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木星表面模様の想像以上に圧倒的な最新リアル画像を厳選解説

太陽系最大の惑星と言えば木星。

地球の11倍もある巨大なガス惑星です。

そんな巨大な惑星を間近で観測している探査機ジュノー。

ジュノーには高性能な可視光カメラ「JunoCam」が搭載されており、このカメラで木星のリアルな姿を撮影し地球に送信してくれています。

ここではジュノーが撮影した木星表面の圧倒的画像をご紹介。
加えて簡単な解説もしてみたいと思います。

木星の素顔をリアルに捉える探査機ジュノー

木星探査機ジュノー(Juno)は、人類史上初めて木星の極軌道に投入された探査機です。

極軌道の主な目的は木星の極付近の磁気圏の詳細な調査でありますが、ジュノーには高解像度の可視光カメラ「JunoCam」が搭載されており、上空から様々な”木星の顔”を撮影し地球に送り届けてくれています。


「画像参照:木星上空を飛ぶジュノーの想像図(NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Kevin Gill)」

これまで木星には何度も探査機が送り込まれ、木星の大気の様子等を調査して来ましたが、ジュノーは木星上層雲の上空5,000キロまで接近する軌道をとるため、非常に近い距離で木星を観測する事が出来、しかも「JunoCam」で高解像度のリアル画像を撮影できるとして注目されている探査機です。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

特徴的な木星の縞模様は嵐の集まりだった

これまで天体望遠鏡等で観測する木星表面の姿は縞模様があり、大赤斑や白斑といった特徴的な斑点がある事で知られて来ました。

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この縞模様や斑点の原因は、地球の11倍もの大きさがある木星が縞模様と平行に約10時間という高速で自転している事にあり、しかもその高速自転の遠心力で赤道部分が少し膨らんでいるのも木星の大きな特徴でもあります。


「画像参照:地球と木星の大きさ比較(Wikipediaより)」

木星の1周10時間という自転運動が大気に大きな流れを造り出し、木星の赤道付近は秒速約100メートルという風が吹き荒れ、さらに緯度が上がる連れて、風が吹く地帯が交互に入れ替わるという事から縞模様のように見えるという事が考えられています。

しかし、ジュノーが木星の大気に接近してみるとその様相は一変。
縞模様の中には、大小様々な嵐が渦を巻いている事がわかって来ました。


「画像参照:NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstädt/Seán Doran」

探査機ジュノーが撮影した木星のリアルで壮大な素顔

木星に接近し間近で撮影しているジュノー。

このジュノーが撮影した木星の画像を見るとこれまで縞模様と大赤斑のイメージとはだいぶ変わって来るのがわかります。

そんな木星のイメージが変わるリアル画像を何枚かご紹介します。


「画像参照:NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstädt/Seán Doran」

この画像は木星を構成する大気の構造が良くわかる一枚。

木星には地球のような陸地や海は無く全体がガスで構成された惑星です。

残念ながら、この画像では木星の内部までは確認出来ませんが、木星の大気は非常に荒れ狂った状況だという事がわかる画像ではないでしょうか。


「画像参照:NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstädt/Seán Doran」

こちらは木星の極付近で撮影した接近画像。

木星ではどこでも嵐が吹き荒れていると考えており、北極や南極の極付近でも嵐が渦を巻いているのがわかります。

しかも、嵐の一部は地球の直径よりも大きく、大気の頂上から深さ3,000キロメートルまで及ぶこともわかっています。


「画像参照:NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstädt/Seán Doran」

こちらも極付近上空から少し離れた位置で撮影した木星の全体がわかる画像です。

ここまで離れると木星に縞模様が入っている事がわかりますが、その細かい部分は渦を巻いており木星には大気が穏やかな場所が無い事も良くわかる、ある意味木星の恐ろしさも垣間見える一枚ではないでしょうか。


「画像参照:NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstädt/Seán Doran」

この画像は話題になった一枚。

木星表面左下に大きな黒い穴のようなモノが見えます。

これは木星に開いた穴ではなく、木星の第1衛星であるイオの影です。

衛星イオは木星表面から約42万キロ離れていますが、太陽光が当たる角度でこのような影が木星に映り込む事があります。

これは地球でいうところの月食に当たります。


「画像参照:NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstädt/Seán Doran」

最後にご紹介するのが、木星の北半球で撮影された稲妻の画像。

強い嵐が吹き荒れれば、摩擦により雷が発生される事は予想されますが、木星の場合、雷活動のほとんどはその極の近くで観測されています。

その理由については、おそらく緯度が下がれば長い縞模様を描くような一定方向の強い風が吹いているため摩擦が少なく、雷活動が起こりにくいのではと推測されています。


以上、木星探査機ジュノーが撮影した木星の圧倒的リアル画像をご紹介しましたが、ジュノーの木星探査は2021年7月までとなっています。

予定では2021年7月31日に木星大気に突入し消滅。
その役割を終える事になっています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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