宇宙の広さスケールをわかりやすい具体的モデルにまとめ

テレビのドキュメンタリー番組等で宇宙を「広大な宇宙」などといった表現をしたりしますが、でもこれってあまりも漠然とした表現に感じ、広大っていったいどれくらいなの？と疑問に思ったりもしませんか？
ですがそれは、漠然とした言い方しか出来ないほど宇宙は広大過ぎて、私たちの想像を遥かに超え、人類や地球がいかにちっぽけなモノに思えてしまうため表現がしようがないのかも知れません。、

今回は宇宙の広さ、スケールってどれくらいなのか？
地球の大きさを基準にして、具体的に宇宙の凄さを例えたカタチでまとめてみたいと思います。

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宇宙の広さを測る前に、まずは基準となる地球の大きさの概要を解説すると。
地球の赤道直径は約1万2,756キロメートルになります。
実は地球は完全な球形ではなく、北極から南極方向の直径は約1万2,714キロメートルと若干横方向にひしゃげた形になっており、これは地球の自転から来る遠心力によるものだと考えられています。

「Image Credit:Wikipedia」
また、地球は表面を固い地盤（地殻）で覆われている岩石型惑星に分類され、太陽系の岩石惑星の中では最も巨大の天体になります。

この記事でわかること

天体の大きさスケールを具体的に例えてみると
1. 木星の直径：139.822キロメートル
2. 太陽の直径：1,391,400キロメートル
宇宙の広さ～スケールを具体的に例えてみると
1光年を時速100キロのクルマで走ったらどれくらいかかる？
宇宙での距離感を具体的に例えるとどれくらいになる？

天体の大きさスケールを具体的に例えてみると

地球の直径約1万2,756キロメートルをグッと縮小して直径1センチにしてみると、他の天体はどれくいらいのスケールになるのでしょうか？

木星の直径：139.822キロメートル

太陽系最大の惑星である木星は、地球の約11倍の大きさほどもある巨大なガス惑星です。
縮小サイズの地球直径1センチに対し木星は、ソフトボールのボール位の大きさになるでしょうか？！

「Image Credit:Wikipedia」

太陽の直径：1,391,400キロメートル

太陽の大きさは地球や木星に比べると桁違いです。
太陽は大きさもそうですが、質量が太陽系全質量の99.86％を占めていおり、太陽系はそのほとんどが太陽で出来ているといっても過言ではありません。

「Image Creditplanet_compare」
太陽の大きさは地球の約109倍もあります。この大きさを直径1センチサイズの地球から例えると太陽はどれ位なのでしょうか？
ちょっと該当する比較の対象が思いつきませんが、とにかく太陽から見ると地球など豆粒以下の大きさにしか過ぎません。

そんな太陽系では絶大な存在の太陽も、宇宙全体から見るとかなり小型の恒星になってしまいます。
その大きさを比較した動画がありますので参考までに。

宇宙の広さ～スケールを具体的に例えてみると

宇宙はとてつもなく広大で、とても私たちが想像できるような範囲では収まりません。
そんな広過ぎる宇宙を私たちが距離を表すとき、光が1年で進む距離「光年」で表します。
1光年を私たちが普段使用するキロメートルに直すと約9.5兆キロメートルになります。
ですが、1光年を9.5兆キロメートルと言われても普通の人だとピンと来ないのではないでしょうか。
そこで、光の速さを説明する意味で少し具体的に例えてみたいと思います。

1光年を時速100キロのクルマで走ったらどれくらいかかる？

光は1秒間に約30万キロメートル進みます。それをもっと具体的に説明すると小学校の理科の時間にも習ったと思いますが、「光は1秒間で地球を7周半周る」といった具合に解説すると、光がとてつもない速さであることは理解できるのではないでしょうか。

「Image Credit：早稲田大学基幹理工学部・研究科より」
そんな光が進む距離を天文単位で光年と表現しますが、1光年を仮に時速100キロで進むクルマを使って、ノンストップで走ったらいったいどれくらいの年月がかかるのか？
これを単純計算をすると、
光が1日に進む距離は30万キロ/秒 × 1時間・3,600秒 × 24時間 = 259億2,000万キロに対し、クルマだと時速100キロ × 24時間 = 2,400キロになります。
そしてこれを1年に換算すると、259億2,000万キロ ×365日 ÷ 2,400キロ = 1,080万年。
つまり、クルマで1光年を走ると1千万年以上かかる計算になるのです。
ちなみに、太陽系の隣の恒星系・アルファ・ケンタウリまで行こうとすると光の速度なら4年半かかりますが、クルマで行く場合は約5,000万年もかかるという事です。
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宇宙での距離感を具体的に例えるとどれくらいになる？

宇宙での具体的距離感についてあるネット情報に載っていましたので、そこから引用をして例えてみるとします。

例えば、地球の直径を1センチとしたら、宇宙はどれくらい広いのか？

地球から月までの距離：約30センチ
地球から太陽までの距離：約120メートル
地球から冥王星までの距離：約4,200メートル
アルファ・ケンタウリまでの距離：約32キロメートル
天の川銀河中心までの距離：約2億キロメートル

これは、おおまかな距離感を例えたモノですが、地球を1センチにスケールダウンしてもこれほどの距離感があるのは驚きです。
これだけの距離をSF映画ではひとっ飛びで移動しますが、実際にはとても無理な距離～あり得ないということが良くわかります。

最後に。
宇宙系YouTuberとして有名なチャンネル「宇宙ヤバイch」でも、宇宙の広さについて解説している動画があります。
こちらは動画で解説していますのでもっと参考になると思います。