最も近い地球型惑星プロキシマbに生命存在の可能性は皆無?

メディアでも大きく取り上げられ、話題となった惑星プロキシマb。

この惑星が話題となった理由は、太陽系に最も近い距離にある恒星系(約4光年先)で発見された、地球によく似た地球型惑星だという事。
しかし、地球型惑星といっても必ずしもそこに生命が存在するとは限りません。

では、何故そう言えるのか?
ここでは、期待の惑星プロキシマbの環境について述べてみたいと思います。



惑星プロキシマbとは?

惑星プロキシマbは、我々の太陽系から最も近い恒星系「アルファ・ケンタウリ」にある惑星です。

「アルファ・ケンタウリ」は、恒星(太陽)が3つある三重連星で、
惑星プロキシマbは、その3つの恒星の中でも、最も小さい赤色矮星「プロキシマ・ケンタウリ」に属する惑星で、
地球からの距離は約4.2光年。

天文学でのスケールからいうと、目と鼻の先にあるご近所と言っても良い距離です。

この惑星プロキシマbを発見した科学者たちによると、
プロキシマbは地球の約1.3倍の大きさで、ほぼ地球と変わらないサイズの岩石惑星。

そしてさらにこの星は、恒星と惑星の距離において、
生命生存が可能な距離関係にあるハビタブル・ゾーンに位置していて、
暑過ぎもなく、寒過ぎもない、温暖な気候が予想でき、
そこに水があれば、液体の状態で存在する可能性があるとの事。

「動画参照:YouTube (プライバシー ポリシー)

液体の水がある惑星~つまりそれは、地球以外で生命が存在する可能性もある星だとという事。
その星こそが惑星プロキシマbです。

惑星プロキシマbに生命が存在する可能性が低いという見解も?!

もしかしたら、将来人類が行けるかも知れないという近い距離に見つかった惑星プロキシマb。
そし、そこに生命がいれば、第二の地球として今後、人類の移住先になるかも知れません。

しかし、惑星プロキシマbが地球とよく似た環境と言う一方、
やはり、生命が生存出来るには厳しい過酷な環境なのでは?という考えもあります。

その理由は、惑星プロキシマbの太陽である「プロキシマ・ケンタウリ」との位置関係にあります。

「プロキシマ・ケンタウリ」は赤色矮星で、質量は我々の太陽の12%程度しかない小さな恒星です。
そのため、我々の太陽の表面温度が約6,0000度なのに対し、
プロキシマ・ケンタウリは半分の3,000度にも満たない温度だと考えられています。

ただ、最初に述べたように、惑星プロキシマbはハビタブルゾーンに位置する星。
恒星の表面温度が低い分、恒星と惑星の距離が近い位置がハビタブルゾーンになる。

実際、プロキシマ・ケンタウリ(太陽)と、惑星プロキシマbの距離は約700万キロしかありません。

我々の太陽と地球との距離が約1億5,000万キロだということを考えると、
その距離がいかに近いかといことがおわかりか?と思います。

つまり、この700万キロという距離が、位置関係だけではハビタブルゾーンであると言っても、
そこに生命が存在し得るのか?というと、かなり厳しくなるのでは?という考えがあるのです。

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恒星との距離が近いと、X線など恒星からの有害な放射線量も大きいという事。
また、距離が近いが故に、潮汐力の影響も大きく、
惑星プロキシマbは、自転と公転が同一周期になっている可能性があるという事。

つまり、同一周期だと、太陽に向かい常に同じ面を向けているという状況になり、
一方はずっと昼で、もう一方はずっと夜という事になります。

惑星プロキシマbが、水が液体でいられる温暖な環境である条件は、
地球のように自転で、昼と夜が交互に入れ替わる事が必要になります。

もし、それが同一周期なら、昼の面は灼熱地獄で、
夜の面は、極寒の環境となってしまい、とても生命など住める環境ではなくなってしまうでしょう。

さらに、恒星プロキシマ・ケンタウリからは、
ときどき表面爆発(太陽フレア)も観測されており、
わずか700万キロの距離にある惑星プロキシマbは、
もろにフレアの影響を受けている可能性もあります。

そうなると、この惑星に生命が存在する可能性は、極めて低いということになるのですが。
果たして、実際はどうなのでしょうか?

惑星プロキシマbの実態が明らかになるのはいつ?

否定的な考え方だと、惑星プロキシマbに生命が存在する可能性は低いかも知れません。

しかし、現段階では、まだこの惑星については何もわかっていません。

ただ、この惑星は地球から近いだけあって、
地球からの観測もしやすく、今後の観測結果で徐々に実態が明らかになっていくことでしょう。

生命生存可能なハビタブルゾーンにある惑星プロキシマb。
でも、そこは生命など生存できない、過酷な環境かも知れない。

過酷な環境。
それは、我々の地球環境をベースにした考え方だと過酷な環境かも知れませんが、
もしかしたら、地球の常識では考えられない、
まったく違う環境下でも、生命は育つかも知れません。

その可能性を持つか?持たないか?でも、
今後、惑星プロキシマbに、人類の興味の目は注がれていくことと思います。