夜空に輝く壮大で美しい光のカーテン・オーロラ。
オーロラは一見、地球の天気と関係あるようにも思えますが、太陽風の影響で地上の遥か上空で発生する天文現象のひとつです。
そんな天文ショーのオーロラですが、一度見た人は必ずと言っていいほど言葉を失うくらい感動すると言います。
残念ながら、私自身も生でオーロラを観た事はないですが、一度は観てみたいと切に願っています。
しかしながら、日本でこのオーロラを鑑賞することは難しく、本格的に鑑賞するならやはり海外に行った方が良いのが現実です。
そういうワケで、今回は本格的なオーロラを観てみたいと考えている方に、日本からの近場で、尚且つ格安でお手軽に行ける、おすすめなオーロラ鑑賞名所はどこなのかを調べてみました。

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オーロラは、オーロラ・オーバル(オーロラ・ベルトとも言う)と呼ばれる、北極や南極にほど近い緯度の高い地方で良く見ることが出来ます。

「Image Credit:緑のラインがオーロラ・オーバル(天空の神秘オーロラより)」
そんなオーロラについての基本情報はコチラで確認いただければ良いですが、ここではどこに行けばオーロラが見られるのか?また日本から比較的近くて、手軽に行けるスポットはどこなのか?についてご案内したいと思います。

オーロラの観測タイミミング「いつ行けば良いのか?」

世界各地にオーロラがよく出現するスポットはありますが、そこに行けばいつでもオーロラが見れるというワケではありません。
冒頭でもお話しましたが、オーロラは天文現象であってその基準となるのが太陽活動です。
つまり、オーロラを遠い海外に行って鑑賞するなら、目的地の天気情報を調べるのはもちろんの事ですが、太陽活動の情報もしっかり把握した上で、旅行スケージュールを立てると事は重要です。

太陽活動が活発な時期を狙う

オーロラの発生源は太陽からやって来る太陽風です。
この太陽風のプラズマ粒子が、地球の極地方の大気と接触することで発光しオーロラを発生させ、太陽風が吹きやすい太陽の活動が活発な時期にオーロラ鑑賞に出かけるのがベストでしょう。
とは言っても、太陽活動が活発な時期なんて良く判らないかも知れません。
それを知る基準としては、太陽フレアという太陽風が起きやすい状況を確認する必要があります。
参考としては宇宙天気予報というサイトがありますので、コチラで確認しても良いですが、直接太陽を確認する場合は、太陽活動が活発な時に現れる黒点の数を見てみるのも良いかも知れません。
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天気の良い時期を狙う

オーロラが天文現象と言っても地上から鑑賞しますので、やはり天気が良くて晴れていないと話になりません。
鑑賞に行く場所の天気予報をしっかり確認した上で出かけるのはもちろんで、なるべく快晴である日を狙いましょう。
また、基本的にオーロラの出現は季節は関係ありませんが、いかんせん観測場所が高緯度の地域です。
緯度が高いと、夏場は日照時間が長くなりオーロラ鑑賞には不向きとなります。
よって、夜が長くなる冬場を中心とした時期がベストとなりますが、緯度が高ければ寒さもかなり厳しいことは覚悟した方が良いでしょう。

日本から出かけるオーロラ鑑賞のおすすめ名所

オーロラは北欧やアラスカ、カナダなどが鑑賞場所として名所がいくつもあります。
しかし、日本から出かけるとなればなるべく近場で、なおかつ予算もお手軽価格で行ける場所が良いと思います。
そんなお手軽感でオーロラ観測に行くとするならば、遠出となってしまうスウェーデンやノルウェーなどの北欧よりは、以下の地域をおすすめします。

日本からそれほど遠くない「アラスカ・フェアバンクス」

アメリカはアラスカ州のほぼ中央に位置するフェアバンクス
ここは年間を通して200日以上もオーロラが観測出来るスポットとして有名です。
オーロラ鑑賞に出かけるには、もちろんオーロラが出やすいタイミングをみて出かけるのがベストですが、フェアバンクスの観光も満喫したいのであれば2~3月に行くと良いでしょう。
何故なら、この時期は世界的にも有名な氷の彫刻世界選手権が開催されたり、国際犬ぞりレースも行われ見どころがいっぱいです。

「Image Credit:Travel Book
なお旅行費用も3泊5日で、時期によっても異なりますがかなりお手頃な値段で行けるようです。

オーロラに出会う確率が高い「カナダ・イエローナイフ」

オーロラの聖地とも言っていいのが、カナダのイエローナイフ
ここはカナダ北部の内陸部にありますので、かなり寒いですが、90%以上の確率でオーロラが見られるということでも有名で、世界中からオーロラを見るために観光客が集まってくる場所です。
また、ここでは最高レベルのオーロラも鑑賞出来ることでも人気のスポット。壮大で感動的なオーロラ・カーテンを見ることが出来るかも知れません。

「Image Credit:Wikipedia」

まとめ

オーロラ鑑賞スポットとしては、フェアバンクスやイエローナイフは超有名ですので、既にご存じの方も多いと思いますが、天文・自然現象であるオーロラですので、必ず見られるというモノでもありません。
そのためなるべくリスクを少なくして、より確率の高い日程や場所を選ぶのが得策ですので、オーロラ鑑賞ツアーとしては、フェアバンクスやイエローナイフはそれにうってつけではないでしょうか?
また、あまり有名ではないですが、費用面を考えれば南半球のニュージーランドの南島南端、北半球ほどの出現率の高さはありませんが、なるべく南極に近い場所に行ってオーロラを狙うのもありかも知れません。
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