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宇宙ゴミの除去対策が急務?インドの人工衛星破壊による影響

以前まで、宇宙事業と言えばアメリカやロシアが中心でしたが、
今ではEU各国や中国、インド等も宇宙大国を名乗り技術力も進歩。

また、宇宙事業には民間も参入し、これからの宇宙はどんどん開発が進み、
私たちとっても身近な存在になって来る可能性が出てきました。

そんな宇宙事業の盛り上がりでの副産物として問題となって来るのが、
ロケットの打ち上げの残骸や、廃棄された人工衛星等による宇宙ゴミ(スペースデブリ)問題。

スペースデブリは単なる宇宙に撒き散らされたゴミではなく、
宇宙に進出する人類にとって非常に危険な存在になっています。

宇宙を漂う宇宙ゴミ(スペースデブリ)の数とは?

人類が宇宙に進出をはじめてから半世紀以上。

地球軌道上に打ち上げられた人工衛星は7,000機を超え、
その半数近くが任務を終え、
地上に回収もしくは大気圏に突入させ焼却処分になっています。

もちろん、それらの人工衛星は当題はないのですが、
中には回収出来ず地球軌道上の宇宙空間を漂っているモノや、
ロケットの打ち上げ等による破片等も、
宇宙ゴミとして宇宙に取り残されている状態になっています。

そんな宇宙ゴミの数は、何と50万個以上。

内訳はというと、
  • 運用を終了し廃棄された人工衛星が約2,600機。

  • 10センチ以上の破片が約20,000個。

  • 10センチ未満の破片が約50万個。

他、宇宙ゴミではありませんが、
現在運用中の人工衛星も約1,000機ほどあり、
これらも宇宙でロケット等に衝突する脅威は拭い切れません。

ちなみに、地球軌道上に浮遊する宇宙ゴミの分布を図に表すと、
以下のようになります。


「画像参照:ファン!ファン!JAXAより」

これらは全て人類が撒き散らした人工モノであり、
これに、元々宇宙を漂っている自然の小天体等も含めると、
それは、とても数え切れないほどの量になってしまいます。

宇宙ゴミ(スペースデブリ)の何が危険なのか?

通常、宇宙を漂う宇宙ゴミは地球の引力に引かれ大気圏に突入し、
その際、大気との摩擦で燃え尽きてしまうのですが、
地球の引力に引かれて落ちて来ないモノは高速で動いており、
そのスピードで慣性の法則が働き、地球を周回するいわゆる”衛星”の状態になっています。

そして、この高速で移動する宇宙ゴミこそが非常に危険な存在となり、
秒速8キロ以上という、弾丸よりも速いスピードで宇宙を飛び交っている事になるのです。

もし、この宇宙ゴミが運用中の人工衛星等に当たってしまうと、
簡単穴が開き、故障の原因となってしまったり、

万が一、船外活動中の宇宙飛行士に当たると、
宇宙服に穴が開くどころか、身体自体を貫通してしまい兼ねないのです。

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インドの人工衛星破壊による影響ででISSが危機的状態に?

そんな危険な宇宙ゴミによって、国際問題となるような事態が起こっています。

21世紀の現代。
宇宙開発を進めている国はアメリカやロシアだけではありません。

インドもまた”宇宙大国”を高らかに宣言し、全世界にアピールしています。

そんなインドがこのほど宇宙で行った行為が、
国際的な非難を巻き起こす事に。

それは、自国の人工衛星をミサイルで撃墜するという実験。

この人工衛星撃墜という実験の目的は、
「自国の軍事力は宇宙でも通用する。」といったモノであり、
目的どおり撃墜に成功したのですが、
その代償として、破壊された人工衛星の破片が宇宙ゴミとなり、
地球低軌道に撒き散らされる結果に。

情報では、インドによる宇宙ゴミは最低でも400個に及ぶらしく、
これらが、同じ地球低軌道を周回する国際宇宙ステーション(ISS)の脅威になる可能性があるとの事で、その脅威リスクは44%も増加したと推測されています。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

ただ、破壊されたインドの人工衛星の高度は、
ISSより低い高度のため、現時点ではそれほどの脅威はないとされています。

それでも、これから打ち上げられるロケットや、
他の人工衛星に被害が及ばないとも限りませんので、
危険性が増した事に違いはないようです。

今後必要となる宇宙ゴミ(スペースデブリ)問題対策

これからもっと活発になって来る宇宙開発。

それと同時に副産物の宇宙ゴミも次々と増加して、
人類の宇宙活動の妨げになって来る事は必至です。

しかし、今の段階では宇宙ゴミを回収したり排除する技術は確立されておらず、
事実上の放置状態にある事は否めません。

ですが、NASAや日本のJAXA等、
各国の宇宙機関は宇宙ゴミ問題を解決するための研究を行っており、
また宇宙活動でのルール決めを確立し、
デブリ増加を食い止める対策も考えられています。

例えば、人工衛星に取り付けた導電性のヒモ(テザー)に電流を流し、
電磁気力によって高速で移動するデブリにブレーキをかけ、
地球に落下させる除去システムや


「画像参照:デブリ除去システムの概念図(JAXA研究開発部門より)」

小型衛星(マイクロリムーバー)で、デブリを捕獲し除去する方法等。


「画像参照:マイクロリムーバーの想像図(JAXA研究開発部門より)」

宇宙空間に浮かぶ宇宙ゴミは、今後深刻な問題になって来ます。

この問題に関しては、民間のチカラを借りるという案もあり、
早くも宇宙ゴミ除去サービスに取り組んでいる企業もあるとか!?

いずれにせよ、これから更に身近になって来るであろう宇宙。
私たち一般人にとっても、宇宙の安全は重要になる可能性もあります。

それは、今は感覚的には遠い宇宙空間かも知れませんが、
もしかしたら、増え過ぎた宇宙ゴミが、
私たちの住む街にも降って来る危険が無いとも言えないのかも?

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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