎると大気は大荒れし地上では強風が吹き荒れ、生命を維持出来る環境では無くなるかも知れません。

また自転スピードが遅過ぎるのも良くなく、例えば金星の自転スピードは約243日もかかります。

自転がゆっくりな金星の環境は、それだけ太陽熱を長く受け続けることになり温室効果が異常に高まって大気が上手く循環しなくなって気温も上昇、溜まった大気で気圧も上昇してしまっています。

金星の場合、地球より太陽に近過ぎるといることも温室効果を高める原因になっていますが、それでも地球も自転スピードが遅かったら、似たような環境になってしまう可能性があります。


「Image Credit:Wikipedia」

番外?:人類誕生の奇跡

地球にこれだけの文明を持つ知的生命体「人類」が誕生したのには、いくつかの奇跡があるとされていますが、最初の奇跡と言われるのが恐竜の時代が終結した事だと言います。

数億年の間に及び繁栄をしていた恐竜が何故滅んだのか?については諸説ありますが、現在最も有力とされている説が、約6,500万年前に起こったとされる巨大隕石の地球衝突説。

このとき約10キロほどの巨大隕石(小惑星もしくは彗星)が中米ユカタン半島の付近に落ち、地球に大打撃を与え、その結果恐竜たちが滅んでしまったというモノ。

そして恐竜に代わって繁栄したのが哺乳類。その哺乳類の中から進化したのが人類だと言われています。

以上、ここまで生命に満ち溢れる地球が誕生した奇跡を7つほどご紹介しましたが、他にも様々な奇跡が重なった結果現在の地球が創造されています。

そんな奇跡で創られ、地球が長い時間をかけて創ってきた環境を今、地球自身が創造した人類が壊そうとしているのはなんとも皮肉なのかも知れません。