天体観測をしてみたいけど、天体望遠鏡は高そうだし使い方も難しそう!?
などと、初心者の方などは天体望遠鏡に対し二の足を踏んでしまいがちなるかも知れませんが、でも大丈夫です!

天体望遠鏡など無くても双眼鏡があれば結構本格的な天体観測が出来たりします。
それは月のクレーター観測はもちろんの事。遠い銀河や星雲だって双眼鏡一つで見ることが出来るのです。

ここでは、天体観測をするために必要な双眼鏡の選び方や、観測出来る天体について少しレクチャーしてみたいと思います。

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天体望遠鏡がなくても双眼鏡で天体観測は可能

双眼鏡と言えば、スポーツ観戦やバードウォッチングなど、日中に遠くを見るアイテムとして利用するのが一般的ですが、双眼鏡には夜間でも使える多機能な光学機器でもあり、天体観測にもその多機能性は十分に発揮してくれるのです。
つまり、天体望遠鏡は持っていなくても双眼鏡があれば天体観測を楽しむことは十分可能で、それは自宅に常備している双眼鏡でも星空観測を楽しむことが出来るかも知れません。

「Image Credit:パブリックドメインQ」

天体観測向きの双眼鏡

天体観測は遠い星を見るワケですから、双眼鏡も遠くが見れる高倍率の方がイイ!というワケではありません。
何故なら、高倍率の双眼鏡だと遠い場所の対象物を見る場合、手振れが大きくなり、さらには像が暗くなって見づらくなってしまいます。

では、倍率的にはどれくらいが良いのでしょうか?
おすすめとしては7倍~10倍程度で、口径もあまり大きくない方が良いでしょう。
つまり、口径が大きいとその分重量も大きくなるので手振れの原因になります。
天体観測におすすめの双眼鏡口径は40~50mm
この双眼鏡のタイプを知った上で、ご自宅にある双眼鏡の倍率、口径を調べてみて下さい。
意外と天体観測向きの双眼鏡を持っていたりもします。

もし、そんな双眼鏡を持っていなかったとしても、リーズナブルな価格で購入できます。
「←画像のクリックで商品説明ページへ」

双眼鏡で天体観測を楽しむならメシエ天体がおすすめ!

双眼鏡を使って本格的な天体観測を楽しむならメシエ天体がおすすめです。

「Image Credit:国立天文台
メシエ天体とは、フランスの天文学者シャルル・メシエ(1730~1817年)が作成したメシエ天体カタログに掲載されている星雲や星団ことで、メシエの頭文字である「M」をとって、M1~M110まで全部で110個の星雲、星団、銀河の通し番号が割り当てられています。
●参考サイト:【メシエ天体カタログ】
ちなみに余談ですが、懐かしいウルトラマンの生まれ故郷であるM78星雲もメシエ天体を参考にしていると言われており、実在するメシエ天体でのM78星雲はオリオン座の散光星雲で、地球から1,600光年の距離にあります。

「Image Credit:ウルトラマンの故郷?M78星雲(国立天文台より)」
残念ながらM、双眼鏡で観測出来るメシエ天体は110個すべて見れるワケではありませんが、その多くは双眼鏡で観測出来ます。
その中でも、天体観測初心者の方におすすめのメシエ天体をいくつかご紹介したいと思います。
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双眼鏡で観測おすすめのメシエ天体その1「アンドロメダ銀河」

誰もがアンドロメダ銀河という名前は一度は聞いたことがあると思います。
それほど有名な天体であるアンドロメダ銀河のメシエ番号はM31。
地球からは約230万光年も離れた場所にあるのですが、その巨大さ故に視力の良い人なら肉眼でも見ることが出来る天体です。
この銀河の見つけ方についてはコチラを参照いただければ良いかと思いますが、双眼鏡で見ればその特徴的な円盤状のフォルムはハッキリと確認できます。

「Image Credit:双眼鏡で見たアンドロメダ銀河(イメージ)AstroArtsより」

双眼鏡で観測おすすめのメシエ天体その2「オリオン座大星雲」

メシエ番号M42のオリオン座大星雲の散光星雲。
冬の星座の代表格であるオリオン座を探す事が出来れば、オリオン座大星雲はすぐに見つけることが出来ます。
この星雲は、オリオン座の中心にある三ツ星のすぐ下にあり、肉眼でもぼんやりと見えますので、そこに双眼鏡を向けてみて下さい。

「Image Credit:Wikipedia」

双眼鏡で観測おすすめのメシエ天体その3「プレアデス星団」

私が個人的に一番おすすめするのがメシエ番号M45のプレアデス星団です。
プレアデス星団は古くから一般的にも知られ、別名を「昴(すばる)」と言えば聞いたことがあると思います。
冬の空にひと際輝く星の集団は、ちょっとした視力検査に使われたりもしており、いくつ昴の星が見えるか?で視力の判断材料にもなっていました。
ちなみに、視力が1.0以上ある人は5~8個程度の星々が見え、つまり、プレアデス星団はそれだけ良く見えるということで肉眼はもちろんの事、双眼鏡で覗くとより一層美しく見えます。

「画像参照:Wikipedia」
流石に双眼鏡では上図のようには見えませんが、それでもリアルで見るプレアデス星団は非常に美しく幻想的です。

双眼鏡で天体観測をするときの注意点

手軽に天体観測が出来るツール双眼鏡。
天体観測に向いた双眼鏡を用意することも大切ですが、そこはやはり遠い対象物を見るワケですから、手軽とは言っても手に持って星を覗いても手振れでなかなか観測が難しいところがあります。
そんな手振れを防止する上でも三脚を用意すると良いでしょう。
他、星図や星座早見盤を用意すること大切ですが、それをわざわざ購入しなくとも、スマホがあればお目当ての星探しに大いに役立ちます。
それが、スマホの無料アプリ「星座表」。
このアプリの使い方は、星空にスマホ画面をかざすだけ。
その位置にある星を教えてくれるという優れモノ。
スマホアプリ「星座表」のダウンロード先はコチラ↓↓。
参考サイト①:【星座表アプリ(Android版)】

参考サイト②:【星座表アプリ(iPhone版)】
このように、双眼鏡での天体観測は手軽にできますが、ただ、あまり過剰な期待をしないで下さい。
それは、天体写真で見るような姿を双眼鏡では期待できないという事です。

双眼鏡で覗く天体の大半はぼんやりと見えるのが普通。
それでも、よりハッキリと見たい場合は、街の灯りに邪魔をされない、天体観測がしやすい大気の状態が良い場所に行く事。
そうすればメシエ天体に限らず、様々な天体の姿を楽しむことが出来るでしょう。
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