天体ショーのカレンダーで毎年決まった時期に見られるのが流星群です。
そんな流星群の中でも、一年の最初で年始を飾る「しぶんぎ座流星群」が見頃を迎えます。
しぶんぎ座流星群は、毎年安定して多くの流星が流れる三大流星群としても有名で、天気等の観測条件さえ整えばかなりの確率で流星群を楽しむことが出来ます。

今回はこの「しぶんぎ座流星群」について、見頃の時期や観測する方角等を少し詳しくお話したいと思います。

三大流星群の1つ「しぶんぎ座流星群」

流星群の出現数は観測する年によってムラがあり、見頃になる流星群に期待して夜空を見上げても、なかなか流星を観測出来ない場合が多いのが現状ですが、三大流星群と呼ばれる「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」は、毎年ほぼ安定した出現数が期待でき天体ショーとしても見応えがあります。

「Image Credit:pixabay」
そんな三大流星群の中、1年で最初に見頃を迎えるのが「しぶんぎ座流星群」で、しかも新年早々に見ることが出来る事もあり、年の初めに流れ星に願い事をするにはうってつけの流星群かも知れません。
この「しぶんぎ座流星群」を見るために、真冬に夜空を見上げるのは少々大変かも知れませんが、幻想的な流れ星を眺められるのであれば寒さを我慢してでも見る価値があるかも知れません。
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「しぶんぎ座流星群」の出現率は?

安定した出現率を誇る三大流星群の1つ「しぶんぎ座流星群」ですが、過去には1時間あたり100個以上の流星が観測出来た年もありましたが、現在は1時間あたり20~50個程度だと言われており、おおよそですが、1~2分に1つ観測出来る程度ではないでしょうか?!

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「しぶんぎ座流星群」の観測時期

この流星群が見られる見頃となるのは、年明け早々の1月2日~4日にかけてで、特に1月3日の夜間から4日の明け方頃がピークで最も多く出現すると言われています。
また、街灯りなど人口の灯りが少なく空が開けている場所や、月明かりの無い日がベストなコンディションになりますので、観測場所選びはしっかりと見極める事が重要となります。

ちなみに、流星群がどこから流れて来るのか?についてですが、通常は流星群の名前の付いている星座方向を放射点にして流れ星が流れて来るのですが、今回の「しぶんぎ座」は以前は存在していたのですが、1922年にお国際天文学連合が88の星座を選定した際に外されてしまったため、現在では幻の星座としてその名前のみが残っている状態で、かつて「しぶんぎ座」があった領域は「りゅう座」と「うしかい座」の領域となっています。

「Image Credit:tenki.jp
流星が流れて来る方角は基本的には北東方向が放射点となっており、この方角を中心に観測すると良いのですが、実はそれは特に重要なことではなく流星は全天のどこからでも流れて来ます。そういった理由では、やはり少しでも広く空が開けている場所で観測するのがオススメです。

流星群の観測には月齢を重視!

前記しましたが、流星群の観測では月明かりがあるかないか?では観測条件がかなり違ってきます。
そのため、流星群を観測する場合は月齢をしっかり押さえてから観測に出掛けるようにしましょう。

「Image Credit:Yahoo!JAPN きっず」
●参考サイト:【月齢カレンダー】

今後の「しぶんぎ座流星群」観測予想

この記事を読んでいただき、是非「しぶんぎ座流星群」を見てみたい!と思っていただけたら幸いです。

せっかく出現率が高い流星群であったとしても、その日に月明かりで邪魔されたり、ピーク時間が昼間だったりしたらとても残念な結果になってしまうかも知れません。
そこで気になるのが、今後の「しぶんぎ座流星群」の観測条件はどうなのか?ではないでしょうか。
ここでは、2022年~2030年までの9年間の観測条件予想を調べましたので参考にしていただればと思います。

今後(2022~2030年)の観測条件(予想)」
※ この情報は流星電波観測国際プロジェクトの予測データを参考にさせていただいております。
観測年 極大日時 観測条件 補足説明
2022年 1月4日06時頃 月明かりがなく好条件で観測出来そう。ピーク時間は朝方ですが冬の6時頃はまだ暗いので大丈夫です。
2023年 1月4日12時頃 日中がピークのためあまり良くなさそう。ですがピーク前後の朝方や夕暮れ時にチャンスがあるかも。
2024年 1月4日18時頃 × ピーク時間に月明かりがありますが、月が雲に隠れた時にチャンスがあるかも知れません。
2025年 1月4日00時頃 月明かり無し。ピーク時間も問題なし。あとは天気だけです。
2026年 1月4日06時頃 この日は満月との事。ピーク時間も明け方なのであまり良い条件ではないかも。
2027年 1月4日12時頃 ピークは真昼間。だとしたら前後の明け方か夕暮れにチャンスがあるかもしないが月明かりがありそう。
2028年 1月4日18時頃 × ピーク時間が夕刻と眼視・電波ともに悪条件との事。
2029年 1月4日01時頃 満月ではなkが月明かりがありそう。ピーク時間帯に問題はなし。
2030年 1月4日07時頃 ピークが夜明け頃ですが、月明かりが無いので薄明時間帯がチャンス。
※ 観測条件:◎好条件 〇良い △普通 ×悪い。

「しぶんぎ座流星群」の補足知識

「しぶんぎ座流星群」の母天体候補となっているのが、マックホルツ彗星や1490年に出現した1490Y1という彗星だそうです。
ですが、他にも候補が挙がっているそうですが、中には彗星だったもののガスを出し尽した事で、現在は小惑星に分類されている小天体の名前も挙がっていますが、未だ確定はされていないようです。