人類滅亡シナリオをホーキング博士が予言?回避方法は移住か
天才的な車椅子の物理学者として有名な、理論物理学者・スティーヴン・ホーキング博士(イギリス)
彼が発信する数々の提唱や警告は、話題を呼び物議も醸し出していますが、今回また不吉な予言?警告をし、話題になっています。
それはズバリ!「人類滅亡のシナリオ」。
博士曰く、「有効な対策、回避方法は(移住可能な星を見つけない)をしないと、人類は1000年以内に滅びる」というもの。
いったいどういうことなのでしょうか?
目次
ホーキング博士ってどんな人?
ホーキング博士は、1942年イギリス出身の物理学者です。彼は、ブラックホールに関連する理論等を発表し、アインシュタインの再来とも言われ、彼の理論は人類の宇宙物理学に大きな功績を残しています。
「画像参照:Telegraph」
さらに彼を有名にしたのは、彼の数奇な運命。
参考動画:【映画~「博士と彼女のセオリー」】
学生の頃に病魔に襲われ、筋萎縮性側索硬化症(通称:ALS)を発症し、余命2年と宣告されたのですが、強靭な生命力と努力、周囲の支えで、発症して50年以上経過しても健在されています。
しかし、病気の進行を止めることは出来ず、現在は車椅子生活で、声帯など含めた全身の筋肉も衰え、意思伝達はコンピュータプログラムによる合成音声で行っています。
参考動画:【ホーキング博士のインタビュー】
ホーキング博士が警告した人類滅亡のシナリオとは?
ホーキング博士は、人類の未来を憂いでおり、特に今後、人類は宇宙進出を積極的に行うべき。と提唱しています。
そんな中で、突拍子もない?発言をしており、
「私たちの壊れやすい惑星から脱出しないことには、さらに1,000年生存できるとは思えません。」と警告しており、つまり、人類は1,000年以内に第二の地球を見つけ、そこに移住しなければならいということなのか?とも取れます。
ホーキング博士の警告その1~「人為的地球環境破壊」
ホーキング博士は、発達した文明と爆発的に増加した人口に危機感を感じ、「地球温暖化、地球滅亡に導く恐れがある核兵器の所持、さらには人為的に遺伝子操作されたウィルスによって、将来の人類は絶滅の脅威に晒され、これらが招く人為的災害は、ほぼ確実に起きる。」と警鐘を鳴らしています。「画像参照:Wikipedia」
ホーキング博士の警告その2~「AIに支配される脅威」
現在も開発が進む人工知能(AI)。開発が進むに連れ、いづれはAIが人類の知能を追い越し、人間社会を崩壊に導く危険性がある。
使い方次第では、人類の発展に大きく貢献してくれるだろうAIですが、もしAIが意識を持ち、人間を敵対視するような事態が起きたら、取返しのつかない事になるかも知れないという事。
つまり、SF映画「ターミネーター」のような事態が、実際に起こり得るということなのでしょうか?
「画像参照:映画『ターミネーター』より」
ホーキング博士の警告その3~「エイリアンの襲撃に警鐘」
広大な宇宙には、人類の科学文明を遥かに凌駕する、高度な文明を持つ異星人が存在する可能性があり、このような異星人が、宇宙を遊牧民のように徘徊し、もし地球に襲来した場合、かつてのコロンブスのアメリカ大陸上陸のように、原住民である人類に危害を及ぼす可能性も示唆。「画像参照:映画『インデペンデンス・デイ』より」
人類は1000年以内に他の星に移住出来るのか?
エイリアン襲来など、ホーキング博士の警告は、かなり突拍子もないように聞こえますが、メディアも彼の発言を大々的に報じ、物議を醸しています。しかし、人類は1000年以内に地球を脱出し、他の星に移住出来るのでしょうか?
現時点では、人類が他の星に移住するなどとても無理な話ですが、もしかしたら、1000年以内に恒星間航行が可能になる時代がやって来るかも知れません。
ただ、遠い将来人類が広い宇宙空間を自由に移動できるようになったとしても、移住出来るような地球に似た星を見つけ出すのは至難の業でしょう。
人類が、地球にいた時と同じように、不自由なく暮らせる星は、少なくとも大気組成や重力が地球に酷似していないと行けないでしょうし、もしそのような星があったとしても、そこには未知の先住生物がいることも考えられます。そんな星で人類は、先住生物と共存できるのか?様々な問題も出て来るのではないでしょうか?
個人的な意見ですが、世界的に著名な科学者であるホーキング博士の発言は、少々無理があり、ブっ飛んでいるような気がします。
ホーキング博士らが取り組む恒星間航行計画
ホーキング博士は、ただ未来に危険を警告しているだけではなく、人類の将来を考え行動を起こしています。それは、将来人類が恒星間航行するための実験を行うという事。
ホーキング博士はロシアの富豪と共同で、100億円規模のプロジェクトを立ち上げ、光速の20%という相対速度で移動する超小型宇宙船の開発すると言います。
プロジェクトの名前は「ブレークスルー・スターショット」。
ちなみに、このプロジェクトが実現すれば、太陽系から最も近い恒星系のアルファ・ケンタウリ(約4.5光年の距離)まで、約20年で到達することが出来ると言います。
なお、アルファ・ケンタウリ星系には、地球によく似た惑星・プロキシマbが発見されています。
となると、ホーキング博士が目指すのは惑星・プロキシマbなのでしょうか?
このプロジェクトには、まだまだ難題も多く、実現までかなりの時間を要するようですが、実現すれば、人類の宇宙開発に大きな進展をもたらしてくれることが、期待できるのではないでしょうか?
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あくまで何の根拠もない個人的な意見ですが…
この50年の間に何度人類滅亡の危機があったか。それを考えたら人類滅亡とまでは行かなくとも、文明が停滞するほどの大事件が50年先まで起こらないとはとても考えにくいです。
救いがあるとすれば、地球環境の悪化にしろAIの反逆にしろ、それらのリスクに予め気付くことが出来ていることですが。
しかし警告その3に関しては、太陽系外に植民地星を作ったら逆に異星人に発見されるリスクが高まるのではないかと思いますが。
ホーキング博士の地球人の将来はナルホドと思いました。また地球人を凌駕する文明を持つ知的生命体が仮に居るとすれば、彼らと遭遇するリスクもナルホドと納得。それを考えたり出来るのも、今の私たちはむしろ未だ幸せ?